ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/15 巨 6-2 中山と高橋宏斗の勝負は激アツだったぁ~

対 中日 3勝2敗0分 バンテリンドーム

勝利投手:グリフィン (2勝1敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:髙橋宏 (1勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:グリフィン→鍬原→大江→直江→大勢 捕手:大城
中日:髙橋宏→砂田→祖父江→勝野→山本→橋本 捕手:木下

本塁打
巨人:大城卓 2号(4回表ソロ) 
中日:

TBSチャンネル1 にて観戦 解説:吉見一起 実況:西村俊仁(CBC)
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230415_8003_1/)
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前日には地元枠で中山のスタメンと書いたけど、確かにそういう思惑はあったと思うが(昨年は北村にもありましたね)、そういうところでの出場は選手のモチベーションも上がり、家族だけでなく地元のファンも喜ぶでしょうから、興行としての盛り上がりだけでなく、選手のパフォーマンスを引き出すという点でも意味のあることだと思う


ましてや、この試合は中京大中京の同級生同士、バンテリンドームが盛り上がらないわけがありません

(高橋人気もさることながら、この試合の観客動員数が証明しています)


そこで結果を出し、文句なしのお立ち台にあがった中山にとっては、本当に忘れられない一日になったでしょうし、高橋宏斗にとっては次こそリベンジを!と闘志を燃やす日になったでしょう。

地元でのお立ち台で清々しい中山


ちょっと前には、菅野 vs 田中広輔や、菅野 vs 大田泰示といった戦いも見ものでしたが、この試合に関しては、主役はこの二人でした。


いずれは、地元での実現は難しいですが、横川と根尾の投げ合い、横川と根尾の打席での対決なんてのも楽しみなので、根尾には早く1軍にあがってきて欲しいですし、横川は1軍にしがみついて欲しいです。


前日の敗戦で、単独最下位となった巨人ですけど、私はレポートの中で「1~5番は固定して欲しい」と書きました。ベンチとしても、同じ思惑だったかどうかわかりませんが、変更が無かったのは良かったと思います。


試合開始前まで知らなかったんですけど、高橋宏斗は巨人はまだ未勝利だったんですね、WBCでメジャーのスカウトの目に留まり、日本中にも名前が知れ渡ることになった中日の次期エース。簡単に打てないことはわかっていましたし、正直を言うと敗戦は覚悟しながらの観戦でしたが、高橋宏斗の制球がちょっと乱れてましたね、本人もかなり意識していたのでしょう。


その中で作ったノーアウト満塁のチャンス、こういうケースで下位打線となれば、点が入らない光景も良く見ますし、満塁ってなかなか点を取るのが難しい。ましてや打線低迷中の巨人となると、よくてゲッツー崩れで1点かなぁ~って思っていたんですが、そういう難しい重苦しい雰囲気の中で、中山が一発回答を見せてくれたのはベンチに勇気を与えました。


さらには前進守備だった外野へ、グリフィンが犠牲フライと、相手よりも先に2点取れたのは、このゲームの主導権を握るということだけではなく、重かった空気を一変させるだけの効果があったと思います。


欲を言えば、その後のオコエ、丸、坂本が存在感を見せてくれたら最高でしたが、そこはまだ流れに乗れない主力がいました・・・一方の高橋宏斗は、そこから立ち直り、3回には岡本、中田、梶谷を三者三振の圧巻のピッチングで立ち直りを見せましたから、それだけに2回の中山のタイムリーは大きかったですし、WBCで球を受けていた効果かどうかわかりませんが、大城の一発は高橋に対して大きなダメージを与えたという点で、素晴らしかったです。


とはいえ、そこからじわじわと追い上げられ、旗色が変わってきつつあった中で、またもや風穴を開けたのは中山、続く門脇は四球を選び、坂本の場面で相手のミスが二つ重なり追加点。トドメにキャプテンが今季初となるタイムリで勝利を手に入れました。


個人的にスゲーなと思ったのが、門脇の四球


100%送りバントの場面


こういうケースだと、とにかくバットに当てるという事が第一優先になり、少々のボール球でも手を出してしまう。
身体はかがみ、バットを短く持ち、プロの球を顔の近くで見極めることになるわけで、そもそもストライクゾーンの判断が普段とは違うから、なんでもかんでも当てに行く選手が多い。相手はバントをさせないように高く、低く、左右に慎重に投げてくるから余計に難しいのだが、そんな中で門脇はしっかりとストライクゾーンの見極めが出来るだけの、スキルと冷静さをもってランナーを進めるだけでなく、自らも塁に出るという成果を上げた。


ひょっとしたら、バットに当てていたら失敗していたかもしれないけれど、この打席での落ち着きと、抜群の守備力だけでも、この先、ベンチに置いておくだけの価値があると思いましたし、1年目ということを考えると、彼は川相さんの後継者になれる素質を持っているのではないかと感じました。


イムリーを放ったキャプテンも、先日のホームランから、ちょっとスイングが強引になってきてる?って見えて、この試合でも三振が目立ちましたが、9回になり、相手にとって嫌な流れの中でストライクを取りに来た球を見逃しませんでした。
ようやく来たタイムリー、これで色んな意味で肩の荷が下りたでしょうし、今日以降、また落ち着いて打席に立ってくれる期待が高まります。


一方でまだトンネルの出口が見えない丸ですが、解説の吉見氏が言うように、引っ張りを意識してちょっと開きが早くなっているのは、テレビ越しにもなんか伝わります。
2番という役割を考えれば、大きいのはいらないので、まずはセンターから逆方向を意識しつつ、打席の中で少しでも長くボールが見えるといいのですが


先発のグリフィンは非常に良かったですね、右バッターのインコースもしっかり攻められてましたし、左バッターのアウトコースへ逃げるようなコースも抜群でした。
出来れば6回は投げ切って欲しかったですが、飛ばしたことによる影響もあったでしょうし、100球を越えたのでお役御免となりましたが、16個のアウトのうち、三振が8個で2勝目をマークですから、今後も安心して見ていられそうです。


問題は僅差のリードの中で、中継ぎをどうするかというところでしたけど、鍬原は最小限でピンチを脱してくれましたし、大江もナイスピッチング。
何よりこういう場面では初めて投げる直江がバンテリンのマウンドで躍動していたのは良かったです。
そういえば昨年は平内が存在感を発揮して、8回をカバーしてくれてましたが、今季は直江がそのポジションにハマってもおかしくないなと思わせてくれる投球でした。
(狭い球場で強打者の多いチーム相手だと、また違うかもしれませんけど)


キャプテンの2点タイムリーは勝利を近づける素晴らしい当たりでしたが、贅沢な欲を言わせてもらえれば、4点差になったことで、大勢のセーブが付かないシチュエーションになってしまったことだけが残念。


まぁ、個人記録よりもまずは勝利することが優先ですから、それはそれで大事なことですし、点差は開いているに越したことはないので、文句を言ったらバチが当たりますが、出来ればセーブポイントを1つ重ねて欲しかったなと・・・


もひとつ残念ポイントを上げるとするなら吉川の代打


打席に立つ前に原監督が自ら耳打ちしていましたから、バントじゃないなと思っていましたが、エンドランとかではなくフリーに打たせるのはちょっと予想外。
まぁ、思い切ってゆけ!と背中を押して、浮上のきっかけを作ってあげたかったのでしょうけど、あの場面で点差を考えるなら、もう少し堅い作戦を取って欲しかったのは事実だし、余計なことを考えなくて済むエンドランなどのサインを出した方が、転がすことに専念できたのはないかと・・・(結果論ですけどね)。転がしさえすれば、吉川の足なら少なくともゲッツーは避けられる可能性は高かったですし。


先日までの巨人であれば、終盤の場面は中山に代打、門脇のところも代打、松田こそ今はいませんが、もしかしたら、長野→松田のベテラン攻勢になっていた可能性もありました。
皮肉にも、チームに勝利の勢いをもたらせたのは、ベテランではなく中山、門脇というフレッシュな若手だったということが、今日以降に良い流れをもたらせてくれたらいいなと思わせてくれたという点で、良い勝利だったと思います。


今日は赤星 vs 鈴木


若武者の一人として、今日は赤星に勝利を手にして欲しいですね、出来ればサンデー赤星と呼ばれるように、毎週日曜は赤星が投げるから勝利を計算できる!って存在になってもらいたいです。


追記
ヤクルト vs 広島のゲームも面白かったですね。
巨人ファンとしては、移籍した戸根の600日以上ぶりの勝利は、ただただ嬉しいの一言ですし、新たな強敵の誕生という事で、対戦するのが楽しみになりました。
田口もやられてしまいましたが、ここまでは素晴らしい成績で来ていましたし、巨人時代では考えられなかったクローザーですから、彼の性格や切り替えの早さを考えると、意外と適任?って思わせてくれるところもあり、これまた古巣のファンとしては嬉しい限りです。

 


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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