ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/18 巨人 1-3 DeNA → 色々噛み合わない敗戦だったな…ほんの僅かな差だった

DeNA 8勝11敗1分 東京ドーム

勝利投手:大 貫 22試合 11勝 7敗 0S
セーブ :山 崎 51試合 0勝 2敗 34S
敗戦投手:山崎伊 18試合 5勝 5敗 0S

・投手リレー
巨人:山崎伊→クロール→今村→デラロサ→平内→畠 捕手:大城
DeNA:大貫→エスコバー→伊勢→山崎 捕手:嶺井

本塁打
巨人:岡本和28号(六回ソロ)
DeNA

日テレG+にて観戦 解説:中畑清荒木大輔 実況:蛯原哲
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202209181index.html)
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互いに長い連戦が始まった中での対戦で、巨人は3連勝中、DeNAは3連敗中という状態でスタートしたわけで、こちらとしては一発逆転を狙うには大型連勝がどうしても必要だったから、本拠地で迎え撃ってサクっと勝たなければいけなかったと思う。


現時点で、そして今シーズンの対戦成績でも格上の相手と言っていいDeNAと戦うわけだから、緊張感もあったし、連勝という空気の中での高揚感もあったはずなんだが・・・


交流戦明け以降、DeNAの躍進を支えたのは厚みのある攻撃陣と被失策数リーグ1位の堅い守備、さらにエスコバー、伊勢、山崎という確固たる勝ちパの存在。
互いに大型連戦中ということもあり、ブルペンのやりくりに頭を悩ませる状況の中、勝つために必要なのは、相手の勝ちパを出させないこと・・・に尽きる。
まぁ、それは相手の考えも同じこと


結局は、6回までに先に点を取り、勝ちパを封印した上で、そこから追加点を取って優位に進めるかってことで、今回だけではなく、常にそれは意識しなければいけないことなんだけど、大型連戦が続く同士の戦いになれば、継投も含めて細かな思惑が行ったり来たりするので、その辺の決断や判断がとても重要になってくる。


タラレバだらけになる、というより、よくある ONE PIECE の考察みたいな話になってくるけれど


まだ試合数も残っていて、この先、連戦が続くという状況じゃなければ、序盤から膠着した状況の中で、5回表に森にいきなり四球を出し、大貫の送りバントを決められたところで、山崎伊をサクっと交代させていた可能性もあったし、そこを乗り越えたところで5回を投げ切ったという成果を持たせて代えていたかもしれない
少なくても他の若手に対しては、もう少し引っ張っても・・・と思う場面で代えていたことを考えても、個人的にも山崎を引っ張っていたなと。

それはブルペンを温存したい、山崎には成長して欲しい、信頼しつつあるという意図があったことでしょう。


そこまで、ピンチを作りながらも耐えていたことや、5勝をゲットした投手という信頼感も芽生えていたことも理由の一つではあるでしょうが、6回にクリーンアップを迎え、3回り目になるということを考えれば、思い切った決断だったと思います。


結果的には、佐野、牧、宮崎と甘いところに投げてしまい、痛打を浴びるわけで失敗だったということになってしまうのですが、ここを乗り越えてこそ来季に繋がるという判断もあったでしょう。
岡本の1発という結果論があったので、嶺井のピッチャーゴロを処理しそこなったことが敗戦の決定打になってしまったのは残念でした。その前には軽快な捕球でサードで刺す場面も見せるくらい、フィールディングには定評のある選手だから、つい焦ってしまったのかもしれないけれど、あそこをしっかり処理していれば、最少失点で凌げた可能性もあり、その後の流れも変わったかもしれません。


一方で、その後を受け、ノーアウト満塁という大ピンチを無失点で凌いだクロールはお見事というほかありません
流れ的には、さらに1点くらい取られてもしょうがないという場面でしたが、0で抑えたことが岡本の1発に繋がってゲームをわからなくさせてくれました。


逆にDeNAとしては、あそこでゲームを決定づけなければいけないという状況で、3回にヒットを打っているし、期待をかけているという意味もあって森をそのまま打席に立たせました。ここが勝負だと決断するなら、大田や神里、大和、オースティンらもいたわけで、このイニングで2点しか取れなかったのは三浦監督にとっては誤算だったかもしれません。


巨人的には岡本の一発で1点差にし、相手の勝ちパではあるけれど、岡本が8回に2ベースを打ったところで代走の湯浅を投入しました。仮に延長になったとした場合、岡本を欠くことになることを思えば、このイニングは最低でも同点、もし9番まで繋がるなら代走、代打攻勢で一気に流れを変えようという意図があったと思いますが、ポランコ、ウォーカーが倒れて無失点。
ここで点が取れなかったことが響いてしまいました。


打線全体で言えば、ここまで勝利を導いてきた中田が嶺井の配球に翻弄されるような形で、4打数ノーヒット、3三振のオマケつきで完璧に封じられたのは大きかったですし、2回のようにポランコ、大城が出ても投手に繋がってしまうというめぐりの悪さ、2アウトながら満塁という場面で4回だからと(バッティングは悪くない)山崎伊をそのまま打席に立たせて三振という結果に終わってしまう。


とにかく塁に出ないことには始まらないという吉川も出ることが出来なかったなど、チャンスは作りながらも、それを生かすことが出来ない打線のチグハグさは監督の「繋がらなかった」というコメントに表れています。


個人的にココが!という点をあげるなら、4回の満塁の場面での山崎伊の初球でした
四球で満塁の後だから、初球を狙うのは鉄則、ストレートに的を絞って1、2の3で振りに行くのは決して間違いではないのですが、あれをストライクからボールへの低めのスプリットを完璧に投げられてしまった。
経験の浅い山崎伊はストレートでタイミングを取るしかないわけで、それだけを狙っていたような感じでしたが、それをあざ笑うかのように大貫、嶺井のバッテリーはスプリットを連投。それがまた、いいところに決まってしまう…
もし、初球のスプリットを見逃せてボール先行になっていたら、次はストレートでストライクを取りに来た可能性も高かったので、結果は違ったものになったかもしれないと思うと、打ちに行ったのは間違いではないけれど、あの一球が結果を大きく左右したということで、先に点をとって有利に進められていたかもしれないゲームを、苦しくしてしまったかなと・・・


8回の平内の球が走っていたし、9回もあっさり2アウトまで来たから、桑原のヒットで代えなかったのは理解できるけど、逆に楠本には最悪歩かせてもイイくらいのギリギリをついて、佐野に回ったなら投手を代えるくらいの計算があっても良かったように思うが、ちょっと勝負を焦って素直に行き過ぎたかなぁ~と、後悔も残る。
まぁ、この回の1失点が無くても、DeNA山崎の状態を考えれば、連打で点を取るのは難しかったなと思うけど、1点差ならどこからでも一発があるという打線のプレッシャーで、もう少し山崎に気持ちよく投げさせることなく戦えたのではなかっただろうか。


ま、タラレバを言えばキリが無いし、その時の監督、コーチ、選手の気持ちは想像でしかないけれど、ここだ!って割り切った時の原監督の勝負勘がハマった時は気持ち良いくらいズバズバくるので(ハズれた時は批判の的になるけど(笑))、昨日はそこがズレてしまった敗戦だったなと思います。


幸いにも阪神が負けたことで、カープと同率首位、もし巨人が今日勝てればゲーム差なしで並ぶので、状況としては面白くなったとも言えますが、見てる方はヤキモキだし、やってる方はしんどいと思います。
報道では優勝が無くなったと言われますが、ファンははなから優勝の望みは頭にありませんし、戸郷もヒーローインタビューで「CS行けるように」って言ってますから、ベンチの中は優勝確率ゼロになったことは、あまり気にはしていないでしょう。


連戦はまだ続きます、泣いても笑っても東京ドームでのペナントはあと2試合


借金返済しての3位というのは、まだあきらめていませんので、今日も全力で応援するのみですね。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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