ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/14 巨 4-5 中→ 11連戦の初戦でこれはちょっと痛い…いや皆の言いたいことはわかる

巨人 4-5 中日 → 対 中日:7勝13敗1分 ナゴヤドーム

勝利投手:又 吉 55試合 6勝 6敗 0S

セーブ :

敗戦投手:田原誠 58試合 3勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:菅野→マシソン→澤村→山口→田原誠 捕手:小林

中日:吉見→岡田→祖父江→田島→小川→又吉 捕手:杉山

本塁打

巨人:

中日:阿部1号ソロ

解説:彦野利勝 実況:伊藤敦

TBSチャンネル1 にて観戦

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ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの21回戦。八回に3点を勝ち越した巨人だが、九回に3番手・澤村が同点に追いつかれ、試合は延長戦へ。迎えた十一回、5番手・田原誠が一死満塁のピンチを迎えると、大島にサヨナラタイムリーヒットを浴びた。4対5で痛い敗戦を喫した巨人は、11連戦の初戦を白星で飾ることができなかった。菅野は7回9安打1失点と粘投したが、4年連続二桁勝利は次回以降に持ち越しとなった

Yomiuri Giants Official Web Site

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今日はアチコチで澤村が叩かれてんだろうなぁ~ってことで、余りよそのブログやヤフコメは見ないようにして書きます(笑)

もちろん、話題の筆頭は澤村ってことになりますが、まずはその前に菅野

今日は相性の良いナゴドとはいえ、コントロールに苦しんでた。ま、前々から言われるように、余りにも四隅を狙いすぎてるってこともあるんだろうけど、追い込むまではスムースにゆくのに、そこから粘られたり、決め球が浮いてしまって痛打されたりと苦労してた。もう少しストライクゾーンで緩急で勝負するって手もあったろうに、それをしない、今日に関しては出来ない感じで球数がドンドン増えてゆく・・・

決して調子が良くない中、ギリギリのところで粘り強くおさえていたと言えるけど、見ている側からすれば、もっと上から目線で攻めて行けば1人あたり4~5球で押さえられる力を持っているのに…とちょっと見ていてもったいなくなる

結局のところ、もう少し省エネ出来ていれば、今日の流れなら本来は最後まで投げて欲しかったし、そうしていればあんな悲劇が起こることもなく、勝ち投手になれてた

11連戦の初戦だったし、勝つことも大事だけど、他の投手を疲れさせること無く、順調な連戦の滑り出しという結果で終わっていれば、どれほど安堵出来ただろうか…

普通なら同点で7回表に打順が回ってくれば、代打を出されてもおかしくない場面、そこで球数が嵩んでいるにもかかわらず、あえて打席に立たせてくれたということが、由伸監督の「何としても今日は10勝しろ!」というメッセージだし、「先発投手なら最低でも7回までは投げろ」という思いだったんだと思う。

そしてその思いに応えるかのように7回を見事に押さえ、8回には打線が3点取ってくれた。ここまでは絵に描いたような7~8回表の攻防で、監督の期待に応え、そして勝ちパターンに繋げることが出来た。

監督としても8回で3点差ならということで、守備固めの陣を敷き、予定通りに投手を送り込んで「さぁ今日の仕事は終わり、後は皆を出迎えるだけだ」って思ってただろう。もちろん、打つ手に関しては問題ない、見ているこっちも同じ気持だった…

マシソンの被本塁打はまぁしょうがない、まさかあそこまで綺麗に逆方向に打たれるとは思っていなかったし、半分はバッターを褒めるべき打席だった。打たれたのがソロだったので投手としてもチームとしても切り替えしやすいし、事実、その後は三者三振でしっかりと締めた

で、澤村なんだよねぇ

ちょっとだけ擁護すれば、37セーブで現在、セ・リーグのセーブ王。ここまで2位でいられていることに大きな貢献をしている投手であるのは間違いない。ただ、ストッパーという職業柄、どうしても追いつかれたり、逆転されたりすれば目立ってしまうために、叩かれてしまいがちだけど、個人的にはなんだかんだいって頑張ってるよ!とまずは言ってあげたい

ただ…それでも、2点差の今日はせめて1失点で終わらせないとねぇ

今季3度めの菅野の勝利を消し、しかも今日は4年連続の2ケタがかかってたゲーム。展開的にも先に書いた通り、由伸監督のメッセージを菅野が受け取って、しっかり押さえ、味方が突き放してからの帳消しだったので、かなり印象が悪くなってしまった。

例えば、渾身のストレートを弾き返されてホームランでも打たれたのならまだしも、1ヒットで2失点と完全に自分でゲームを壊してしまった感じで、かける言葉が見当たらない

投げる試合全てで結果を出すのは難しいとわかっているけれど、率直な感想は「よりにもよってなんで今日?」

場面が厳しければ厳しいほど自分の世界に入り込み、リキんでしまうのは澤村の良い所ではあるのだけど、今日に関しては下半身の粘り無し、リリースポイントはバラバラと良い所が見当たらなかった。どんな結果が出ようと澤村を送り出した以上、最後まで見届けるつもりの由伸監督だったのだろうけど、今日に関してはせめて満塁の場面で田原にスイッチするなどの非常な交代も必要だったのではないかと思う

ベンチに帰ってきてからの表情を見ても、恐らく本人が一番「やっちまった!!」という思いが強いのだろうと思うけど、暴れ馬状態は澤村の個性なので、少なくとも今シーズン中は治らないかな。余り人の言うことを聞くイメージのない澤村なので、せめて誰か澤村が素直になれる人(私が知るかぎりは内海の言葉はちゃんと聞いてるはず)が、ちゃんと言い聞かせるかテーマを与えて、このオフと自主トレ、キャンプで”今の球速を維持しながら、より制球力をあげる”取り組みをしてもらいたい。

同じ150km/hでも菅野と澤村では球質が違う、違うけれど150km/hを四隅にコントロール出来る菅野に近いところまでレベルアップしないと、ただでさえ球種は少ないわけで、これから先も厳しくなる

本人はコースがわかっていても打たれないキレを目指してるのかもしれないが、それならそれで全盛期の藤川球児のように、ストレートの球質を上げながら、困ったらいつでもど真ん中には投げられるくらいの自信を手に入れないと厳しい

いずれにしても、現状、澤村の代わりはいないわけで、こういう日の悔しさを糧にしつつ、残り試合を頑張ってもらうしかない

もっとも、幾度と無くチャンスが作りながら8回まで菅野の犠牲フライ1点しか取れなかった打線にも反省点はある。延長11回まで22イニングあったのに、三者凡退のイニングがわずか2イニングしか無かったことを見ても、今日はどちらかというと荒れた試合だったのは確か。吉見と菅野の粘りが数字だけ見れば投手戦のような様相を醸していたが、実際のところは7回までに両チームとも2~3点はとっててもおかしくない展開

(基本的に押されていたのは巨人側だったけど)

解説の彦野氏が言っていたように、吉見攻略の糸口は低めの「変化球を我慢する」の1点なので、それを徹底していればもう少し違った形もできたのではないかと思う。

なかでももったいなかったのは6回の村田の三振と、10回の堂上の三振。特に堂上の三振は1度もストライクに来た球は無かったのに結果的には三振という、元チームメイトとは思えない予習不足の結果で、満塁の場面で自分が決めたいという気持ちが強すぎた残念な三振だった(つまり全球見逃していれば、押し出しの四球だったということ)

ナゴドでカッコいいとこ見せたいって色気が出ちゃったのかなぁ・・・・

あとは残念だったのは11回裏2アウト満塁で大島を迎えた所で田原を続投させたこと。今日の田原はストレートのキレは良かったけれど、イニングまたぎだったし、左バッターを迎えたわけで、戸根をリリーフに出すべきだった。彦野氏は満塁にした持ってゆき方を批判していたけれど(高橋周平をサードに送られてから敬遠するのか、ノーアウト2塁の時点で敬遠するのか)、個人的には同意しつつも、まぁ卵が先か鶏が先かに近い話なので、バッテリーが納得しているのであれば、そこは大きな問題じゃなかった

延長12回までゆくことを考慮して、田原に続投させたのかもしれないけれど、1点取られたら終わりのゲームなのだから、基本的には後先のことよりも、場面場面で最良の手をとるしか無かったと思うので、例えば同じように打たれてさよならゲームになったとしても、戸根にスイッチしたほうが後悔は少なかったのではないかと思う

まぁ11連戦の初戦を負けたと言っても3位のDeNAも負けたわけで、結果的には3位との差が詰まらなかったことが幸いだが、ここからは2位確保という命題を掲げながらCSを意識した短期決戦での戦いをイメージもしなければいけないわけで、要所で後悔するような打席やピッチングを少しでも減らしたいところ。由伸監督にはそれなりの根拠はあったと思うのだが、それは表に出てくることはない。それだけに負けた時は批判を一気に浴びてしまうことになるわけで、少なくとも「やることはやった」という思いが伝わるような采配を見たかったというのが今日のゲームの感想

(オカルト的な事を言うなら、菅野の時のストッパー澤村は力量以上に何かが起こる空気が今シーズンはできちゃっているので、少しでもおかしな空気を感じたら、澤村を出さないという選択肢も必要なのかもしれない)

さて、明日は場所をマツダに変えて、田口 vs 岡田かぁ

今シーズンのマツダスタジアムでの広島戦は最後になるので、CSの事を考えるなら、仮想CSという意味でもガチでやりたい気持ちもあるし、対広島戦の勝ち越しを狙いたい気持ちも当然ある。まだ2位は確定していないので、勝つか負けるかということでは、絶対に勝たなければいけない試合でもある。

一方で、これ以上、手の内を見せたくないという部分もあるし、なかなか難しい。当の広島側がガチで来るのかどうかわからないし、どういう設定をするかによってメンバーも戦い方も変わってくるとは思うけれど、こちらは田口だし、器用なことが出来るわけではないから、目一杯向かっていって、少しでも「やっぱCSでは当たりたくないな」という気持ちをもたせられる事を念頭に戦うしかないだろう

追記

片岡なぞの抹消だと思っていたら骨折していたのね…貴重な戦力なんだけど、こうも故障が多いとなかなか計算も立たないし、来期以降の扱いも難しいな…

管理人:みんぐ

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