ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/5 巨人 3-2 中日 → また一歩階段を上がった菅野。無傷の6勝目ゲット!

巨人 3-2 中日 →  対 中日:6勝3敗0分 ナゴヤドーム

勝利投手:菅 野 7試合 6勝 0敗 0S

セーブ :マシソン 16試合 2勝 2敗 5S

敗戦投手:朝 倉 5試合 1勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:菅野→西村→山口→マシソン 捕手:阿部

中日:朝倉→祖父江→福谷→高橋聡 捕手:松井雅

本塁打

巨人:

中日:

NHK地上波 にて観戦

解説:与田剛宮本慎也 実況:広坂安伸

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ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの9回戦。巨人は先発・菅野が初回、二回に1点ずつ奪われ、追いかける展開となったが、三回に坂本のタイムリ二塁打などで、すかさず同点とした。五回には相手のエラーに乗じて1点を追加。三回以降は立ち直った菅野とリリーフ陣がこの1点を守り抜き、3対2で接戦をものにした

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なかなか厳しい当ブログのコメンテーターの方々からは、また先に失点してと言われそうだな・・・と初回の失点時に思ったが(笑)原監督不在、祖父が病床にあるという状況の中で、2年目の若武者に平常心で上がれというのも難しい話

表情は固く、本人もシュートしか決まらなかったというほど通常とは違う環境の中で、修正して勝利をもぎ取ったピッチングはお見事だった

2回の失点は坂本のエラーってことになってるんでまぁ、しゃーないとして、それでも森野、和田に連続で打たれた時はどうなるかと心配した。3回に平田を三振にとる過程で、ストレートのキレとコントロールが戻ってきた感じに見え、そこからはヒットを許しても失点しない持ち前の粘りと欲しいところで三振が取れる投球術が蘇った

序盤のバタバタが響き、完投というわけにはゆかなかったが、7イニングを投げ切って自責点1なわけだから、素直にナイスピッチングだったと褒めてあげよう

イニング間にバッテリーで話し合い、ダメならダメでどうするか方針を立て、ゲーム中に組み立てを変えるという、修正する事が出来る能力の高さを見せてくれたのは今後に繋がる。もちろん、しょっぱなからピシっと行ってくれるに越したことはないが、やはり人間なのでそうそう上手くはゆかないだろう。投げながらその日に使える球を探り、おかしい点があればゲーム中に修正する事だけでも何年もプロの飯を食べていないと出来ない芸当なわけで、それだけでも菅野の頭の良さと器用さが証明されたと言ってもイイ

ま、逆に立ち上がりの課題というのもまぁ見えているし、後半のスタミナ、握力が落ちてきた時にどうバッターと戦うかというところもあるけれど、それは菅野に限らず全ての投手が抱えている問題なわけで、それすらも試合を重ねるごとに克服しつつあると感じることの出来るゲームだったと思う

一方で攻撃に目を向けると

てっきり今日のオーダーは川相代行が決めたもので、坂本を1番に戻してのオーソドックスなスタイルにしたもんだ・・・と思ったのだが、よくよく聞いてみれば今日のオーダーは原監督が決めたということで、オーダーに関して川相代行の色というのを見ることはできなかったし、ゲーム中の采配に関しても、自分だったらこうする!というものよりも、今まで積み重ねてきた巨人の野球のスタイルをあくまでも継承しているように見えた。

菅野の交代しかり、以降の継投然り、各コーチ陣とゲーム中に相談しながら、その時の最善策を探るような形で、原監督の不在を感じさせない普段通りの野球だったと思う

その中で、2回と4回に併殺打が出た時は「おいおい今日の併殺祭りになるのかよ!」という、現在39個というダントツの併殺記録を誇る巨人打線の負の部分が出てしまうのかとメチャクチャ心配になった

そんな中、3回の橋本の四球→菅野送り→坂本タイムリーという、8番橋本からの巨人の新しい得点パターンが見れ、それに片岡が続いて、長野犠牲フライという、セオリー通りの攻撃で追いつけたのは良かった。派手な攻撃でビッグイニングを作るのも野球の醍醐味だけれど、相手のミス(四球)で貰ったチャンスをしっかりと送れたことと、得点圏に進めたランナーをしっかりと返せた事が相手へのダメージに繋がるし、長野が長野らしく逆方向への大きめの外野フライを打って3塁ランナーを返す得点の仕方の方が個人的には次に繋がるパターンだったと思う

朝倉が途中で立ち直ったのと、祖父江、福谷、高橋聡に良いピッチングをされてしまったので、さらなる追加点が取れなかったのは攻撃面で課題を残した形

特に4番のアンダーソン以降のバッターにヒットが出なかったのは、翌日以降に心配の種を残したと思う

特に村田、阿部、ロペスは足でかき回すとか、器用に粘って相手の体力を削るというバッティングが出来るわけではないので、相手投手が立ち直ったり、もともと状態が良かったりした時に、リズムを狂わせるための手立てを立てられず、真正面から正直にゆくしか無いという部分が見えてしまったのは残念

それでも、エースクラスが相手の時に、ゲームの流れを変える一発という武器を持っているので、そういった場面の時に打ってくれれば、まぁいいのだが・・・(それがなかなか打てないというのが今の状況か)

今日の大島の粘りには菅野もマシソンも苦しめられたけれど、同じようなことが出来るバッターがこちらには片岡、橋本の他にもう1人くらいいると、相手の先発を早い回で降板させるという作戦も現実味を帯びてくるか

9連戦の頭と昨日は出番がなかったことで、久々となったスコット鉄太朗揃い踏みだが、無失点リレーだったという結果は大きく、彼らの活躍もあってまずは最初の3連戦を勝ち越しで終わらせられたのは良かった

西村がランナーを二人背負ってグッさんに代わるという展開もあったけれど、ストレートの精度もフォークの精度も、(ほんの)少しずつだけど良くなってる感じに見える。与田氏が言うように、ちょっと狙いすぎたところはあるけれど、ボールが先行してもしっかりストライクを取って、フルカウントまで持ってゆけるところまでは復調しているので、あとはもっとストライクを先行できるように、大胆に投げられればいいと思う

そうそう、そういえば前にも言った気がするけど菅野はロージンをほとんど使わないな、ボールを貰ってからロージンを手にして、色々と段取りを踏んで・・・という動作が無いので(例えばマシソンなんかは帽子を何度となく触ったりする)、非常にテンポが早い

っていうか、ロージン使わないで、毎度同じように投げれるってのは、投手経験者から見たら「何で?」って思う人もいるだろうな

実は今日、その辺に注目して見てたんだけど、今日は投球間はベンチの様子やバッターの表情を流している映像が多くて、よくわからんかった・・・・(汗)ただ、そんな中で見ている限りは、ロージンを手にして指先を気にするような素振りは一度も無かった。

(ボール交換したあとや、打たれた後、マウンドに向かって最初に投げる時なども・・・)

誰か、その理由について知っている人いたら教えて欲しい

さて、明日はセドン vs 久保か

交流戦前に首位に返り咲いておきたい巨人としては、DeNA相手の取りこぼしはしないようにしたいし、阪神との3連戦では前回のお返しをキッチリして、ターゲットを広島1チームにしたいという (私の中での) 野望があるので、まず明日のセドンには前回の不甲斐ないピッチングを反省して、修正出来るという一面を見せてもらいたい

今日ファームで今村が1イニングを無失点で抑え、8日の先発の可能性が濃厚になり、小山が8イニングを無失点に抑えた

セドンの出来次第では今村と小山が復帰して先発6人体制になるという可能性もあるし、中継ぎの入れ替えの可能性もある。中井、横川も実は上でちょっと見たいなと思っているし、攻守ともにそろそろメンバーチャンジをして、空気の入れ替えをはかりそうな動きが見え隠れしているので、各選手ともギアを1段あげて、明日以降の6試合はスカっとしたゲームを見せてもらいたい

管理人:みんぐ