ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/18 巨 7-5 ロ → 思わずの貰い泣きとツッコミが共存した忘れられないゲームになった

巨人 7-5 ロッテ → 対 ロッテ:3勝0敗0分 東京ドーム

勝利投手:高木勇 3試合 1勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:大嶺祐 20試合 2勝 2敗 0S

・投手リレー

巨人:大竹→西村→マシソン→カミネロ→森福→高木勇 捕手:小林

ロッテ:佐々木→有吉→松永→大谷→内→益田→大嶺祐 捕手:江村→田村

本塁打

巨人:阿部9号ソロ、阿部10号ソロ、亀井1号3ラン

ロッテ:鈴木8号2ラン

日テレG+にて観戦 解説:江川卓 実況:町田浩徳

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東京ドームで行われた千葉ロッテマリーンズとの3回戦。巨人は延長十二回表に6番手の高木勇がスクイズと押し出しで2点を勝ち越される。その裏、坂本の適時二塁打で1点を返すと、一死一、二塁から亀井が右翼席に逆転サヨナラの3点本塁打。劇的な勝利を収め、3連勝を飾った。巨人は阿部の2本の本塁打などで八回までリードしたが、八回表、3番手のマシソンが鈴木に2点本塁打を浴び同点とされた。そのまま、延長戦へ突入する苦しい展開となったが、亀井の劇的な一発で交流戦の最終戦を白星で飾り、最終成績を6勝12敗とした。4日間の休止期間をはさみ、23日からセ・リーグが再開される

Yomiuri Giants Official Web Site

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2度あることは3度あるのか、それとも3度めの正直になるのか

亀井にとってもチームにとっても(そして我々ファンにとっても)忘れられない試合になりました

交流戦の最終試合、しかも今日終われば4日間の空きが出来る、さらには両チームにとって最下位争いという不名誉な戦いの幕引きがかかっているわけで、とにかく少しでも良い形で終わりたいという思いは一緒

巨人としては、マイコラス、田口の素晴らしいピッチングで連勝しているだけに、とにかく必死なのだが、その最終試合を託すのが大竹ということで、不安のほうが大きかった人も決して少なくは無かったと思う(私がその一人なので(笑))

とにかく2回りだけでいいから、しっかり抑えて欲しい、味方が点取るまでは無失点で頑張ってほしいという思いで見ていたのだが、その大竹はランナーを出す場面はあれども、非常に気合の入った粘り強いピッチングで期待に応えてくれたと思う

(ロッテ以外の打線だったらどうだったの?というツッコミは置いといて(汗))

多分、これでダメだったらまたしばらくファーム暮らしになるということはわかっていただろうから、そういう点で、今日の大竹の目つきは非常に良かったと思う

そのうえで、今日もっとも注目していたのは、大竹をどこまで引っ張るか?ってことだったんだが、やっぱりアレだね、基本的には6回までって決めていた感じだったのかもしれませんね。昔の由伸監督ならとりあえず6日までリードしている状態で投げきったのだから、行けるところまでって考えそうなところを(2点差ということも手伝って)、スパっと切り替えましたね

言い換えれば、大竹に期待して引きずってはならないという過去の轍を踏まないという反省もあるだろうし、8、9回は決まっている上で、最近は西村が安定しているから、ピンチを迎えてからではなく、回の頭から任せたほうが確率的によいという判断だったのでは無いかなと思う

その2点差のリードの中で投げた西村は四球こそだしたものの、何とか無失点で抑えてくれてよかったと思う

そうなれば、マシソン→カミネロのリレーで何とか逃げ切れるという空気になったのだが・・・やはり野球は怖いスポーツだ。避けようはあったと思うけど、それ以上にあの2ランは鈴木大地を褒めるべき。こちらとしても、最善策を取って負けるのならしゃーないという状況だったし、マシソンが打たれたのなら、諦めるしか無いかと思っても無理の無い場面だったと思う

(唯一の希望は、この時点でひっくり返されたわけではなく、まだ追いつかれただけで済んだということと、ホーム球場だということだけ)

そこからは両チームともチャンスは作りながら、あと1本が出ないという展開で、見ようによっては好ゲーム、別の味方をすればドロドロのゲームという感じで、どっちに転ぶのか全くわからない状況に…

ファームで結果を残して、上がってきたハヤトゥーにとって、予想もしない場面で回ってきたのでは無いかと思うが、個人的にはハヤトゥーにはピシャっとおさえて、打線にリズムを与えて欲しかったし、あぁいう状況を危なげなく締めることが、信頼の回復になると思っていたのだが…

なんか、結果的に勝利投手になり、今季初白星を手にしたけど、実は本人が一番実感が無いというか、申し訳ない気持ちになっていたのでは?というゲームだったと思う

(さすがに押し出しは・・・ねぇ(笑))

さて、今日は亀井について触れないわけにはゆきませんね

2点差をつけられての目の前での3度めの敬遠。

ハッキリ言えば、あのホームランになったボールも、もしもストレートだったら空振りか内野フライだったと思う。2打席目に凡退して、ベンチで荒れる様を見てもバッティングに戸惑いがあるのは見て取れたし、正直なところ打てる空気感は全く無かった

それだけに、本人の中では色々とあっただろうし、プロ野球ニュースでも触れていたけど、あそこで凡退して敗戦して、残り4日間を過ごすのと、お立ち台にあがって終わるのとでは天と地以上の差があるんで、今日のホームランをきっかけに、序盤の勝負強い亀井が戻ってきてくれることを切に願いたいなと思った

そのきっかけといえば・・・

阿部の2打席連続ホームランは本当に良いバッティングだった。左バッターに対して、シュート回転しがちな佐々木千隼だったので、彼の球道と阿部のバットの軌道が相性がよく、うまくスタンドに運べたバッティングだった。

個人的にはだからといって、他の投手から打てるか?といわれれば微妙な気はしたのだが、それでもあの2本のホームランをきっかけに、何かが変わるかもしれないと思えただけで、価値ある一発x2だったのだが

まさかの自演で離脱とは(涙)

阿部の復調が残りの試合での課題になっていただけに、2本のホームランで一気に波に乗れると思っていたので、アレはさすがにちょっとガックリきました

これを書いている時点で、詳細情報が入ってないため、なんとも言えませんが、せめてもの救いは良いイメージをもったまま、4日間の療養期間があるというところでしょうか?

他に気になった点と言えば、山本の粘りの四球は非常に良かったのと、重信の走塁は良かったと思う。

今日も辻と山本がしっかりと存在感をアピールしていたし、良い刺激をしあっている。

重信にしても、今ならまだどんな状況で走って、仮にアウトになったとしても、それは必ず糧になるわけで誰もが納得できるし、成功すれば自信になる

失敗を恐れて走らずに終わるほうが悪いので、とにかく代走に出た時はガンガン走ってもらいたい

半ばあきらめかけていたゲームを劇的な形で取れたし、ホームイン後の亀井の由伸監督に抱きかかえられるところ、マギーやカミネロにもたれかかった場面など見ると、なんど見てももらい泣きしそうになる

今日の勝利でチームに出来た一体感を今後に生かさなきゃダメだと思うし、これをきっかけにチームがひとつにまとまるといいなとマジで思った。

正直なところ、あまり期待していなかった今日のゲームだが、交流戦最下位を逃れ、雨降って地固まる的な勝ち方といい(しかも交流戦首位チームに勝ち越してるし)、5勝1敗と増えた借金を1週間で4つ返せたことといい、終わりよければ全て良しというのを地で行った感じの勝利となって、この先に少し期待が持てる勝利になったと思う

(何より、やはり日曜の勝利はスポーツニュースのはしごが楽しい(笑)

 今日はソフトバンクと広島の戦いがメインだけど、勝ち方のおかげでいつもよりも多少時間を割いてもらえてるのがなんとも・・・・酒の肴になる)

ってことで、美味しいお酒をいただきながら、今日のレポートを締めさせていただきます

m(_ _)m

追記

表題のツッコミってのは、あのホームランの前に1点でも取れてれば、終わってたじゃん!ってことで・・・(笑)

(でも、今日のような終わり方だからこそ、意味があったと言えるようなシーズンになることを願ってます)

管理人:みんぐ

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