ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

3/18 巨人 4-0 西武 → 脇谷の元気そうな姿を見てうれしくなった

巨人 4-0 西武

勝利投手:笠 原 4試合 2勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:牧 田 3試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:大竹→笠原→マシソン→山口→青木→香月 捕手:小林

西武:牧田→武隈→西口→ボウデン→高橋 捕手:炭谷

本塁打

巨人:

西武:

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西武ドームで行われた埼玉西武ライオンズとのオープン戦1回戦。この試合で6人の投手を使った巨人。各々が西武打線に付け入る隙を与えず被安打は5本、無失点の好投を見せた。また、打線は四回に井端、ロペスのタイムリーヒットで先制。七回にも井端の二塁打を基点に2点を加える。攻守がかみ合った巨人がオープン戦2試合ぶりの勝利を挙げた

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今シーズンの巨人の補強の中で、井端とガッツ、片岡と脇谷は見ようによっては交換トレードのような形になっている。敵味方に分かれたとはいえ、先日のガッツの対日ハム戦でのオープン戦2号ホームランは巨人ファンからしても嬉しいプレーだったし、今日の脇谷のプレーも楽しみにして見ていた

とはいえ、巨人としてはソフトバンクに連敗した後だけに、オープン戦とはいえ負ける姿は見たくない。チームとしては勝ちつつ、脇谷が頑張っている姿が見たい・・・

いやぁそんなゲームだった

西武から来た片岡も古巣相手に無様なプレーは見せたくないだろうが、1打席目に球友 牧田から挨拶代りのヒットを放ち、元気でやっている姿を西武ベンチと西武ファンに見せる事が出来た。

セ・リーグでは牧田のようなタイプの投手はいないので、打てなかったからと言ってリーグの成績には直結しないんで、打てなくても文句は言わないよ・・・と思いながら見ていたんだが、

4回にしっかりと3連打+1で攻略できたのはナイス

そんな中、守備で指を負傷した村田・・・・・大丈夫か?

ただ、負傷した村田には申し訳ないが、ケガの功名で井端が代わってサードで起用された。内野はどこでも守れると思っていたけれど、危なげない守備を披露して、坂本だけでなく、セカンドの藤村、片岡へプレッシャーをかけると共に、村田が不調になった時にチャンスと思っているだろう若武者たちに対しても壁を見せつけた

さらに井端はバッティングでも2安打と結果を残した。特に2打席目のライト方向へ打つ文字通り「井端の右打ち」は技術の高さを見せつけたし、チームに貴重な先制点をもたらせた。村田の代わりということで4番に入ったが、先頭打者の2番松本が出塁し、続く長野も出塁とノーアウト1,2塁というチャンス。送りバントでチャンスを広げるパターンもあるし、ヒッティングでチャンスを広げる選択肢もある。

その中での基本に忠実な1,2塁間を抜くバッティングは他の打者へのお手本にもなるし、ペナントでも貴重な戦力であることを証明した瞬間だったと思う

そして1軍復帰した松本も奇麗なセンター前ヒットに四球を選ぶなど、これまで期待を一身に受けて出場している橋本に「ウカウカしてるとレギュラー奪うぜ」とでも言いたげなプレッシャーを与えたと思う

チーム内競争で戦力アップをもくろむ原監督にとっては、今日の松本のバッティングは開幕ベンチ入りを悩ませるに十分な材料となったことだろう

坂本のノーヒットが結果的にも内容的にも少し不安材料だけれど、去年のような先の見えない迷走は無いと信じているし、仮にそういう状況が訪れたとしたら、それこそ井端にとっては待ってましたのチャンス。坂本のバットが湿ったことで落としたゲームが昨年、何試合かあるが、その取りこぼしが無くなると思えば、今シーズンはさらに勝負強いチーム力が見れるのではないかと期待している

冒頭で紹介した脇谷も途中出場で、巨人時代にはめったに見れないファーストだったけれど、判断力が光る守備を見せてくれた。バッティングでは結果を出せなかったけど、オープン戦の中で貴重なタイムリーを打つ姿も見たし、かつての恩師 伊原監督の下で今まで以上にイキイキした姿が見れて、巨人ファンとしては嬉しい気持ちになった

投手陣は乗せると怖い西武打線を完封リレーでシャットアウトしたけれど、まずは大竹。下半身の張りを訴えての久しぶりの実戦登板で、初回こそあぶない?ってなピッチングをしていたが、2回はらしいピッチングを見せてくれてひと安心。開幕までの残り日数を考えればローテ投手として5回くらいまで投げてほしかった気がするけど、49球(だったかな)で交代したところを見ると、今日は内容に関わらず50球までだったんだろう

四球を3つ出したのはまずかったが、得意のシュートも決まっていたし、順調といえば順調か?

むしろその後を受けた笠原のピッチングが良かった

実況、解説陣はほんの少ししか触れてくれなかったが、今日はストレートは球速以上に伸びがあったし、変化球がいいところに決まっていた

課題のコントロールも、大きく乱す場面もあまりなかったし、ストレートとカーブをうまく組み合わせて緩急で打ち取っていた。小林とのコンビも良かったしコレはローテ候補として、先発でのピッチングも見てみたいと思わせてくれる内容だったと思う

(長いイニングだとバリエーションが少なくて、捕まる可能性もあるが・・・・)

そして、前回は病み上がりで失点したグッさんはしっかりと修正。マシソンも安定しており、彼ら二人に関してはケガさえなければ今シーズンも問題なく働いてくれるだろうということを見せてくれた。

青木に関しては左のワンポイントという使い方もできるし、下から今村、公文あたりが這い上がってくれば左腕に関しては充実したブルペンになると思う。

(高木京もいるし)

右の中継ぎが今見えているところで、久保、香月というのが若干不安を感じる部分ではあるが、マシソン、西村も含めれば陣容としては悪くない

(あ!でも田原は今シーズンはイイな)

オープン戦も残り3試合となり、お試し期間は基本的にもう無いと言える状況になってきたけれど、原監督のこれまでのコメントを見る限り、開幕にピークに持ってくるつもりはないようなので、若手、ベテランも試しながら徐々にチーム作りをしてゆく段階は変わらないのだろう。

こちらもそのつもりで、開幕から4月の成績だけで慌ただしくバタバタしないようにじっくりと腰を落ち着けて見れるように心構えしておきたい

最後に今日はサード、レフトも守った藤村。こうなるとピッチャーとキャッチャー以外すべてのポジションを守れるユーティリティプレーヤーに本格的に転身しそうな感じ。

チーム内に寺内というユーティリティプレーヤーがいるわけで、どこでも守れるからと安心できる立場にないけれど、プロ野球キャリアの中で最も成長できる年になるかもしれない藤村を温かく見守りたいと思う

そうそう、村田のケガだけど、骨には異常ないようでまずは何より。時期的にも疲れが来ている時だろうから、開幕に向けてまずは身体を休めるようにと神様に言われたと思って、疲労回復に努めてもらいたい

管理人:みんぐ