ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/16 巨人 3-3 日本ハム → まさに激闘!素晴らしいゲームでした。

対  日本ハム  2勝0敗1分 エスコンフィールド

勝利投手:
セーブ :
敗戦投手:

・投手リレー
巨人:菅野、船迫、高梨、赤星、バルドナード、西舘、ケラー 捕手:小林、大城卓
日本ハム:加藤貴、杉浦、河野、マーフィー、矢澤、ザバラ、田中正 捕手:田宮

本塁打
巨人:岡本和 12号(4回表2ラン)、ヘルナンデス 3号(8回表ソロ) 
日本ハム:万波 9号(6回裏ソロ) 

GAORA にて観戦 解説:金村曉 実況:土井悠
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240616_1070_1/)
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8回終了前、私の観戦メモには交流戦を5割で終わるのと、借金2で終わるのとでは大きく違うし、リーグ戦再開時の勢いにも影響してくる」って書いてた。


しかし、2アウトからヘルナンデスの一発が飛び出し、状況は一変、そこから先は総力戦と言ってもいい激闘で、プロの技も凝縮した戦いでした


新庄ハムとは過去2年相性が悪く負け越しているので、前日の時点で勝ち越しを決めていたのは良かったのですが、ここまで来たら勝ちたかったです。
岡本の逆転2ランで逃げ切れるとは思いませんでしたが、テレビ越しにもわかるほど、声を張り上げ、闘志をむき出しにして投げる菅野に対して、再三苦しめる日ハム打線もすごかったですし、吉川や萩尾などピンチを幾度も回避する守備も素晴らしかった。
願わくば菅野にはリードを保ったまま6回を投げ切り、ブルペンに託して欲しかったのですが、元気な日ハム打線はそれを許してくれませんでした。

 

(菅野は「相手の狙い球などが不明確で、配球など投球プランを最後までうまく組み立てられなかったです」と言ってましたが、一方でゲーム中のリポートでは新庄監督は「スガコバ相手に駆け引きは不利、1球目から追い込まれたつもりでゾーン内のボールは振ってゆく」と指示を出していたようで、結果的にスガコバが戸惑っていた・・・ということなのでしょう、面白いですね)


この3試合見てて思ったのは、今の日ハムのチームの雰囲気や選手構成、戦い方、指揮官のモチベーションの上げ方など、


ひょっとすると阿部監督の言う「新風」の目指しているのは、コレなんじゃないか?


ってこと。昨年の阪神のような相手の嫌がる戦い方というのも見習うべき点は多数あり、阿部監督自身も常々口にはしていますが、「新風」というには、ちょっと違う


ほぼベテランのいないと言ってもイイ、フレッシュな面々、3年かけて手塩に育てた若者と新たに入った新戦力、まるで現役時代の新庄監督を思い出させるような、バネとセンスの塊のような身体能力に失敗を恐れない向かってゆく姿。


特に逆方向へ引っ張るというようなコンパクトでありながら力強いスイングと、それでもスタンドに運ぶ万波のようなパワー。犠打もしっかり決めるし、守備においては判断力と足の速さ、さらには捕ってからのスローイングの速さなど、新庄イズムが詰め込まれているような感じでしたし、「逃げるな!四球禁止!」というところも阿部監督とも共通している。


今の巨人は、まだベテラン頼みという側面もあり、同じとは言えませんが、恐らく阿部監督が目指している数年後の巨人を、今の日ハムが見せてくれているのではないかと感じる3試合だったような気がします。


ゲーム展開的にも両チームの安打数的にも、もっと点が入ってもよさそうなところでしたが、投手陣の粘りと素晴らしい守備で互いにピンチを凌いでるところは、高揚感と緊張感の入り交じる緊迫した戦いでしたし、ピンチを防いでイニングが終るたびに、大きく息を吐く戦いの連続だったのは見ごたえがありました。


特に終盤での代打大城のショートゴロ、ショートゴロかよ~と、つい思ってしまいますが、あの守備体系ならセンター前に抜けるか、グラブをはじいてもおかしくなかったところで捕ってからの迷いのない返球は見事でしたし、8回、岸田の当たりも普通ならセカンドへ行くのが当たり前。
(結果的に暴走という形でしたが、あの当たりで1塁で止まっていたら、それはそれで怒られたでしょうし、積極的な走塁への意識は絶対に無くして欲しくない)
五十幡の打球処理と返球の速さ、正確さが際立ったプレーで、あれもプロの守備でした。


初めてのエスコンフィールドでしたが、球場の雰囲気、相手チームに対するリスペクトや演出、どれもが素晴らしいものでしたし、見習うべき点もたくさんあると感じました。
岡本はこの球場で2戦連発をしたこともあり、良いイメージを残したまま、北海道の地を後にすることが出来るでしょう。


交流戦の最後のカードとしては、3連勝出来なかったのは残念ですが、負けずに終われましたし、良かった点と悪かった点を考える時間が4日間あります。
特にこのゲームで頑張ったブルペンたち、なかでも赤星は文句の付け所の無いロングリリーフでした。ゆっくり身体を休めて、次なる戦いに備えて欲しいです。


ファームでは中山、堀田らの若手も成長の兆しを見せています、投手、野手共に入れ替えや再編もあるでしょうから、ここから次はオールスターまでの間をどう戦うのか、そしてそれが終ってからの鞭を入れるタイミングをどうするのか、選手たちのタフさ加減と指揮官のタクトが楽しみです。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/
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