ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

3/16 巨人 0-10 ソフトバンク → 開幕投手争いはこれで終戦?内容的には悪くないと思ったんだけどなぁ

巨人 0-10 ソフトバンク

勝利投手:大 場 4試合 2勝 0敗 0S

セーブ :東 浜 3試合 0勝 0敗 1S

敗戦投手:内 海 4試合 1勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:内海→青木→西村→香月 捕手:小林→實松

ソフトバンク:大場→東浜 捕手:鶴岡→細川

本塁打

巨人:

ソフトバンク:内川2号3ラン、内川3号2ラン、松中1号ソロ

FOXスポーツチャンネル にて録画観戦

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大分・別大興産スタジアムで行われた福岡ソフトバンクホークスとのオープン戦2回戦。巨人の先発・内海は五回までに8失点を奪われる。追い付きたい巨人は、片岡が2安打を放ち意地を見せるも、後続がチャンスを生かせない。逆に中盤以降、ソフトバンクにさらに2点差を付けられる展開となる。巨人打線はソフトバンク投手陣に完封され、そのまま試合終了。巨人は2連敗を喫した

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解説の坊西氏(これまた同郷の岡山出身!)も序盤から内海の調子はイイと言っていたし、TV越しでも球のキレもあった。たまに逆球にゆくケースはあったものの、8失点もするような球筋では無いと思うのだが・・・

ゲーム中には小林との呼吸やリードについて触れていたけれど・・・内海自身もそれを言い訳にはしたくないだろう

内川には何を投げても打たれそうな好調さを感じたし、他の選手に打たれたボールも低めをうまく合されたり、飛んだコースが良かったなども見られた。前日も含めて、ソフトバンク打線が振れていたのもあるだろうし、皆が左投手を攻略するには、基本に忠実にセンターから逆方向へという意識で打っている感じで、どちらかというとうまく打たれたという感じに見えたのは私だけ?

しかし、言葉を変えればそれはそれで深刻な問題

あぁいうバッティングをチーム全体としてされると、内海も攻略されるという事でもあるし、そういった時の引き出しも持っているだけの経験は積んでいるはずだ。小林と呼吸が合わないのであれば、ベンチで話し合うこともできただろうし、内海の方が積極的にリードしてあげるという事もできただろう。

我々が求める内海像は、ゲーム中に修正/方向転換をして、壊れかけてもゲームをしっかりと作るという姿。ペナントなら内川に3ランを打たれた時点で交代を命じられていたかもしれないが、オープン戦ということで投手リレーの予定もあったろうし、あそこから作り直すことを期待されてもいただろう。投げてる球は悪くないのに打たれるという、考えてみれば一番たちの悪い打たれ方をしてしまったのが非常に残念で、今後に不安が残るけれど、うまく行っているうちは自分のおかしい点に気付かないし、レベルアップもない。

恐らく受けていた小林は相当に責任を感じていることだろうと思うが、だからこそ何が悪かったのか、どうしたら良いのか”深く”考えるきっかけになったんじゃないだろうか?

次に内海と小林がバッテリーを組むことがあった時、どういった変化を見せてくれるのか、逆に今から楽しみになったと前向きに考える事にしよう

とはいえ、内海はオープン戦初戦も含め、2度の炎上をしてしまったわけで、開幕投手争いからは一歩後退どころか、脱落してしまったのではないかと思う。別な見方をすれば、内海にするか菅野にするか迷っているところで、内海自身も納得せざるを得ないわかりやすい形で菅野一択になったのではないかと思う。

攻撃面では数字だけ見れば、大場、東浜に手も足も出なかったように見えるが、3回、4回とチャンスは作った。3回は坂本が、4回はロペスがダブルプレーで残念ながら得点することはかなわない展開となってしまった。序盤で少しでも追いついていれば、また違った流れにもなったろう、ちょっと歯車がかみ合わなかった感じだった

これでソフトバンク2連戦は打線が沈黙して負けるという形になってしまったけれど、それだけで失速(報知ではそう書かれている)と言ってしまうのは選手たちがカワイソすぎる。アンダーソンはちょっとイケルか?と思わせといて、バイオリズム的に少し落ちた状態になっているように見える。個人的にはもともとシーズン通して結果を出すタイプとは思ってなくて、打ち始めるとしばらくイイが、落ち込みも引きずりそうなタイプだと思っているし、代わりの選手は手ぐすね引いて待っているんで、あまり心配はしていない。

村田、藤村はいいし、阿部も途中出場で安打したし、全体が悪いという先日の心配をするような事態ではない

(そもそも、悪いのはこの2試合だけだし)

巨人の場合、他の球団が真っ向から勝ちにくるなら(近年、そうした傾向も少し減っているように感じるが)、毎度毎度、エースクラスをあてられて、その中で勝ち進むという宿命を背負っているわけで、相手投手が悪ければ滅多打ちにし、良ければ手も足も出ないという展開はのぞましくない。

たとえ相手がエースでも、何とか隙をついたり、リズムを狂わせたり、少ないチャンスを確実にモノにするなどして、形にこだわらず勝つ野球を見せてほしいし、原監督もそう思っているはずで、キャンプでの細かい連係プレーをしつこくするなどは、その方針の表れだと思う。膠着したゲームを自分たちに有利なほうに持ってゆく術や、勝たなきゃいけないところで勝つメンタリティ(井端は入団時、その秘密を体験したいと言っていた)は去年よりも確実にレベルアップしていると期待しているので、昨日今日、打ちあぐねた部分は各選手がしっかりと反省して次に繋げるようしてくれると期待している

(しかしながら、ソフトバンクは前評判通りに強いな・・・交流戦でも同じように苦労させられそうだ)

今日はファームの試合中継がなかったので、WEBで結果を見ることしかできなかったが、昨日はあえて触れなかった奥村にもプロ初安打、初打点が生まれたようで、良いスタートを切ったなと安心した。

我が家のプロスピプロ野球スピリッツ)では、不動の3番バッター横川(笑)も3ランを打ったようで、貴重な左の中長距離ヒッターとして、是非とも1軍で結果を出せるようにアピールしまくって欲しい。

昨日べた褒めした和田恋、辻は今日もヒットを打ち、彼を上げるなら誰を落とす?と悩ませる松本も2安打をアピールしている。

1軍では課題も残した土田は1回1/3を被安打0奪三振3個と去年同様ファームでは無双に近い結果を出しているようだし、上が不甲斐無ければいつでもオレたちを呼んでくれ!と言わんばかりの元気の良さを感じている

追記

内海のコメント

内海8失点炎上に原監督も苦言「大黒柱、やってもらわないと困る」

本人はボールが良くなかったと言ってるな・・・・ま、本人がそう言うんじゃ信じるしかないか。ただ、それならそれで、何とかするピッチングをしてくれないとねぇ(涙)

管理人:みんぐ