ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/28 巨人 3-2 広島 → やそれにしても何という内弁慶!

対 広島  4勝4敗2分 東京ドーム

勝利投手:高梨 (2勝1敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:栗林 (0勝2敗20S) 

・投手リレー
巨人:戸郷、ケラー、バルドナード、西舘、高梨  捕手:岸田
広島:床田、黒原、コルニエル、森浦、栗林 捕手:坂倉

本塁打
巨人:丸 5号(10回裏ソロ) 
広島:堂林 1号(5回表ソロ) 

日テレG+ にて観戦 解説:篠塚和典 実況:辻岡義堂
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240628_8003_1/)
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4勝4敗2分のうち、4勝は東京ドーム、4敗はマツダスタジアムという、互いの内弁慶ぶりがうかがえる対戦成績。まぁ、広島の場合は巨人に限らずマツダでは強いというイメージだけれども、まだ中盤とはいえ、ここまで両極端なのも珍しい。


どちらかが相手のホームで勝利すれば、そこで何かが変わるのかもしれないけれど、少なくとも東京ドームでのこのカードは、ジンクス通りに進めたい(笑)


両先発は戸郷と床田、ともに最多勝だけでなく、防御率も含めて投手のタイトルを争っている同士の対決で、1点が重い展開になることは容易に想像がつくわけだけど、まさに序盤はその通りの展開、塁には単発で出るが続かない。


まぁ、ヘルナンデスの走塁ミスは置いとくとして(笑)5回にゲームが動き、重苦しい空気になったところでの、その裏の逆転。3回のミスを取り戻そうとヘルナンデスも必死に走りました、まだまだプレーに粗さはありますが、あぁいう姿勢はいいと思いますし、必死にやった上でのミスは阿部監督は責めないので、積極性は忘れないで欲しいと思います。


互いの打線の状態を考えれば、終盤から継投に入り、守り切れるか?って戦いになり、8回にはケラーに挽回のチャンスを与え、最後はバルドナード。
巨人としては楽に逃げ切る流れで終わりたかったんですけどね・・・


まさかワイルドピッチで追いつかれるとは・・・バル自身は「完璧に投げようとしすぎて」と弁解してましたが、ここまで彼のおかげで勝利したゲームの数を考えれば、責めることは出来ません。
戸郷の7勝目の権利が消え、悔しい思いをにじませた表情が印象的ではありましたが、投手キャプテンとして以降もナインを鼓舞してましたね。
当然、野手もブルペンも戸郷を勝たせたいと思ってプレーしてますし、戸郷もそれを知ってますから誰を責めることも無いでしょうし、むしろ堂林に打たれた1本を反省しているはず。


野手は2点ではなく3点だったら・・・と自らのプレーや打席を悔いているでしょうから、そういう気落ちを持ちつつ、次に生かして欲しいと思います。


(15勝あたりが最多勝の目安兼、沢村賞の条件だとすれば、このゲームは何としても戸郷に勝たせてあげたかったけど・・・)


お立ち台に上がったのはサヨナラホームランの丸でしたが、チームを救ったのは10回の吉川のファインプレーでしたね
菊地の目の前で、菊池を彷彿とさせる忍者ぶりの守備から、暴投することなく門脇へのストライク送球。あれが無かったら、すんなり栗林がゲームを締めてカープらしい勝ち方でカードの初戦を落としていたでしょう。

ヤバ!抜けた!と思ったら、え?そこに居る?って吉川の準備のすばらしさ


自身3塁打で勝利にも貢献してますし、初回にはバントも決めているんで、気持ちよく次のゲームに入れるでしょう。中山や湯浅、新入団のココ・モンテス、泉口、門脇と内野手争いは厳しい中で、セカンドのポジションを渡してないのは、あの守備があるから。
あとはバッティングだけですね、まぁ亀井の変態インロー打ちを継承する吉川ですから、インローをライトスタンドに放り込むことが出来れば状態が良い証拠なんですけど、正直なところアレが出ると、バッティングが大きくなってかえって狂う事もあるので、今のようにバットを内側からだし、ライナー性の打球を打ってくれることに専念して欲しいなと思っています。


で、ゲームを決めた丸ですが、打った瞬間のベンチへのアピールがカッコよかったですね。
解説の篠塚氏も「全打席に置いて完璧、若手に見習って欲しい」と力説してましたが、まさにそんなバッティング。ボールを長く見て、リキむことなく逆らわずバットがスムースに出ていて、1番バッターに相応しい。長く見れるから四球奪取率も高く、相手として手ごわかった広島の連覇時代を見ているような打席が続いています
首位打者の地位も奪取して、「落ちないように頑張ります」と言ってましたが、首位打者よりも高出塁率を維持して欲しいので、今の状態を少しでも長く継続できるようにしてもらいたい。

変化球が2球続いたところでストレートをガツン!と完璧な当たり


入団当時、トレーナーが「ここまで身体の固い選手見たことない」って言うほど、身体は固いのに、でもバッティングは柔らかい(笑)つくづく野球は深いなと思います。


何にせよ、初戦を取らなきゃスイープもありえないわけで、今日はグリフィンに期待したけど、大瀬良だし、難しいゲームになることを考えれば勝てて本当に良かった。
一番やってはいけないことが3連敗ですから、それを阻止できたことにまずはホッとするし、仮にこの後2つ負けても、まだギリギリ踏みとどまれる。
理想は3連勝で一気に肉薄!ってことだけど、現実的には難しいことは重々承知の上なので、マツダで苦しくなることを考えても、最低でも2勝1敗、出来れば2勝1分で追われたら御の字だと思ってます。


ちなみに、阿部監督のコメントの「ケラー8回、バルドナード9回で行きます」って宣言・・・アレやめて欲しい。開幕前のショート門脇固定宣言から、阿部監督が何かを断言すると妙なフラグが立ち全て逆目に出てしまっている
もちろん、過度な連投はさせないだろうから基本は臨機応変に!なんだろうけど、断言するのは首脳陣内だけにしておいて、マスコミには「適材適所でゆきます」くらいにしておけばいいのに・・・(汗)


追記:
巨人の新・若様こと若林が入団後初打席、まぁ代打という難しいポジションですから結果は残念でしたが、アピールしたいという気持ちは伝わる打席でした。外野手争いはし烈ですので、余程の成績を残さない限りは難しいでしょうが、入団後、即本拠地で起用してファンにお披露目するところは阿部監督らしいです
一方で西武へ移籍した松原も待望の移籍後初ヒット、ファンの期待に応えるべく、ブンブン丸を封印してコンパクトなバッティングを心がけてました。あぁいうのを巨人時代にやってくれよ!って思いながら見てましたが、ところ変わって何とか必死に結果を出したいという想いが伝わってきて良かったです。
ファンにも歓迎されているようですし、今の巨人では1番打者としての起用はもちろん、1軍での居場所も難しい状態でしたから、せっかく手に入れたこのチャンス、活躍してファンに認めてもらえるような選手になって欲しいです。


追記2:
「前ロッキーズのココ・モンテス内野手(27)の獲得に乗り出している」と報道がありました。右の中長距離で率も残せそうな選手の獲得は今の補強ポイントと合致しますし、ヘルナンデスで当たりを引いた流れを続けたいところもあります。
今はもう、バリバリのメジャーリーガーは来てくれないですし、契約漏れたそこそこの年齢の選手に期待する時代でもなくなり、巨人に限らず、若くて才能あってやる気MAXのマイナーリーガーや3Aの選手を育ててメジャーに送り返す。。。なんて流れになってきている気がします。
(その方が経費も抑えられますし(汗))


坂本がいつまでもいるわけでもなく、レギュラーとしてではなくても、大事なところで代打で出て、そのまま守備につける右バッターは貴重なので、今後もこういう獲得は増えるかモしれません。まだ27歳と年齢も若いので、伸びしろはあるでしょうから、まずはファームでじっくり見させていただいて、適性を見極めたいところです。


あ・・・最後に、キラー・カーンってコメントあった時に、テレビの前でオリバー・カーンだろ!それにしても古い!」ってツッコんだんですが、ちゃんと後で訂正されてて良かったです(笑)


管理人:みんぐ
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