ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/29 巨 2-3 阪神 → 菊地投手まさかの初登板、岡本4試合連続ホームラン!

阪神 4勝3敗0分 東京ドーム

勝利投手:青 柳 3試合 3勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:菅 野 6試合 3勝 3敗 0S

・投手リレー
巨人:菅野→菊地→高梨→畠→鍬原→平内 捕手:大城→小林
阪神:青柳 捕手:梅野

本塁打
巨人:岡本和10号(九回ソロ)
阪神:佐藤輝7号(三回2ラン)、大山4号(八回ソロ)

日テレG+ にて観戦 解説:村田真一 実況:町田浩徳
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202204291index.html)
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普通に考えれば、菅野が0点でゲームを進めるのは考えにくく、防御率0点台の青柳相手に先に点を取られたらゲームが重くなるのはわかり切っていたこと。
勝つためには1点でいいからリードしたまま継投に持ち込むか、最悪でも同点のまま終盤に入り、攻撃のために青柳を降板させるしかない。


贅沢言えば、一番良いのは青柳を完全攻略することだけど・・・


結果的には先に2点を先制され、先発が早期降板、中継ぎ以降は踏ん張るものの、青柳をなかなか攻略できずに最後まで投げさせてしまうという厳しい戦いになりました。数字だけを見れば接戦、5安打 vs 6安打と投手戦のような形に見えますが、内容を見てゆけば、もっと点が入ってもおかしくなく、ひょっとすると荒れた展開になっていたかもしれない要素も含んだゲームでした。

(好プレーとミスが入り混じった感じ)


それにしても、このゲームはタラレバのオンパレードで


2回のノーアウト満塁を無失点で凌いでなければいきなりゲームセットの可能性もあったし、青柳にヒットを打たれてなければサトテルはソロだったのでわからなかったですし、近本の2度のファインプレーがなかったら・・・、大山のファインプレーが無かったら・・・ホントだったらゲッツー3度増えてて、もっと厳しかった~、3連続四死球で満塁とか意味わからんとか、青柳と相性は悪くなかった坂本がなんで控え?


ほか、数え上げればきりがないほど???な場面の多いゲームでした


まぁ、一番は青柳にヒットを許して、2アウトまでいっておきながら、なんで佐藤と勝負?の場面でしょうか?
大城はインコースのボール球を要求してましたが、それがストライクに入ってしまい、バルコニー席まで届くほどのフルスイングをされてしまいましたね、ファールにしなかった佐藤も素晴らしかったですが、佐藤と大山の二人で1アウトをってことと、この日の菅野の調子を見ていれば、もう少し攻めようもあったのではないかと、後悔が走ります。
結果的に相手に取られた3点はいずれもホームランでしたから、あそこが2ランではなくソロであったなら、以降の青柳のピッチングも変わってきたかも?と思うと残念です。


その菅野ですが、右ひじの違和感で早期降板、そして抹消になりました。
この日はストレートの球速は140km/hそこそこでしたから、明らかに初回からおかしい、長いイニングを考えてスタートは力を抜いていると最初は思いましたが、それにしては制球も悪いし、表情もイラついている場面が多く、普通では無かった。
桑田コーチが早々に気づいて菅野と会話し、大事を取って判断したとのことですが、もし菅野本人がゲーム前から、もしくはそれ以前から違和感を感じていたのであれば、エースとして、柱としてもっと早く言う勇気を持てなかったか?って思ってしまいます。
(だからといって誰かに代役を立てたとして、勝てたかは話は別ですけど)


開幕前は200イニングに拘っていた菅野ですが、ここで抹消。復帰までどれだけかかるかわかりませんが、こうなると戻ってきても200イニングはもとより、完投などを前提のピッチングは出来ないでしょうから、目標を切り替えて欲しいですね。


幸いにも先発候補は手ぐすね引いている選手もいますし、焦って中途半端な状態で復帰するのではなく、何の不安もない状態まで回復し、その上でニュー菅野も模索しながら、万全の状態で復帰して欲しいなと思います。


前回の記事でエゲつない球を投げていたと書いた菊地。一夜明けて支配下登録、しかも即1軍合流、そこからの緊急登板・・・と本人にとっては目まぐるしい一日になったと思いますが、お披露目が東京ドームで2イニング無失点ですから、鮮烈なデビューを飾りました
菅野降板で球場がどよめている中で素晴らしい球を投げていたわけで、5回のチャンスに吉川の打球がフェンス直撃、もしくはもうひと伸びしてスタンドに入っていれば、「まさかの初勝利」を劇的な形で手に入れるチャンスもあっただけに、流れは一気に変わっていたかもしれません。


019の背番号で東京ドームで投げるのは、これで最初で最後でしょうから、ある意味で貴重であり、録画した試合データは消せないなぁ~って思いました(笑)


意向は高梨、畠の四球は「おぃおぃ~!!!!」でしたけど、まぁ無失点だったのでギリセーフ、鍬原が大山に一発を浴び、結果的にはそれが決勝弾なので悔いも残りますが、この球場でのソロは想定内なので、ある程度は仕方ないかなと・・・菊地以降は6イニングで失点1ですから、踏ん張ったと思います。

 

攻撃面では青柳対策という事で、左をズラ~っと並べた打線を組みました。数字上でも左と右で被打率が全然違う青柳ですから、意図はわからなくは無いですが、坂本に関して言えば、決して相性が悪いわけではなかったので、そこだけは???でしたし、坂本、ポランコ、ウォーカーを休ませる意図も同時に含んでいたのであれば、僅差だったので仕方ないとはいえ、出すぞ出すぞと見せかけて、出さないという手もあったのではないかなと。
(直生の練習風景を見ていると、ポランコがフリーに出なかったりと、練習メニュー自体がいつもと違っていたし)


(出さないで負けたら、それはそれで何で出さない?って言われるんでしょうけどね)


青柳対策で組み替えた打線は、ある意味では機能したと言えるし、別の視点では残念だったとも言える。
中でも、岡本へ良い形で繋いで欲しかった3番の丸、こういうところでアピールしないでどうすんだ!って喝を入れたくなる香月と松原は、もう少し勝負強さを見せて欲しかった。
(香月はいい当たりもあったのでまだ良かったけど、松原は・・・全然アウト)
このメンバーであれば、足も使いたい放題だったので(立岡も足で稼いだセーフティありましたし)、岡本、香月、大城以外が四球でいいから塁に出て、走りまくって青柳のリズムを崩す、そんな展開に持ち込まなければ攻略できませんでした。


その青柳ですが、今回初の試みの「自由視点映像」でバッター目線での球道を見ましたが、「あぁ~なんて打ちにくいんだ」って素人でもわかるくらい良いピッチングでした。
一球一球投げるタイミングを変えてますし、徹底して低め、左右を投げ分けますし、かと思えば高めに力のあるライジングボールを投げてくる。
剛速球を投げるわけでは無いですが、バッターは低めのボールを力強い打球で内野の間を抜こうと考えていたでしょうから、どうしても踏み込み、見切りが早くなり、計算通りの内野ゴロを連発することになってしまいました。


たまに投げる高めのストレートがバッターには邪魔だったでしょうね、、、、ただ、1、2打席で捉えられないのは仕方ないにしても、サイドスローからの独特のシュート回転しながら落ちてくる球筋は、3打席目くらいには落ち具合を把握して、ゴロではなく救い上げるくらいのアジャストは見せて欲しかったかな?

 

まぁ、この先何度もやり合うでしょうし、次はまた新たな攻略法を考えて、やり返してもらいたいなと思います。


最後もビシっと締められたら後味の悪いゲームになっていたでしょうが、そこは岡本が意地を見せてくれました。両リーグ最速となる4月での10号ホームラン。
見ている側としては、「せめてランナーがいたら~」なんて、これもまたタラレバを言いたくなりますが、ランナーがいれば配球も変わっていたでしょうから、そこは言ってもしょうがありません。
(岡本には4回のチャンスで、まずは存在感を見せて欲しかった愚痴もありますけど)

 

ホームに戻ってきての初戦を落としたのは痛いですが、菅野、青柳のマッチメークでは、ちょっと分が悪いのは戦前から覚悟していましたし、トータルの順位として何かが変わるわけでは無いので、まだダメージは無いですが、対戦成績も4勝3敗まで来たので、残り二つは何とか勝って甲子園での借りは返したい


シューメーカーは前回初勝利を手にし、昇り調子になっているはずなので、その調子をそのままぶつけて欲しいですし、ウィルカーソンは前回攻略し損ねているので、何としても打ち崩して欲しいですね。

 

 


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

 

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