ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/4 巨人 5-3 ヤクルト→この1勝はメチャクチャでかい!ホント心からよかった!

巨人 5-3 ヤクルト → 対 ヤクルト:9勝5敗0分 福島あづま球場

勝利投手:マイコラス 15試合 8勝 3敗 0S

セーブ :澤 村 41試合 5勝 3敗 24S

敗戦投手:館 山 4試合 2勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:マイコラス→マシソン→山口→澤村 捕手:小林

ヤクルト:館山→中澤→松岡→山本 捕手:中村

本塁打

巨人:

ヤクルト:

フジテレビONE にて観戦

解説:平松政次 実況:塩原垣夫

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

福島・県営あづま球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの14回戦。首位攻防戦となったこの試合は、巨人が序盤から優位に進めた。先発のマイコラスはヤクルト打線に的を絞らせない好投を披露。すると打線が応えて、三回に立岡のタイムリ二塁打で先制。さらに四回にも村田にタイムリーが飛び出し2点差をつけた。七回にも片岡の2点タイムリ二塁打などで3点を奪いヤクルトを突き放す。6回1失点の好投を見せたマイコラスに代え、七回から巨人は継投に。八回に山口、九回に澤村が1点ずつを失ったが、何とか逃げ切り試合終了。5対3で勝利した巨人が首位に浮上し、マイコラスは今季8勝目を挙げた

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

もう今日のゲームは表題の一言につきる

現在のところ、巨人、ヤクルト、阪神で熾烈な首位争いの真っ最中。しかも日程は、この暑い時期に6連戦x5週というヘビースケジュール。どこも先んじて一歩抜け出したいと思っている中で、一番やってはいけないことは首位争いの中から離脱してしまうこと。

すなわち、争っている対象チームに対して3タテだけは絶対にしないこと

というのが絶対条件となる。昨日までゲーム差のなかったヤクルトに対して、3タテされればいきなり3ゲーム離されることになり、それはすなわち首位争いから(ひとまず)離脱するということになる。これがヤクルト、阪神以外のチームであれば、仮に3連敗したとしても、対象チームも負ける可能性もあるわけで、戦績によっては痛みを伴わないこともあるが、ヤクルト相手となると話は別となる・・・

なんてわかりきった事を今さら書いたのは、それだけ、この3連戦、特に初戦は大事だったから。それは、10日ぶりと休養充分の館山をヤクルトがぶつけてきたことからも、その重要性が容易に想像できる

なのに、こちらとしたら亀井が離脱中、元ヤクルトの相川も離脱中、しかも今日は坂本が体調不良で急遽先発から外れるという厳しい状態。マイコラスも7月は負け知らずで前回ヤクルト相手に完封勝利をしているとはいえ、あの時とは打線の状態が違うヤクルト相手に、快勝するイメージがどうしても湧かなかった(汗)

ノーガードの打ち合いになれば確実に分が悪い。こちらが勝つビジョンとしては、1点を争う僅差の展開に持ち込み、持ち前の積極性をヤクルト打線から奪うこと、その上で先に点を取って、イケイケ打線を沈黙させ、ランナーが出たら送って一点をもぎ取るような手堅い野球をヤクルトに対してさせることだった

いやぁ、マイコラスはすっかり自分の何が相手に通用しているのかを把握出来たようだ。ナチュラルにタイミングが取りづらい投球スタイルに加えて、積極的にストライク先行でゆくピッチングが今日もハマってた。予習はしっかり出来ていたはずのヤクルト打線も、一回り目はどうしても打席でボールを見て、タイミングを身体に染み込ませたいだろうというとこを上手くついて、ドンドン攻めていってた。

先にこちらが先制点を取ったことで、(若干だとは思うが)ヤクルト打線にあせりをもたらせたことが後に効いてくるような、そんなゲーム展開で、中盤までの内容はほぼ完璧に近かったと思う。

さらに主導権を取れたことで、相手はオンドルセク、バーネットといった勝ちパターンをつぎ込むことが出来ない状況を作り出すことが出来、それが追加点に繋がったし、今のヤクルトに勝つにはコレしかないという勝ち方ができたんじゃないかと思う

(ヤクルトは打つし、後ろの投手がしっかりしているので、1点でもいいからいかにして、こちらがリードを保ち続けられるかが唯一の勝つ方法だった。一方でチーム防御率が示す通り、勝ちパターンを投入できなければ失点率は非常に高い)

今日の舞台は鈴木の故郷、福島ということで、ひょっとしたら鈴木の躍動がキーになるんじゃないかと期待していたんだが、予想通り、走塁で見せてくれた。7回表、阿部の代走で出た鈴木が村田のヒットの間に一気に3塁まで行ったあの走塁・・・普通なら絶対にセカンドでストップの打球でサードまで駆け抜けたあの疾風のような走塁が大当たりしたことが、館山を降板させるきっかけになったと思えば、片岡のタイムリーを呼び込んだのも鈴木の走塁だったといえる。

(って、持ち上げ過ぎ?)

逆に言えば、4点差をつけたことで、ヤクルト打線が吹っ切れて、(グッさんの失点は長野のミスも絡んだので同情できるが)8、9回の失点に繋がったのでは無いかと思う

とはいえ、ヒーローインタビューに選ばれた吉川の活躍には素直に拍手を送りたい。急遽告げられた坂本の代役とはいえ、好守に光るプレーが多かったし、ひょっとすると(今日に限って言えば)坂本が出ていたよりも貢献度は高かったんじゃないかと思う(汗)

(本人が言うように、急だったからこそ、余り考えずにプレー出来たことが良かったと思うけれど)

後がない崖ッぷちの選手の底力を見たような気がして、このガムシャラさを今現在、ファームにいる生え抜きたちに見習わせたいと心の底から思えるようなゲームだったし、井端、堂上、吉川と放出してくれた中日に微妙に感謝したい(汗)

さて、ここでふと考える

もし、今日負けていたら、明日の小山 vs 小川(以下ライアン)の対決は非常に重苦しい意味合いのゲームとなって、小山にも打線にもプレッシャーがかかったことだと思う。

今シーズン、思うような投球ができていないライアンだけど、神宮で巨人戦となれば、これまでとは別の投手に生まれ変わる可能性大だし、もしも初戦を巨人が落としていれば、打線は消極的になるし、ヤクルトの方は気持よく打席に立てることになってしまう

一度火がついたら、打者一巡どころか二巡くらいしてもおかしくない攻撃力を秘めている打線なので、その意味でも初戦を取って、少し慎重な打席にさせる要素が出来たことは大きいし、仮にこのあと2連敗したとしても、結果的に1ゲームしか差が変わらなかったという状況になるという安心感が、小山にとってもチームにとっても楽にゲームに入れる要素になったという意味で、本当にこの1勝が大きな価値を持ったと思う

問題は立岡の死球の影響と坂本の明日の体調がどうなるかということか・・・爆発には遠いものの、安定した結果を残している坂本に万が一のことがあるのは痛いし、ここまでリードオフマンとして元気よいプレー(たまにやらかしちゃうけど)を見せ続けている立岡が離脱となればチームの空気に影響してくる。状態は明日にならないとわからないが、木曜の第3戦に菅野を投入して是が非でも勝つ!というスタンスでゆくのであれば、大事を取って二人を明日も休ませるという選択肢もありだと思うし、今日の勢いで明日も取って、3タテする!って作戦を取るなら、二人を出すというのもありかもしれない

それだけに、明日のオーダーがどうなるのかは楽しみだ

そだ、たまには村田に触れないと・・・(笑)

今日の打席を見る限りでは、長いトンネルは脱出したと思ってもいいかもしれない。何が良くなったって、間のとり方が良くなったし、スイングスピードが早くなり、打球の速度があきらかに変わってきた。少しずつ結果が出ていることで、打席での落ち着きも取り戻しつつあるし、もしも、明日、明後日とマルチヒットが続くような事があれば、あの2年前の無双したバッティングに(一時的にでも)近づくことが出来るかもしれないという期待が膨らむ今日の打席だったと思う

(ま、長野、阿部と同じように今日良かったから明日も良いとゆかないのが村田なので、あくまでも、明日、明後日の結果によって判断したいと思うけど…)

今日は同じ時間帯に東京ドームでファームの試合が行われていたので、そっちは録画して、それを観ながらコレを書いているのだが、今日、ドームに行ったお客さんは良い試合が見れたなぁ。

松本竜のQS、岡本の猛打賞、大田のホームラン、アンダーソン、藤村、辻のマルチヒットなど注目選手の活躍でさぞかし盛り上がったことだろう

亀井も順調に回復しているようだし、明日の試合に勝って、ひとまず勝ち越しを決めることが出来れば、ベンチの雰囲気も非常に良くなって、残りの試合にも希望が見えてきそうな、そんな気がする・・・・

と、ポジティブ全開に書いたけど、それくらい今日の勝利は嬉しかったということで・・・許して

管理人:みんぐ

http://ameblo.jp/ming-maro/