ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」10/20 巨 3-6 ソ → 東京ドームに戻ってリセットするしかないね


巨人 3-6 ソフトバンク → 対 ソフトバンク 0勝2敗0分 ヤフオクドーム

勝利投手:高橋礼 1試合 1勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:大 竹 1試合 0勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:メルセデス→大竹→桜井→高木 捕手:大城→小林
ソフトバンク:高橋礼→モイネロ→高橋純→森 捕手:甲斐→高谷
本塁打
巨人:
ソフトバンク:松田宣1号(七回3ラン)、柳田1号(八回ソロ)、福田1号(八回2ラン)
NHK BS1 にて観戦 解説:梨田昌孝田中賢介 実況:宮田貴行
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ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクホークスとの「SMBC日本シリーズ2019」第2戦。巨人・メルセデスソフトバンク・高橋礼の両先発が好投し、六回までお互い無得点で終盤に突入する。メルセデスは6回1安打無失点の快投で交代するが七回、代わった大竹が松田宣に先制3点本塁打を浴びると、八回は桜井が柳田、高木が福田に一発を浴びて0対6と突き放された。九回に岡本の中越え適時打、阿部の右前適時打などで3点を返したが及ばず、巨人は日本シリーズ2連敗となった
(https://www.giants.jp/G/result/201910201index.html)
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今日はまず9回の場面を先にレポートしたい


中継ではランナーを見てなかった岡本に非難が集中した。ま、確かにそれはそうだし、シーズン中にも必死すぎて周りが見えていないこともあったんだけど、個人的にはそれ以上に元木コーチがどうだったのかが気になった。


確かに柳田が取るかどうか微妙な打球で、打った瞬間に全員が走るという場面ではなかった。
全員がハーフウェイの状態で取るかどうかを見極めてからの行動になるのだが、点差を考えれば、外野から一気にホームに投げるという事は考えづらく、普通は内野に戻してセカンド、ファーストランナーを1つでも先に行かなせない形を作るものだから、亀井はつっ込んでいたとしても刺される可能性は低い。
(笘篠氏もそんなようなことを言ってたね)


場面だけでなく、点差や次以降の打者を考えれば(亀井の足も遅くはないし)、つっ込ませる前提で動いて欲しかったのだが、そうでなかったことが元木コーチの判断なのか、亀井の判断だったのか、その辺は気になるかな。
(ってことで、もう一度見返してみたけど・・・やっぱり岡本が丸の位置を確認していれば防げたいたかなぁ・・・


その後の、阿部、ゲレーロが繋いだだけに、結果的にはもったいなかったってことにはなるけれど、まぁ完封負けすることなく、最後に高橋、森を苦しめて、明後日以降のソフトバンクブルペン僅かな不安を見せながら、一矢報いたことを喜ぶしかないのかな?

 

先発のメルセデスは、中継で後ろから見ているだけでは、打者目線での打ちづらさはわかりづらいけれど、前回のCS同様、球もちが良く、打てそうに見えて差し込まれてしまうピッチングと、徹底した低めへの制球で小気味よかった。
もちろん以前も低めと左右への制球で打ち取るピッチングが持ち味だったわけだけど、ストライクを取ってもらえないと我慢できなくて、真ん中に集まりつつあるところが、取ってもらえなくてもしつこくそこへ投げるという形になって、安定しましたね。
その上で、球もちの良さが左投手なのに左に弱いという弱点をも克服した感じ。足が吊るとか・・・相変わらずスタミナやフィジカルコンディションの面で???なところはあるのだけれど、日本シリーズという大舞台にも関わらず、初回から自分のピッチングが出来たことは評価してあげても良いし、来季への課題ははっきりしているわけだから、そこはオフの宿題にしてくれればいい。


昨日の山口もそうだけど、ミスを少しでも減らして自分のピッチングは出来れば、ソフトバンク打線が相手でもゲームは作れるということがわかったことを前向きに捉えたい
(一方でそのわずかなスキを見逃してくれないのが、ソフトバンク打線ではあるけれど)

 

短期決戦ではミスをした方が負けだと良く言われるが、今日の最終回の走塁ミスも含めて、それが如実に出た試合だった。
結果的に最終回のチャンスも高橋が四球x3なんてミスをしなければ生まれなかったし、こちらで言えば先取点を取られたきっかけは山本のエラーからだった。メルセデスのアクシデントがあったにせよ、右が続くという事で大竹に託したところで、いきなりミスが出てしまっては相手に付け込まれても仕方ない。これまで再三の厳しい状況を切り抜けてくれた大竹だったけれど、大竹自身にも松田への一球はコントロールミスだったと思うし、投手を代えるならバッテリーごとかえても良かったのではないか?と思われるタラレバも言いたくなるような場面でもあった。


CSファイナルで盗塁を刺す場面を見せた大城だったけれど、送球面に関して言えばやはりまだ小林の方が上。確かに大城のバッティングは残しておきたいところだけど、周東が代走に出た時点で、牽制の意味も込めて小林にスイッチするということも後になってみれば思いたくなるし、その前の6回に今宮が盗塁した場面もワンバウンドして捕球位置が高くなってしまったためにセーフになっていたが、小林だったら・・・と思いたくなってしまう場面ではあった

 

両方の先発が互いにノーノーでもやるんじゃないか?ってほどの投手戦だったので、互いにそれを打開する術はランナーを出して(できれば足が使える選手)、塁上からプレッシャーをかけて、リズムを狂わせるしかないな・・・と思っていた中での、6回の若林のデッドボール。
1点ではソフトバンク相手に足りないのはわかってはいても、5回裏のピンチをしのいだ後だけに、田中俊がきっちり送りバントを決めたところで、重信、亀井で何とか1点をと思っていたのに、バッターが左の重信だったことで、センター前に抜けてもよさそうな打球が今宮のグラブに入り、戻り切れない若林が刺されてチャンス終了


運が無いという見方も出来るが、重信のバッティングも決して悪いわけではなかったのだが、先制すれば重苦しい雰囲気が動くと思っていた中でのまさかのゲッツーが非常に残念だった。

 

とはいえ、アンダースローの高橋礼ということで、左を並べた打線で、チームの要となる亀井、丸、阿部が揃って引っ張り傾向で序盤に乗らせることになってしまったのが、計算外だったとは思う。
しっかり予習はしていたと思うし、アンダースローの投手の場合は低めはほぼ落ちる、高めはホップするわけで、打ちづらいけれど、今日の高橋礼のボールは低めに来た球はかなりの確率で落ちていたから、そこを見極めて捨てることさえできていれば、もう少し違った形もあったんだろうけど、まぁ見事にみんな低めを引っ張り、三振 or ゴロで終わるという相手の術中にハマってしまいました
特に阿部は全くタイミング合わず、それを反省しすぎて7回のチャンスに引き込みすぎてサードゴロ・・・最終回のタイムリーは見事でしたが、個人的にはその分を7回に出せていたら、さらに展開も変わっていたかもしれないと、これまたタラレバを言ってしまいたくなります(涙)

 

収穫は岡本さんが良い感じになったことと、ゲレーロが追い込まれたら無理をせず、しっかり右打ちを意識できるようになっていること。坂本も爆発はしていないながら、初回のセンターフライは決して悪くなかったので、状態はそんなに心配していない


一方で亀井と丸は心配


亀井はもともと引っ張り専門だけど、それがちょっと悪い方向に行っているし、丸は絶賛迷走中。二人とも四球は選べているから、ヒットが欲しくて焦っているという感じではないけれど、ここが機能しないと、打ち勝つ野球は出来ないので、結局は彼ら次第という事になる
特に丸は去年、結果を出せなくて苦しい悔しい思いをしているから、余計に力は入っているだろうけど、地に足をつけて欲しいなと思う

 

さて、これで敵地で2連敗。
山口、メルセデスで最低でも1つは取りたかったところで取れず、ノセてはいけないマッチをのせてしまい、柳田にも一発を浴びるという嫌なビジター決戦になってしまいました。
幸いにも1日空いて、今度はホームに戻ってくるので、そこで巻き返したいですね


本来なら菅野、山口、メルセデスという3枚を2回噛ませたいところですが、それが出来ないという時点で厳しい船出になっているわけですから、それを覆すのは打つしかありませんので、この2戦を踏まえて何とかリセットして欲しいところです

 

(ま、今日は巨人、ソフトバンクの両球団のファン以外は、野球ファンであってもラグビーの方に目が行っちゃってたかもしれませんけど・・・(涙))

 

 

管理人:みんぐ
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