ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/12 巨人 5-0 広島 → 阿部監督執念の采配が実った

対 広島  11勝8敗3分 Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島

勝利投手:戸郷 (11勝7敗0S) 
セーブ :大勢 (1勝2敗25S) 
敗戦投手:床田 (11勝6敗0S) 

・投手リレー
巨人:戸郷、ケラー、バルドナード、大勢 捕手:大城卓
広島:床田、中﨑、塹江、黒原、大道 捕手:坂倉

本塁打
巨人:丸 12号(9回表2ラン) 
広島:

テレ朝チャンネル2 にて観戦 解説:工藤公康 実況:清水俊輔
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240912_31021_1/)
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戸郷と床田の投げ合いですから、互いに点の取れない重い試合になることは想定済み、阿部監督からも戸郷へ1-0の勝負になるという事は伝えられていて、本人もこのゲームの難しさはわかっている。


そんな中でのゲームだったが、この日の戸郷はとにかくフォークがキレまくっていた


圧巻だったのは3点リードして迎えた6回のピッチング、1アウト満塁というピンチで、ここで1点でも取られればマツダスタジアムの空気も変わりそうな局面で、一発長打のある堂林、末包をフォーク攻めで連続三振
確かにフォークは有効な武器だし、戸郷と言えばフォークだと誰もがわかっているが、一方で僅かにでも抜ければ長打の出やすい難しいボール。
それを躊躇なく連続で要求した大城もさすがだが、投げ続けた戸郷もまたスゴかった。


特に巨人キラーの末包に1本出れば完全に流れが変わるので、脳裏にほんの少しストレートがよぎっているかもしない中で、フルカウントからでもストライクからボールになるフォークを投げ切った場面は圧巻でした。


とはいえ、6回を投げ切ったところで116球はさすがに多い、夜とはいえ暑い屋外球場ですし、リードしていることもあってお役御免、珍しく3四死球を出しましたが、しっかり無失点で後に託し、見事に11勝目を手に入れました


前日に勝ちパを温存できたこともあり、7回以降はケラー、バルが準備していただろからある意味、順当なリレー。ケラーは問題なし、バルも2アウトからヒット、四球で一発出れば同点というピンチを迎えたが、そこでピンチに強い、船迫や高梨を送り出すわけでは無く、大勢を出してきた。


阿部監督のコメントによれば、回跨ぎは事前に伝えていたというし、大勢自身も9月以降はこういう事もあると事前に伝えられていたということなので、ある意味では想定内の送り出しなのかもしれないが、頭ではわかってはいても、そうそう無い回跨ぎ、特に8回投げ切った後の、9回への準備というのは身体の方は簡単に対応できるものではない
(そのおかげでベンチ前でキャッチボールする大勢なんて珍しい光景が見れたが)


最終的には丸のホームランにより、5-0となって普段は投げない点差で9回を投げることになったが、マウンドに行ったのが3点差からだったので、セーブもついて25セーブをマーク。阿部監督との息の合った意思疎通がカード3連勝に導きました。


一方で打線の方はフル出場が続き、ちょっと疲れ気味だった丸をベンチに置いて、オコエを1番センターに代えるという変化を加えました。連勝している時にオーダーをいじるのは勇気のいる決断だと思いますが、7連戦の3試合目という事もありますし、すでに勝ち越しを決めていたということもあって、先を見据えた運用だったのでしょう。


そのオコエは期待に応えることは出来ませんでしたが、久しぶりに試合開始からベンチで野球を見ていた丸は、何と代走からの出場で、9回表には試合を決定づける2ランホームラン。ここでも、阿部監督の采配がズバっとハマりました。


先制の場面は浅野の2ベースからスタートし、門脇の送りバントの場面では前進守備をしていた小園がサードへ戻り切れず結果的には門脇もセーフになるという局面を作り、坂本のセカンドゴロはバウンドが変わったこともあってか、菊池が捕球しきれずタイムリー、最後は岡本がセンター前への技ありタイムリー。
堅守の広島の僅かな隙をついた3点で、クリーンヒットは浅野のヒットだけという中で、1点が重い試合を動かしました


欲を言えば6回、7回でも追加点が欲しいところでしたが、そこは相手がさすがでした。


モンテスが音無しでしたが、それに気が付かないくらい締まったゲーム展開で、5-0という点差以上に緊張感のあるゲームでした


戦前は1勝できればいいと思っていた鬼門のマツダ勝ち越しするだけでなく、3連勝、その前のカードから考えれば4連勝というのは、応援する側としても想定外ですが、初戦の勝利から始まり、2戦目の劇的な逆転勝ちも含め、阿部監督のこのカードは勝ちたいという采配に選手が応えたという点で、「これがこの時期にでるか!」という驚きと共に、各選手が肝心なところで能力を発揮したという結果に大満足です。


それでも、残り試合を考えればまだまだ安心するには早く、神経をすり減らすような戦いは続きますが、ここにきて坂本が3試合連続マルチと存在感を発揮し、先発出場時の勝率をさらにアップさせているのは心強い事。
それに呼応するかのように、浅野、門脇の下位打線が良いところで起点になってくれているので、今はチームの一体感を感じます。
2勝1敗と3連勝では結果が大きく違いますしマツダでの戦いはまだ残っていますから、苦手意識を払拭するだけでなく、次にここに来る時には広島側の方が嫌なイメージを持ってくれるかも?という点でも、大きな意味のある勝利だったと思います。


とはいえ、7連戦はまだ3試合消化しただけ、今日からは東京に戻って、また暑い屋外でヤクルトとの対戦。以降は東京ドームが続くので、少し負担は減りますが、とにかく今の空気感をとぎらせないためにも、山崎伊にはしっかり勝利をゲットしてもらい、まずは7連勝の勝ち越しを決定してから、ホームに帰りましょう。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/
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