ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/28 巨 7-0 DeNA → 今季6人目の初勝利に3戦連発の若大将でカード勝ち越し!

DeNA 4勝1敗0分 横浜スタジアム

勝利投手:山崎伊 4試合 1勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:東 4試合 0勝 3敗 0S

・投手リレー
巨人:山崎伊→デラロサ→平内→大勢 捕手:岸田
DeNA:東→宮國→三上→池谷→平田 捕手:戸柱

本塁打
巨人:岡本和9号(一回2ラン)、丸7号(四回ソロ)
DeNA

TBSチャンネル2 にて観戦 解説:槙原寛己 実況:熊崎風斗
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202204281index.html)
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中継ぎを経ての山崎伊の先発。東とのマッチメイクは荷が重いかなと思っていたのですが、本人にとっては誰が相手かは関係なかったですね
自分の持ち味を存分に引き出して、その結果がどうなろうが、それはそれでイイとでも言い聞かせているかのようなピッチングに見えました。


左右をうまく使っていたし、何より低めを徹底的に意識して、ボール球も低くなるというピッチングだったので、DeNA打線も上に上げるのに苦労してました。18個のアウトのうち、内野ゴロが10個ですから、それこそ持ち味を存分に出したということですし、6イニング95球と球数も理想的、四死球が1個だけというのも素晴らしい。勝利投手の権利を得られる5回に意識したようにも見えましたが、2アウトからのピンチだったし打線も下位だということでしっかり抑えました。
5回で降板でも良かったのですが、6回まで投げさせたのも桑田コーチのナイス判断だったと思います。


術後の身体ですから、ここからさらに力強さは増してゆくでしょう。首脳陣も堀田共々今季のブレイクは考えていないでしょうから、「1軍で戦う事とは」というのを感じてもらうためのシーズンの中で、結果も伴えばさらにOKということで、改めて最高のスタートを切った形になりました。


良い投手はバッティングもイイと菅野、赤星の時にも書きましたが、山崎伊もまたバッティングもいいですね、こういうのは持って生まれたセンスと日々の練習をどれだけ真面目に考えてやっているかという事だと思いますし、恐らく桑田コーチも投手陣に助言をしているはずなので、投手とはいえバッティング練習、バント練習を普段どれだけやっているかが出ているかという結果でもあります。


「最終打席に最高の結果を残し、ホームラン、打点とも2位以下を少し引き離したわけですから、今日以降のバッティングにも繋がってゆくでしょう」って前の試合に岡本のホームランに触れたのですが、まさに言葉通り第1打席で2ランホームラン、これで3戦連続、2打席連続のホームランで、ひょっとすると4月中に2ケタに乗せるのではないか?という期待が高まりますし、ゲーム展開的にも山崎伊を援護する最高の先制弾となりました。
惜しむらくは、その後が続かなかったことですが、当たりは悪くなかったですし、本人も今季は打率もしっかり意識すると言っていたので、ちゃんと考えて打席に立ってくれることでしょう。これがシーズン終盤だと打率はもう諦めるしかないってことになりますが、まだまだ固め打ちすれば一気に跳ね上がる序盤なので、1打席1打席、無駄にしないで大切に向かってくれれば可能性は十分にありますから、長打だけでなく軽打も見せられるように頑張って欲しいなと思います。


ファームで中田がホームランを打ちましたが、皮肉というかなんというか、中田が抹消されてから下位打線が元気になりました・・・今日は丸とナカジがマルチ、岸田もタイムリーを含む2出塁と6番以降が元気です
特に丸はヒッチが大きくなったと前回言いましたが、大きさは変わらないもののタイミングが心なしか早くなり、その分、ボールを呼び込む間が出来ているように見えました。強引なバッティングでは無かったですし、間が取れている分、ボールが見やすくて四球もまた増えそうな気がしています。2、3、4打席はすべてセンター方向と意識もそちらに向いているので、ちょっと一瞬落ち込みましたが、ここからまたあげてきそうな予感。そうなれば、丸とウォーカーの打順は入れ替えてもいいですし、岡本の援護という点でまた選択肢が増えそうで、今日以降が楽しみです。


坂本、ポランコにタイムリーが出たのもイイですね、ちょっと元気がなくなりかけていたところで1本とはいえ点に絡んだことは本人たちにとって気持ちを楽にさせるでしょうし、これでリセット出来るでしょう。


岸田もリード、攻撃ともに貢献し、今日も山瀬は親子で結果も残しましたが、出番を作らせず最後までマスクをかぶりました。彼が元気だとベンチが明るくなるので、このままがんばって欲しいですし、小林を発奮させ、大城を焦らせ、チーム内競争を激化させるためにも、さらに存在感を出してもらいたいです。


さて、そのファームですが、中田のホームランだけでなく、中山にも出ましたね、ウィーラーだけが状態が上がってないように見えますが、まぁこれからでしょう。ファームで呼ばれるのを手ぐすね引いている選手が多いことは1軍の半レギュラー選手にとって大きなプレッシャーになりますから、もっともっとアピールしてもらいたいです。


そしてこの日のファームの試合でもっとも話題になったのが最後に投げた菊池
これまたエゲつないボールを投げてました、今季は育成から支配下への選手が多く、枠も段々少なくなっていますが、この後の内容次第では支配下即1軍で見たくなるようなピッチング。
パワーピッチャーが少ないと愚痴をこぼしていた去年までとはうって変わり、硬軟バリエーションの多い投手陣容となってきたのは頼もしい限りです。


さて、ビジター2カードを共に勝ち越しで終了して、東京ドームに戻ってきます。
湿りがちだった打線も上向きになってきたところで、3連勝と鼻息が荒くなりつつある阪神との戦い。
寝た子が起きてしまったようなので、正直手強いですが、甲子園での借りは返したい、菅野、シューメーカー、赤星はゲームを作ってくれるでしょうが、やはり阪神投手陣は手ごわいので、点が取れるかどうかが心配です。
特に初戦の青柳は正直、余り対戦したくないところなので、何とか主導権を握って1イニングでも早く降板させられるような戦い方をして欲しいですね。


これでホーム&アウェーでの一回りが終了(DeNAとは沖縄でしたけど)、第1クールが終了したというところで、両リーグ最速の20勝目を手に入れて単独首位ですから、開幕前の不安を考えれば出来すぎ以上の結果です。
それは、この試合で調整登板として投げ、159km/hを記録した大勢を始めとし、6人のプロ初勝利を手にした若武者たちの活躍によるところが大きいわけですが、だからこそ、昨年の後半のような中5、マシンガン継投をしなくて済むようにコンディションの管理が非常に重要になってきます。
そんなことは監督をはじめ首脳陣たちもわかり切っていることでしょう、まぁ高橋優が控え、山口俊、桜井、ビエイラがいない状態で好調で、何かあれば彼らがすぐにフォローできる体制を着々と作っているし、まだ1軍で投げさせたい若武者も順番待ちしているような状況ですから、有事への対策もしっかり行われているので心配はしてませんけど。


デラロサが戻ってきて、まずまずの結果を出したことも大きいので、またこれでブルペンの厚みは増しましたね。

 

管理人:みんぐ
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