ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」3/28 巨 1-1 DeNA → 負けなかったというべきか、勝てなかったというべきか…


DeNA 2勝0敗1分 東京ドーム

勝利投手:
セーブ :
敗戦投手:
・投手リレー
巨人:今村→大竹→高梨→中川 捕手:大城→小林
DeNA:平良→砂田→山崎→石田→三嶋 捕手:嶺井
本塁打
巨人:
DeNA
日テレG+ にて観戦 解説:篠塚和典 実況:蛯原哲
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東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの3回戦。9回打ち切りの試合で1-1の同点に終わった
(https://www.giants.jp/G/result/202103281index.html)
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平良を打ち崩すことが出来ず、敗色濃厚だったゲーム展開の中、ギリギリで同点に追いつき、引き分けに持ち込んだと考えれば、シーズン通してやってはいけないことは負け数を増やすことなので、引き分けは上出来でしょう
特に今年は9回までしかゲームは行われず、延長がないことを考えれば、プロ野球史の中でも恐らく最多の引き分け数になることも考えられ、勝率で優勝が決まるリーグ戦においては、引き分け数が増えることは決して悪いことではありません。

阪神が開幕カードを3連勝したので、一歩後退した形にはなってますが、勝率10割なことには変わりありませんので、気にすることはないでしょう
(と、強がってみる(笑))


一方で、初回の失点さえなければ・・・・
大城2ベースの後にしっかり送って1点取れていれば・・・・


というタラレバを言いたくなってしまう展開だったのもまた事実。
ロースコアゲームでは、僅かなミスが命取りになってしまうことを考えれば、監督のいうように初回はもう少し慎重に行くべきだったかもしれないし、増田の走塁、松原のバント、からの今村のバント、中島の走塁死など、去年はそれなりに出来ていた細かいプレーがまだやり切れていないところは、今日の試合だけでなく3試合通じて反省すべきところだと思います。


先発の今村は、初回だけ見れば、どれだけ失点するんだ?ってくらいの感じで、平良の出来と比べても今日は5回持たずに交代か?と思う立ち上がりでしたが、3回以降意地を見せましたね
7イニングのうち、5回も先頭打者を出すという形を作ってしまいながら、終わってみれば被安打6、6奪三振四死球1個なわけですから、数字だけ見れば、前日の戸郷のピッチングと変わらないくらいの結果を残したと言っていいでしょう。
(違うのは被安打くらい?)


去年までなら5回持たず代えられていたところを我慢して7回まで投げさせてもらえたのは、ベンチからの信頼度があがっているからでしょうし、開幕2連勝しているというチームの余裕もあるでしょう。
一方で7回というところまで投げさせてもらえたのは、今村自身の粘りと3回以降の表情、そして去年とは違うところを見せろ!というベンチの激だと思いました。
平良を打ち崩せなかったことを反省するなら、今日に関しては打線が今村の足を引っ張ったという結果だと言われても仕方ないかもしれません。


外国人選手が間に合わず、攻撃力としては本来の力では無かったとしても、去年までの今村だったら、先頭打者を出してしまえば、慎重になりすぎて、四球を連発、3~4点は取られてもおかしくない流れでしたから、今日の粘りの投球は一歩前進した姿を見せられたと思いますし、次のチャンスを与えない理由は見当たりません。
特に精度の上がったフォークが思いのほか通用したのは、自信に繋がったことでしょう


打線に関して言えば、5回までノーヒットに抑えられたのは大きな反省材料です。
キレも制球力もある平良ですから、簡単に連打を浴びせるのは難しいとはいえ、チームとして攻略するための策が見えなかったのは残念でした。開幕したばかりなので、相手の調子を測る意味合いもあったでしょうし、いきなりの奇策ではなく、まずは正攻法で戦った上で、次につなげるという事だったのかもしれませんが、今村の粘りに応えるような工夫が欲しかったというのが本音ではあります。


惜しむらくは張りを訴えて降板したのが気がかりで、平良には1年通じてローテを守り、その上で好ゲームを繰り返したいと思っているので、軽症であることを願うばかりです。

 

さて、これで開幕カードが終了
次はビジターでの中日との3連戦が待っています。昨年のことを考えれば、決して与しやすい相手ではないことは明白ですし、大野との対戦はこちらからしてもなかなかにしんどい戦いになります。
先にも言ったように、今シーズンは引き分けが多くなることが予想されるので、とにかく負け越しだけはしない戦い方が重要になると共に、控え選手を出すタイミングがキーになるでしょう。
代走、代打をどこで出すのか、先発をどこまで引っ張るのか、どのチームも早めに動いてくるのは想像に難くないですが、一方でどこまで我慢して、「ここだ!」という見極めをする感のようなものも必要になってくると思います。
使わずじまいで負けることを恐れて早めに勝負に出るのか、ギリギリまで我慢して最後に畳みかけるのか、データだけではない監督の感覚が問われるようなシーズンになりそうで、ちょっと野球の見方が変わりそうですね。

 


追記
これまで何度も書きましたけど、我が家は父が広島、母が阪神、私が巨人、弟は興味なし
というヘンテコ家族で、同居している時は、晩御飯時はいつも野球を見ながら戦争でした(笑)
今夜、夕食時に実家の母親から

「悪いわね、今年はうちが優勝してしまうじゃろう」

って電話が・・・


「去年も開幕前に優勝じゃ!って言うとったろうが
 開幕と同じメンバーで1シーズン戦うことはないんじゃけぇ
 離脱する選手がいることも考慮して、長い目で見んといけんよ
 層の厚さでは、こっちも負けとらんけん」

(すみません、岡山弁入ってます)

って会話が・・・


80歳の母が興奮するくらい、開幕3連勝は盛り上がっているようです
確かに強いチームに変貌しているので、再来週からの戦いは開幕ひと回り目での注目カードになるように、こちらもしっかり戦わなければいけませんね。
気になるのは、阪神とはビジター&ホームで2カードとも、こちらは裏ローテになってしまうというところ。
開幕戦をエース回避した球団がある中で、正攻法で行った巨人の戦い方が、どういう結果に繋がるのか、そこでまずは序盤の順位が確定するかもしれません。

 

管理人:みんぐ
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