ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/7 巨 1-10 阪 → ホロ苦というには酷な降板だった、気がつきゃチーム防御率が大変なことに

巨人 1-10 阪神 → 対 阪神:1勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:メッセンジャー 3試合 1勝 1敗 0S

セーブ :

敗戦投手:平 良 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:平良→土田→小山→田原誠→マシソン 捕手:小林

阪神メッセンジャー→高宮→マテオ 捕手:岡崎

本塁打

巨人:

阪神:福留2号2ラン、江越2号ソロ

日テレG+ にて観戦

解説:野村謙二郎 実況:町田浩徳

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの3回戦。プロ初登板・初先発となった3年目右腕の平良が三回まで無失点に抑える好投を見せるも、四回に4失点するなどプロの洗礼を浴び、デビュー戦を白星で飾ることはできなかった。その後も2番手の土田が5点を奪われるなど、大量失点。一方の打線は、阪神先発のメッセンジャーら、投手陣の前にクルーズのタイムリーによる1点を返すにとどまった。巨人は今シーズン初のカード負け越しとなった

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巨人の2軍の本拠地、川崎のジャイアンツ球場は全席自由席なので、ゲーム中でも好きなところに移動できる。キャッチャーの後ろやファールグラウンドも、そんなに広い方ではないので、バックネット裏なんかに陣取ると本当に近い

昨年、ファームの試合を何試合か見た時に、平良の登板をネット裏、キャッチャーの真後ろで何度か見させてもらった

印象はサイドから投げ下ろすストレートとシュート系の変化球は、ナチュラルにタイミングが取りにくいなってことと、投げっぷりがいいなってところ

ファームでしっかりと結果を出しての満を持しての登板だったので、もちろん期待はしていた。沖縄の先輩、宮國のデビューが2012年4月8日の阪神戦、7回1失点で初登板初勝利を飾ったのを思い出し「これはもしかして!?」と思ったのだが…

様子見の阪神打線に対して、ストライク先行でドンドン投げて一回り目は完璧なピッチングで上々のスタートを切ったのだが、4回ヘイグに四球を出して福留に一発を浴びてからすっかり別人になってしまった。その前に阪神が早々に円陣を組んで何か対策を練ろうとしていたのが気になったのか、四球を出したことでリズムが狂ったのか、満塁となってメッセンジャーを相手にする時には、まるでバレンティンでも相手にしているかのような怯えたピッチングになり、3回2/3で四死球3、失点4という厳しい結果で降板することになってしまった…

プロ野球ニュースでは江本氏が福留のホームランで交代すべきだった、自信をなくさせてどうすると言い、大矢氏は2アウトまで行っちゃうと交代のタイミングが難しいと議論していた。どうあってもゲームを取るという気持ちで戦うのなら、福留のホームランもしくは鳥谷への四球で交代すべきだったろうし、1軍でのピンチを経験させて、出来れば乗り越えることで自信をつけさせたいと考えるなら続投だったかもしれない。満塁となっても2アウトでバッターがピッチャーとなれば、正直なところ代えにくいというのもあるし、何とか2失点で凌いでくれ!と祈るような気持ちでベンチはいたと思う

結果的にはメッセにタイムリーを打たれて4失点で降板という最悪な結果になり、この時点でゲームはほぼ決まってしまった。

個人的にはピンチを迎えて頭が真っ白になりかけている平良に小林なり、坂本なりがもっと頻繁に駆け寄り(キャッチャーは頻繁に行けないけど)どういう心持ちでいるべきかアドバイスしたり、勇気を与える言葉を発するなど精神的な援護をして欲しかったし、メッセを打席に迎えたところで、どういう方針で打ち取るのか確認をしあって欲しかった

四球を出した後だし、制球も乱れてきているし、相手がピッチャーだからインコースをつきにくいって事もあったんだろうけど、球威で押すタイプでは無い平良が、外角一辺倒で投げていれば、ただでさえバッティング大好きなメッセであれば球筋にも慣れるってもの。結局フルカウントになってど真ん中しか投げる所がなくなってしまえば、あぁいう結果になるのは目に見えている。

当たったらゴメンなさいで、内角をつく配球を少しでも見せていれば、もっと違った結果になったかもしれないし、2失点で終わらせることができていれば、その後の展開も変わっただろう

ゲーム後に本人は「変化球の精度をもっと上げなければ」とコメントしていたけれど、2軍では通用していたものが、1軍では通用しないということを肌で感じたんじゃないだろうか?これで自信をなくして自滅していってしまうのか、この登板を糧にして、さらに燃えてくるのか、どっちのタイプの性格なのかわからないけれど「ちくしょう!次こそは!」とリベンジに燃える性格なのであれば、まだまだ伸びしろはあるので、頑張ってもらいたい

由伸監督は打たれながらも一定の評価はしているようなので、ひょっとしたら次にチャンスはあるかもしれないが、個人的には、まだ他球団も平良を見ていない状況なので、中継ぎで何度か経験させて、それから再度、先発をさせてもいいのではないかと思っている

(スタイル的に田原と被ってしまうので、使い所が難しいかもしれないけど)

ただ、今日の敗因は平良のピッチングだけかというとそうではない

初回に長野の2塁打と立岡のファーストゴロで1アウト3塁のチャンスを作りながら、坂本、ギャレットで先制点を取れなかった事が大問題だし、5回にはノーアウト2、3塁から点が取れなかったことはさらに問題。得点は相手投手の出来に左右されるとはいえ、8安打で1点は少し寂しいし、この3連戦で合計6得点は(藤浪が良かったのを差し引いても)物足りない。

明日は大丈夫と言っているが、坂本の状態も心配だし、去年のような状態になってしまわないかという不安が少しよぎる

貧打でもチーム防御率が良かった去年に比べ、今年は気がつけば 3.78となってしまったし、得点と失点の差が 47点:48点と逆転してしまった(ま、3試合で18点も取られりゃ当たり前か(笑))

と、不安な点を連々と書いてきたが、よくよく考えれば、開幕前はオールスターまでは5割キープで良いと自分で言っていたし、明日はファームで阿部が出場するらしい。今、ベンチにいない(本来いなければいけない)選手たちが帰ってくれば!と期待は膨らむし、チームも昨日の菅野のおかげで何とか首位をキープ出来ている。

今日の平良が勝利して、4カード連続勝ち越しとなればチームの勢いもさらに増すけれど、正直なところ「勝てば儲けもの」くらいで考えていた自分もいるので、意外とダメージは少なかったりする。

大野相手はなかなかヘビーだけれど、何とか打線の援護で連敗は阻止してもらいたい

管理人:みんぐ

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