ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」3/31 巨人 0-5 阪神 → やはり昨年の王者は簡単には勝たせてくれないな

対  阪神  2勝1敗0分 東京ドーム

勝利投手:桐敷 (1勝0敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:中川 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:高橋礼、バルドナード、中川、ケラー、松井 捕手:大城卓
阪神:才木、桐敷、ゲラ、岩崎 捕手:梅野

本塁打
巨人:
阪神:森下 1号(8回表3ラン) 、小幡 1号(9回表ソロ) 

日テレG+ にて観戦 解説:清水隆行 実況:梅澤廉
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240331_8003_1/)
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最初に結論から・・・阿部監督も完敗宣言をしていたように、このゲームは「やられた!」という敗戦となってしまいました。
3連勝して初めて阪神サイドも焦りを感じるでしょうし、こちらにとっても今季を戦う大きな自信を手にすることになると思っていましたが、さすが昨年の王者、そう簡単にはスイープさせてくれませんでした


初戦、2戦目と際どいピンチを凌いだ後に得点することが出来たのですが、このゲームに関しては、3、4、6回と大きなチャンスを作りながら点が取れなかった時点で、嫌な予感が走ったのは私だけでは無いはず。


結果的にその予感は当たってしまう事になりました


ってことで、私なりにポイントを振り返ってみます。


攻撃面では、才木の制球がバラついていたことが、良い面をもたらせて、ビッグチャンスを作ることに繋がりました。
一方でそのバラつきが的を絞らせてくれなかったのも事実。
中盤までに1点でも取れていれば、展開も変わっていたでしょうから、点が取り切れなかったことを悔やむべきですが、一方で才木が崩れることなく粘り強く腕を振っていたということで、やはり今シーズンも強敵であることは間違いないと確認できたゲームでもあります。


オーダーを大きく変更する可能性もありましたが、変更したのは対戦成績8打数4安打と相性の良い長野を梶谷に代えて3番に据えたこと。


長野さんの本領発揮は暑くなってきてからだと巨人ファンはわかっていますが、奇しくも今日の東京は25度近くある夏日に近い状態だったので、屋内とはいえ期待値は高かったのですが・・・四球でチャンスメークしたとはいえ、待望の初ヒットが出なかったのは残念でした。


まずは3回、吉川ヒットの後、何とか送らせたいところでしたが、パ・リーグから来た高橋礼投手に初打席でバントを決めろと言うのも難しい話。そこはまぁしょうがない。続く佐々木に最低でも進塁打をと期待するものの、サードフライで2アウト。
ただ、吉川のスチールでそこは帳消しにしたので、門脇、長野の四球で2アウトながら何とか満塁のチャンスを作りました。
ここで一発!なんて出れば最高ですが、岡本もそこまでは考えていなかったでしょう、今季はホームランよりも打点と公言していますし、ランナーも足が速いので1ヒットで2点が期待できる場面ですので、岡本も丁寧なバッティングを心がけていたと思います、事実、うまく見極めていましたし、才木のフォークが良かったり悪かったりで不安定だったので(梅野がよくキャッチングでカバーしていました)、最悪、押し出しでも全然問題ないと思っていたのですが・・・・


最後にファールすら許してくれない完璧なフォークが来てしまいました


あれを見極めることが出来ていたら最高だったのですが、あのコースはギリギリ反応してしまいますし、反応してしまった以上はファールすら許されずバットには当たらなかったので、完全にバッテリーの勝利でした。


続く4回も大城のヒット、丸の四球、吉川のヒットで、今度は1アウト満塁。ただ、残念なことに打席に立ったのはこれまた高橋礼。
3塁ランナーが大城だったので、フォースプレーとなる場面では、さすがに高橋礼にスクイズのサインは出せませんし、内野ゴロならゲッツーの可能性もある。考えられるのは、、最悪でも次の佐々木にチャンスを繋いでくれ・・・という形でしたが、そこは何とかクリア。
オープン戦好調だった若武者の佐々木に託しましたが、さすがに1軍の一流投手を相手にタイムリーを!というのは酷な注文だったかもしれません。せめて、転がしてくれれば何か起きたかもしれませんが、前打席と同じくフライではどうしようもない。
今夜は悔しくて、残像が頭に残っているかもしれませんね、でも、それもまた次への糧となるでしょう。


6回もチャンスを作り、今度は高橋礼のところで代打の梶谷。するどい当たりを出しましたが、はじいたり、グラブから一度落としてもおかしくないような打球を大山がしっかりと捕球してチャンスの芽が潰れました。
決して簡単な打球では無かったと思うので、そういう点でも初戦、2戦目の巨人と同じく、ファインプレーでピンチを凌ぎ、守備から流れを引き寄せたというところでツキを阪神に持って行かれたかもしれません


先発の高橋礼は「完璧に通用する」「あっさり捕まる、もしくは制球を乱して自滅」のどちらかだと思っていたので、結果が前者でホッとしていますし、本人も自信を手に入れることになったのではないでしょうか?
球速以上にストレートで押し込む場面も見れ、数少ないアンダースローということも相まって、今日のピッチングを常に再現できるのあれば、どこが相手であっても慣れるのに時間がかかるでしょうし、それまでは安心して見ていられそうな期待を感じさせてくれるピッチングでした。
結果的には6回を86球で被安打1、四死球は2個ありますが乱れての四球ではなく、大城の構えたところにコントロールされながら微妙にズレたという内容だったので、トータルとしてみれば完璧なデビューになったと思います
グリフィンの翌日だったというのも効果絶大だった。
(阿部監督の計算はドンピシャでした)

 

現代では貴重なアンダースロー、高橋礼はお見事でした!


バルドナードの7回は文句なしなのですが、そこからの中川はちょっとキツイなと思いましたし、そもそも、ゲームは膠着していたので、中川、大勢は延長も加味してとっておき、まだ投げていない投手を経験させると思っていたので、そこは個人的に意外でした。
その中川は制球が高く、ボールも真ん中に集まっていたので、ヤバいなぁ~と思っていたところで、積極的なバッティングをしてくる森下へバットの届くアウトコースへのちょうどよい高さのボール・・・見事に捉えられてしまいました。
あれがスタンドに届かなかったとしても、致命的なタイムリーになったことは間違いないので、悔やまれる一球になってしまいました。

(じゃあ、あの場面、ボールから入った方が正解なのか?といわれれば、それも違う気もしますし、あくまでも配球は結果が結論ですから、難しいところですけど)


せめて、バルドナード、ケラー、中川の順番だったらと思わなくもないですが、ま、タラレバですね。相手に流れが行っている中での松井には気の毒でしたが、当面はこういうビハインドの場面で投げるケースが続くと思うので、つぎのチャンスでは勢いを断ち切って、逆転の狼煙を上げられるような小気味よさを見せて欲しいと思います。


同じ2勝1敗なら日曜に勝って終った方が月曜が過ごしやすいのですが(笑)それでも、日本一のチームを相手に開幕カードを勝ち越して終われたのですから、阿部新監督の船出としては上々でしょう。見えた課題ははっきりしていますし、起用した選手はそれぞれに役割を果たし、先発メンバーには最初のカードで安打も生まれ、3人の先発投手は結果を見せました。次はバンテリンへ移動しての中日戦で、出来れば中田 vs 秋広の師弟対決が見たかったところですが、それは次回以降への楽しみとして取っておくことにします。


追記1:
ソフトバンクへ移籍したウォーカーが今日は暴れていたようですし、こちらは高橋礼がナイスピッチング。互いのチームにとって良いトレードとなったことが嬉しいですし、泉、馬場、近藤らの移籍組も結果を残して古巣のファンを喜ばせる日が待ち遠しいです。

追記2:
詳細はわかりませんが、ラモスが退団とのこと・・・育成中でいずれはストッパー候補に!って期待をしていただけに目茶苦茶残念。
ひょっとしてメジャーに目をつけられましたかね?

 


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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