ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/9 巨 9-2 DeNA → そうそう、こういう勝利が見たかったんだよ!

DeNA 3勝3敗0分 HARD OFF ECOスタジアム 新潟

勝利投手:戸郷 (4勝1敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:バウアー (1勝1敗0S)  

・投手リレー
巨人:戸郷 捕手:大城
DeNA:バウアー→石川→坂本 捕手:伊藤→山本

本塁打
巨人:岡本和 5号(2回表ソロ)、大城卓 5号(6回表2ラン)、門脇 1号(6回表2ラン)、ウォーカー 2号(8回表ソロ) 
DeNA:佐野 6号(1回裏ソロ) 

TBSチャンネル2 にて観戦 解説:槙原寛己 実況:初田啓介
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230509_15012_1/)
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重苦しい空気のチームに喝を入れるには、


エースの踏ん張り
それを支える野手の好守備
相手投手を攻略するチーム一丸の戦略
主軸の豪快な一打
序盤、中盤、終盤での得点


が必要になりますが、このゲームはその全てが詰まった勝利になりました。
ファンからしても、表題の通り


こういう勝利が見たかったんだよ!


というゲームになりました。


1番に吉川からの丸、打撃好調の大城を5番、8番に門脇を持ってきたところで、足を使うという意図はなんとなく感じました。


実際、丸にも積極的に走らせ、梶谷、門脇も足を使うなど、バウワー対策はしているなという印象。


恐らく、これがハマスタの雰囲気だったらまた違ったんでしょうが、新潟の地という事も手伝ってか、バウワーは投げづらい印象を感じたかもしれません。
終始ボールが高かったので、マウンドが合わなかった可能性もありますが、巨人打線がコンパクトに、さらに変化球をしっかり待っていたことも作戦成功。チームとして相手を攻略するという雰囲気が良かったと思います。


好調の佐野に先制ホームランこそ浴びましたが、焦ることなく狙い球を絞った打線の口火を切ったのはキャプテンの一発。
続く大城が出塁したもののゲッツーで2アウトとなった後でも、下位打線の梶谷が出て、門脇が懸命の走塁でセーフをもぎ取って追加点を取った場面、この若武者の必死なプレーとホームにまでちゃんと突入した梶谷の走塁がゲームの流れをこちらに持ってきたといってもいいかもしれません。


そして、その流れに追い風を吹かせるような、吉川の好守備からのゲッツー


中山や門脇の必死のプレーも熱くなりますが、やはり吉川と坂本のコンビネーションによるセンターラインは抜群の安定感と、ゲームの雰囲気を一変させる効果がありますね。
自分のピッチングにイラつき気味だった戸郷にとっても、このプレーでスイッチが入ったような(プロ野球ニュースでも触れられてましたね)感じになり、伊藤を三振にとった球はキレっきれでした。


出来ればバウワー対策で、期待されて1番起用の吉川にも胸のすくような当りがあれば最高だったんですが、守備だけでも得点に匹敵する貢献はあったと思います。


そんな中で存在感を出したのは、ヒーローインタビューも受けた門脇でしたね。
鼻息荒い若武者らしく、守備も走塁もそしてバッティングでも積極性のあるプレーで躍動していました。
個人的には岡本をファーストに回してまで門脇をサードに置くなら、門脇ファーストでもいいんじゃね?いや、それなら秋広だって足は遅くないし、それでも?って最初は思いましたけど、結果的にはコレがハマったんですから野球は本当に難しいし、面白い。

走攻守に大活躍の門脇


ファーストストライクからどんどん打ってゆく姿は小気味よかったですし、ようやく巡ってきたチャンスをしっかりモノにしました。
中山に疲れが見えてきた中で、ライバルの門脇の活躍は若い選手たちにまた、新たな風を吹かせてくれるのではないかという期待感が高まります。


先発の戸郷は・・・


これまで見た中でも1、2を争うくらい、ボールが走ってませんでしたね。首を傾げるそぶりやグラブで足をはたくなど、思い通りにゆかないことにイラついていたように見えましたが、そんな中でもスライダーをうまく使いながら、表情を変えることなく淡々とアウトを積み重ねる姿は年齢にふさわしくない(あ、誉め言葉ですよ(笑))貫録を感じるピッチングで、安定感の塊でした。


ただ、点差が開いた中で、143球も投げさせる必要があったのかは議論が生まれそうなところです。
ただでさえ、WBC疲労で本来のパフォーマンスが発揮できていない中で、エースに故障のリスクのあるピッチングをさせて良いものなのかどうか?
恐らく本人は性格を考えても、譲らないくらい最後まで投げることに固執していたかと思いますが、戸郷の離脱はチームにとって一番避けなければいけないことですから、見ていて冷や冷やしていたのは本音です。


一方で戸郷の姿が味方を鼓舞し、ファンを沸かせたのも事実。エースとはこうあるべきという闘志を見せてくれたことが、この勝利を演出したといっても過言ではないだけに複雑です。


昇格した菊田が打席に立てたのも良かった!


もちろん、結果を出すに越したことはないが、そこに固執するあまりに自分のストロングポイントを封印してしまうのは、最もやってはいけないことなので、個人的には結果より内容が大事だと思っていて、その点ではショートゴロでしたが、内容的には悪くないと思っています。守備では残念な場面もありましたけど、「次も使いたい」と思わせることが必要な選手ですから、まずまずだったのではないでしょうか?


その代わりにオコエが落ちる形になりましたが、開幕から全力でプレーしてきて、ここのところちょっと疲労が見えたり、雑になりがちなところがあったので、リフレッシュという点では悪くないと思います。
球団を変わってガムシャラにやってきた中で、リセットすることでまた気持ち新たにプレーしてくれるでしょう、当然、帰る場所があるという保証はないわけですから、若手の中での競争がレベルアップを促してくれることも期待しています。


何はともあれ、首位独走のチーム相手に注目度の高いバウワーとの戦いという事で、不利な戦いを予想していましたが、それを覆す勝利に胸が熱くなりました。
これがきっかけとなって、チームに勢いがつくといいのですが、こういう勝利の流れでそのまま戦いたかったところ、移動日が入って一日休み。
戸郷の完投でブルペンも休めたこともあって、一気に連勝と行きたかったですが、この一日が次の試合へどういう影響を及ぼすのか、注目です。


追記
巨人ファンにはお馴染み、いつも外野席にいるピンクのユニフォームを着た女神さん。
新潟にも来ていて、ちょっとビックリ。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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