ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛 番外」11/05 日本 8-4 ベネズエラ → 緊張感ハンパ無かった…まだ硬いけど勝てて良かった

勝利投手:甲斐野(1勝0敗0S)
セーブ :
敗戦投手:ビスカヤ(0勝1敗0S)
・投手リレー
日本:山口→山岡→大竹→中川→甲斐野→山崎 捕手:小林→會澤→甲斐
ベネズエラ:ドゥブロン→ソティレット→ブレトー→ナバス→エスコバービスカヤ→ソコロビッチ 捕手:ゴドイ
本塁打
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(https://baseball.yahoo.co.jp/baseball_event/game/2019110582/top)
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今回の侍ジャパンはシーズン終了後ということもあって、体調や故障などを理由に辞退する選手も多く、野球ファンが想定もしくは願っているベストメンバーとは微妙に違っているけど、逆にシーズン後だから開幕前の大会なら呼ばれていなかっただろう選手(巨人で言えば、中川、大竹かな?)が入っていて、興味深いメンバーになっている


全体的に一発で流れを変えられる選手は少なめだけど、投手を中心に守備力を駆使して守り勝つ、足を絡めて1点を取りにゆく野球をする、というわかりやすいメンバー構成だと思う


一方で投手は豊富だが、野手の登録が少ないのでゲーム中に頻繁に代打や代走を出すという展開を作りにくく、それと同時に本職ではない守備位置につかなければいけないこともあり、日本以外も同じだがマルチに守れる選手が集まっているので、普段とは違う采配を強いられる

 

ということを踏まえて今日のゲームを振り返る


初戦という事で、両チームとも表情や動きが硬かった・・・っていうか、まず、国歌斉唱だけどラグビーW杯を見た後だけに、見習って選手には思いっきり君が代を声に出して歌い、自分たちを盛り上げ、「ONE TRAM」になって欲しいのになぁ~と思い、ゲーム中も特にこちらの旗色が悪くなっている時には、もっと声を上げ、時には悔しがり、大きく盛り上がる空気感を作って欲しかった。
ま、ラグビーの代表選手と違って、1年の7割近く同じ釜の飯を食べるという経験をしていないから、そこまで結束が固くないのはしょうがないかもしれないけど、つい先日まで選手間の一体感を見ていただけにちょっと残念だった
(日程が進むにつれて雰囲気が良くなると思うけど)


さて、先発の山口はカナダとの試合を経て、どういう修正をしてきたのかわからなかったけれど、うまく修正していたと思う。今大会に関しては、慣れないボール、慣れないマウンド、普段とは違う球場の雰囲気に如何に対応するかがカギになると思う。メンタルが弱いと言われ続けていた山口が今シーズン得た自信を手に、どんなピッチングをするか不安な気持ちだったが、外角のストライクゾーンが狭い審判相手にバッテリーともうまく対応したのではないだろうか?


いきなりの連打でどうなることか思いながらカストロ、フエンマヨールを連続三振にとったところで、本人も吹っ切れた感じかな?
一方で球数の問題もあり、最後まで投げるなんて気にしなくてよい大会だから最初から飛ばしたと思うので、スタミナ切れも早かった…ま、国際大会は慣れられる前に代えるってのは当たり前だし、ある程度は想定内だったと思うけど、展開的に1点もやれない形だったので、慎重にならざるを得ないし、心と身体を削ったことでしょう。併殺崩れでの1失点は惜しかったけど、途中降板することなく最少失点で凌いだので頑張ってくれたと思います

 

重苦しい空気の中、なかなかヒットの出ない日本でしたが、与四死球2個だった日本に対し、12個も手に入れたことが勝利に結びつきました。ゾーンの厳しい審判にうまく対応した日本との違いや、もともとの制球力の違いというのもあったとは思いますが、連打で得点をするのが難しい国際大会では如何にして四球をもぎ取るか、打席で粘って球数を投げさせるかというのは大事な戦い方なので、ある意味では日本らしい戦い方だったと思います

(初めて対戦する投手ばかりですから、連打からホームランで一気に!ってのは相手投手がよほど不調でないと難しいですからね)


8回の6得点はヒットは僅か2本、四死球7個ですから日本らしい攻撃だったと言えると思いますし、相手に助けられたとも言え、野球はわからないな、国際大会の短期決戦怖ぇ~って痛感させられたイニングだったと思います

 

さて、巨人ファンとしては我がチームから選ばれた選手の活躍が気になるところですが、やはり何と言っても日本シリーズから続く坂本の不調は心配ですね。
庇うとするなら、体調も万全では無いだろうし疲労もたまっていると思うので、同情したいところなのですが、それは他の選手も同じでしょうし、選ばれたからには言い訳のきかない世界なので、何とかきっかけを掴んでチームの空気を良くしてほしいところです。恐らく本人もどこが悪いのかはわかってると思うけど、なかなかイメージ通りに身体が動かないんでしょうね

打たなきゃ!って気持ちも強すぎる気がするので、今日のような12四死球を奪う戦い方もあると気持ちを切り替えて、今の自分の状態で貢献できることを考えて欲しいなと思います
(強く振るのは必要なことだけど、ちょっと空回りしている気がするんで)

 

それ以外の選手では、大竹も持ち味は出していたし、小林も5回には逆転のきっかけとなる四球を選び、中川はもう少し頑張って欲しいが代表デビューを果たした。田口の出番はまだ無いが、いずれ必ず投げることになると思うので、何とか勝利に貢献する活躍をしてもらいたい

 

初戦で負けると一気に不利になり、プレッシャーのかかるゲーム
「ひょっとしたら初戦は敗退?」なんて嫌なことを一瞬考えてしまいましたが、プレッシャーがかかるのは相手も同じでした。形、内容よりも結果が大事な大会ですから、とにかく初戦を取れて何よりです。
出来れば1位で突破したいところなので、残りも勝利して欲しいですが、プレミア12はどの国の代表が優勝してもおかしくない戦いなので、そう簡単には勝たせてもらえないでしょうね

でも頑張って優勝を目指してもらいたいところです
ラグビーに負けないように、野球少年が増えるような戦いを期待しています

 

追記
国際大会が行われるたびに同じことを言ってますが、やはりMLBの選手が招集できないのは悲しいですね。
野球よりもケガのリスクが高いのでは?と思われるサッカーでは、母国の代表に選ばれることを誇りに思い、所属チームが送り出してくれるのに対して、野球における代表はまだそこまでの空気を作り切れてません。
ダルビッシュマー君マエケン、大谷、平野・・・ケガなどの故障を抱えている選手はともかく、海外で活躍している選手が日本代表に選ばれて、国際大会で戦いたい!って思ってもらえるような意義のある国際大会にWBCやプレミア12がなるように我々ファンも盛り上げてゆかなきゃいけないなぁ~って思います

 

管理人:みんぐ
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