ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/14 巨人 4-1 DeNA → 内容に不満はあれど、ちゃんとしたゲームとして勝てたのは大きい

巨人 4-1 DeNA 対DeNA: 13勝 3敗 0分

勝利投手:宮国 12試合 5勝5敗0S

セーブ :西村 49試合 3勝3敗30S

敗戦投手:須田 8試合 3勝2敗0S

投手リレー

巨人:宮国→山口→マシソン→西村 捕手:阿部

DeNA:須田→林→菊地 捕手:鶴

本塁打

巨人:ボウカー11号2ラン

DeNA

東京ドーム

日テレG+にて観戦

(解説 篠塚和典  実況 田辺研一郎河村亮

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東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの16回戦。巨人は二回、ボウカーの2ランホームランで先制すると、六回には村田、阿部の連続タイムリーで追加点を奪った。この日一軍復帰の先発・宮國は、粘り強く投げ6回1失点で7月10日以来の白星を挙げて5勝目。リリーフを務めた西村は2年連続の30セーブを達成した

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空中戦で2ケタ以上の得点とか、1-0で息詰まる投手戦とか・・・そういうのもいいけれど、ここの所、大味なゲームが続いていたので、見てる方もお疲れモード

だからこそ

先に点を取り、先発が6イニングを1失点で抑え、1番が出塁したチャンスを2番が送り、3番、4番で得点するというクリーンアップでの得点も奪えた。守ってはグッさん、マシソン、西村の鉄壁のリレーで抑える展開は緊張感もあるし終始リードを保っての展開なので、ヤキモキもしないで済む。1点にこだわる攻撃も可能だし、大量点を奪いに行く采配も選択できる。何より得点チャンスで失敗しても「でも、まだリードしてるし・・・」とストレスが多少軽減される・・・(汗)

何より3点差は中継ぎにとっては記録もつくし、気持ちも多少楽だという最高の点差。

毎試合、これではスコット鉄太朗の疲労が心配になるが、6連戦のうち2~3試合は、こういう展開のゲームが見たい。

欲を言えば先発には7回まで踏ん張ってもらって、8回は相手の左右にあわせて、グッさん or マシソンでゆき、西村には締めてもらうという展開ならベスト(西村は最終回だから肩も作りやすいが、グッさん、マシソンのポジションはそうはゆかないため、より負担が大きいし・・・)。

先発の宮國は個人的には8月は下で思いっきり汗をかいて、下半身をいじめ抜いたうえで(ストレートのキレを戻すための土台直し)、9月の大事な時期に戻ってきてくれればいいと思っていたけれど、笠原、小山が先発失格になったことで、(あくまでも私の中での)予定より早く上がってきた。

内容的にはその心配は的中し、5回まで毎回ランナーを背負う展開で、配球も変化球中心となった。DeNA打線の打ち損じに助けられて何とか1失点ですんだという感じで、本人も反省していることと思う。6回で102球(だったかな?)と球数も多く、勝ちはしたもののまだまだローテを任せるには不安の多いピッチングだったと思う。

とはいえ、上げてしまった以上は、ローテを回りながら状態を上げてゆくしかない。

当面の課題はストレートのキレと、セットポジションでの腕の振りとはっきりしている、欲を言えば変化球のコントロールと腕の振り、メンタルとスタミナとか色々あるんだが、とりあえずは一つずつ課題をクリアして成長していってくれればいいかな。上がってきてすぐに先発し、好調のDeNA打線に滅多打ちでも食らおうものなら、今シーズンは這い上がれないほどの精神的なダメージを負ってしまうじゃないかと心配していたので、結果的に勝ちがつき、次に繋がったことを素直に喜びたいと思う。

中井が離脱し、藤村ダメ、大累ダメで半ば消去法で上がってきた脇谷だが、今日は本人の弁にもある通り、結果をださなきゃ!ってのを意識し過ぎて硬くなっていたような感じに見えた。まぁ、若手じゃないんだから、そんなにガチガチじゃなくても・・・と思うけれども、他にいない状態だし、とりあえずは相手の左右に合わせて寺内と併用で使われてゆくことになるだろう。思い起こせば、キャンプ・オープン戦では寺内が好調で原監督の評価も高く、開幕後は脇谷の活躍で好スタートを切れた。

立岡がハツラツとしたプレーをアピールしたり、中井の成長で脇谷、寺内は若干蚊帳の外になりつつあったけれど、今は絶好のチャンス。シーズンの9月、10月に残っている事が大事だとするならば、中井、立岡がケガを治して復活してくるまでの間に、セカンドは渡さないというプレーが出来るかどうかが勝負なので、(立場的に亀井も似たようなもんだが)今月もっとも頑張らなければいけない人はこの二人だと思っている。

DeNAの側からすれば、今日の須田は非常に良かったと思う。5回までは阿部のヒットとボウカーのホームランのわずか2安打に抑えていたし、DeNA打線が昨日までの調子で打っていたとしたら巨人としても中継ぎの継投が変わって負けていた可能性もある。

数少ないチャンス(というかチャンスらしいチャンスは2、6、8回の3度くらいか?)を点に結びつけた巨人がたまたま勝っただけだという見方も出来るし、中畑監督は援護できなかったことを悔やんでいるだろう。

(こういう展開の時こそ打線が援護できないのが、DeNAがあと一歩上に上がり切れない理由の一つのような気もするが・・・)

(管理人:みんぐ)