ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/8 巨人 8-1 ロッテ → もう一度言わせてくれ!救世主が来たる!

巨人 8-1 ロッテ →  対 ロッテ:1勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:小 山 2試合 2勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:成 瀬 11試合 4勝 6敗 0S

投手リレー

巨人:小山 捕手:阿部

ロッテ:成瀬→大谷→木村→上野 捕手:江村→吉田

本塁打

巨人:村田8号3ラン、セペダ4号ソロ

ロッテ:

日テレG+ にて観戦

解説:吉村禎章 実況:辻岡義堂町田浩徳

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東京ドームで行われた千葉ロッテマリーンズとの3回戦。巨人は初回、坂本の先制タイムリーと村田の3ランで4得点を挙げ、苦手のロッテ先発・成瀬をノックアウト。さらに終盤の七回に村田の2点タイムリーと長野のタイムリー、八回にセペダのソロホームランで追加点をあげ突き放す。20試合ぶりの二桁安打でロッテを8対1で下し、巨人はセ・リーグ単独首位に浮上した。先発・小山は要所を抑えるピッチングでロッテ打線を寄せ付けず9回1失点でプロ初完投勝利を挙げた

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先発陣がなかなか結果を出せず、勝ちパターンを投入できない日が多くある中、他球団から見たら「小山?ボーナスステージじゃね?」なんて考えてた人も多かったのでは無いかと思うが・・・

いやぁ~スカっとする完投勝利だったよぉ

小山は5月25日の日ハム戦で好投した時点で、去年までとは違う姿を見せてくれたし、その姿に安定感を感じた人も多かったと思う。交流戦の日程の関係で一度抹消されてファームで投げたが、その内容も決して悪くなかった。

満を持して2度めの先発で、初回こそピンチを作り、その後もピンチを背負ったけれど、自分のピッチングに自信を持っていたか、守りに入らず逃げなかったピッチングにまずは拍手。初回に4点取ってもらった追い風に乗った事もあるかもしれないが、独特の間から投げるフォームは崩れることなく、非常に落ち着いていたと思う

阿部から「無駄な四球は出すな」と釘を刺され、全球勝負のつもりでリードしていたことが功を奏し、緊張が途切れることなく、またパニくることもなく終始安定したピッチングを見せてくれたのは、前回の勝利はマグレでは無かったことを証明したんじゃないかと思う

こんなことを言うと、笑われるかもしれないが、ゲーム中盤、カーブを使う場面を見て、昨日の岸を思い出したのは私だけでは無いはず・・・もちろん、ストレート、変化球、スタミナ、精度、何をとっても現時点では岸に及ぶべくもないのだが、ストレートを待っている打者に対して、高めのストレートをファールにしてカウントを稼いだり、カーブで緩急を使い、フォークで仕留めるなど、スラリとしたスタイルも相まっていずれは巨人の岸になれる男なんじゃないかと期待感がさらに膨らんだ(言い過ぎ?)

変化球でストライクが取れるようになった、特にフォークがカウントを稼ぐフォークと決めに行くフォークを使い分けられるようになったことが、よりストレートを生かすことに繋がって、打者を翻弄できた原因だと思う

これから先、さらにストレートを磨いて、ファールでカウントを稼ぐだけでなく、フォークと見せかけてストレート勝負で空振りが取れるようになれば、間違いなく表ローテで働ける時代が来ると思う

これからドンドン投げてスタミナをつけるのがまずは大きな課題だし、ストレートかカウント球のフォークに狙いを絞られて、カツンとやられる事があるところを修正してゆけば、まだまだ上を目指せるし、伸びしろが沢山あるということでは、ますます今後に期待できそうだ

この小山のピッチングを見せられれば、笠原も黙っていないだろうし、明日の今村がこの勢いを借りて流れに乗ることが出来れば巨人の若手投手たちの盛り上がりはさらに大きくなりそうだ

内海離脱で暗雲立ち込めている中、これをチャンスと若い投手たちが躍動してくれれば、悶々としている今の状況を打破するきっかけになってくれるんじゃないかと思うので、なんだよ、小山→今村かよ!なんてネガな考えを持つファンが(もしも)いたとしたら(っていうか、実際、私の周りにいたんだけど)こういう状態だからこそ、若い選手の活躍を心から応援するというスタンスで明日も応援してあげて欲しいなと思う

さて、攻撃に目を移せば20試合ぶりの2ケタ安打

今日に関しては5打点の村田がお立ち台に上ったわけだが、初回の3ランホームランは前回のホームラン動揺、あま~い球だったので、本来なら4番に座らなければいけない選手としたら、打って当たり前。まぁそれを今までファールにしたり、見逃したりしていたことを考えれば、喜ぶべきことだし、早出特打の結果が出たと喜びたいところ

昨日までのうつむきながらベンチに戻る姿からしたら、しっかりと配球をよんで、自分の考えを信じてスイングする姿は昨日は見られなかっただけに、ちょっと村田らしさを感じて、うれしくなった。これが続かないのが今シーズンの村田なので、今日打ったからといって簡単に復調したなんて言うつもりはないし、本人も浮かれてはいないだろうが、長野の2安打も含めて、日大コンビが浮上するきっかけになればいいなと思う

(皮肉を言えば、初回の成瀬はボールが高く、甘かったし、木村以降は勝ちパターンではないので、ある程度打てて当たり前という状況だったから、7~8回の安打、得点は参考にしかならないというのが本音)

プロ野球ニュースで大矢氏が「やっとセペダを外した」と言っていたが、やはり大方の見方はそうなんだろうな・・・横浜で鳴り物入りでデビューしたグリエルが、初戦で守備で魅せ、バッティングでいきなり猛打賞と華々しい活躍をしただけに「やっぱりグリエル取っとくべきだったんじゃね?」という意見が多いだろうな・・・・と思っていたが、人生初の代打でホームランを打ってくれて、個人的にはホッとしてる、というか一番ホッとしているのは原監督じゃなかろうか?(笑)

個人的に左打席のセペダは非常に評価しているので、いっそのことしばらくは左打席固定もしくは右ピッチャーの時専用で出す方向で調整して行ったらいいんじゃないかと思う

(そうなるとますますアンダーソンと被ってしまうけれど・・・・(汗))

そのアンダーソンは昨日に続き復帰2戦目

実戦調整なしの復帰なので、しばらくは目慣らしという事になるんだろうけど、離脱前に比べてスイングする前に伸び上がるような余計な動作が入っているのが気になった

あそこまであからさまだと、監督ほかコーチから修正命令が下るだろうからすぐに治るだろうけど、あれだと頭もぶれてボールが見えないので、早いところ良かった時の状態を思い出して、アンダーソンらしい明るい表情で塁を駆け巡る姿を見せて欲しい

あ・・・阿部のベース手前で失速したスライディングに関しては、触れない方向で・・・・(笑)

最後に、実は何気に今日のMVPは原監督なんじゃないかと・・・・

初回の中井の打球に今シーズンから採用された「フェンス際の打球に関しては審判の判断でビデオ判定をすることが出来る」というルールをしっかりと利用して、アウトになるところをヒットに覆した注意は初回の4得点に繋がるナイス交渉だったと思う

(2ベースになったのはぶっちゃけ予想外だったし、相手ベンチも納得がゆかないだろうけどルールなんだから仕方ない(汗))

あれがなければ中井がここのところ元気がなくなりかけてたし、持ち前の積極性が鳴りを潜めることになりかねない打席だったんで、あれがヒットに判定されたことが7回のヒット、そして明日以降の起用に繋がったという意味でも大きな判定だった

ここのところ愚痴が続く事が多かったし、勝ったとしてもストレスが溜まることもあって、なかなか波に乗れないイラ立ちを感じていた我々だけど、この状態で気がつけばセ・リーグ単独首位とか・・・・(汗)、なんか首位を勝ち取ったというより、広島、阪神の不調に助けられて、便乗して上がったようで悪い気がするのは私だけだろうか?

交流戦以降中日が絶好調(DeNAもね)なので、交流戦が終わる頃にはセ・リーグの順位が交流戦前と比べて大きく変動してそうな可能性もあるんだが・・・やっぱり野球ってのはわからない&恐ろしい

今日の GetSports は片岡にスポット・・・・これから見るとしようか

管理人:みんぐ