対 ソフトバンク 0勝1敗0分 京セラドーム
勝利投手:千 賀 1試合 1勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:菅 野 1試合 0勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:菅野→戸郷→高橋→ビエイラ 捕手:大城→岸田
ソフトバンク:千賀→モイネロ→森 捕手:甲斐
・本塁打
巨人:
ソフトバンク:栗原1号(二回2ラン)
日テレG+ にて観戦 解説:高橋由伸 実況:上重聡
ゲスト:五十嵐亮太、西川遥輝
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「SMBC日本シリーズ2020」第1戦は、京セラドーム大阪で福岡ソフトバンクホークスと対戦。巨人先発の菅野は二回、栗原の2点本塁打で先制点を奪われると、三回以降は立ち直りを見せたものの、六回に再び栗原に2点二塁打を許し、6回4失点で降板。さらに、八回にも高橋が周東への四球と盗塁、中村晃の適時打で1点を失った。打線は、九回、ソフトバンクの守護神、森を攻め、一死満塁からウィーラーの犠飛で1点をかえすも、散発4安打と打線がふるわず、1対5で敗戦。2年連続で日本シリーズ黒星スタートとなった
(https://www.giants.jp/G/result/202011211index.html)
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色々と観戦メモを取っていたけれど、プロ野球ニュースでデーブと高木豊氏が言いたいこと全部言っちゃったんで・・・そっち見てください。
で終わっちゃいそう(笑)
あえて、意見が被ることを前提で進めてゆきます
勢い的にも戦力的にもガチの勝負では勝てないなってのが一つと、あくまでもこっちはチャレンジャーなので、どんなオーダーを組んでくるかと思ったけれど、初戦に関しては亀井、ナカジの両ベテランを代打待機ではなく、先発に入れることで、ベテランの力を借りようというオーダーにしましたね。
大舞台だからってのもあるだろうけど、これやっちゃうと終盤の欲しいところで、代打の層が薄くなるなと思っていたんですけど、結果的にその通りになっちゃった感じ。
作戦面でもどういう策を練ってくるのか注目してましたが、エース対決ということで、まずは王道というか、奇策無しで選手に任せる采配をしたって印象。初回の松原が四球で出た場面でも、あいさつ代わりに走らせるということはしなかったし、3回にウィーラーが出た場面でも大城にバントは命じず、4回のノーアウト1、2塁でも丸にはバントも無ければ、エンドランもしなかった。
まぁ、采配で動くというのが正解かどうかは難しいところだけど、小細工なしに戦って、明日以降、どうするのか考えるという事なのだと思う。
チームとしては千賀のフォークには手を出さないというのは徹底してたように思う、それもあって、球数もまぁまぁ投げさせたし、四球で出塁という場面は何度か作った。
ただ、フォークを見極めようとするばかりに、ボールを手元まで見たが故、ただでさえ速いストレートにさらに差し込まれることになってしまったという結果になった。
じゃあ、ストレート狙いにすりゃよかったのか?ってことになるが、そうなると見切りを早くしないといけないので、フォークを空振りの嵐で好き放題にやられてしまう。結果的に待たれても前に飛ばさせない千賀がスゴかったという話で、初回からMAXのまま7回まで投げれてしまうところが、さすが3冠のピッチャー。岡本のバットをへし折った場面は初回にして「こりゃ簡単に点は取れないぞ」というのを印象付けたと思う。
一方の菅野も身体の状態は万全だったと思うけれど、ちょっと球が高かったのと、リキみからか制球も少し甘かった。球威はあったので何とか押し込めていたけれど、栗原に2ランを打たれたところは大城の配球も含めてバッテリーは反省しなければいけない。昨年、巨人打線がインコース攻めにあってシリーズの流れを持って行かれたトラウマからか、巨人バッテリーもインコースをしっかりついていたのはいいけれど、あそこまでしつこくすると相手に狙われるし、少しでも甘く入れば打たれる。栗原には連続で投げて、甘く入ったスライダーをスタンドに運ばれるというペナントで菅野が被弾する時のパターンをやってしまい、あの配球で何故菅野ほどのピッチャーがうなずいて投げたのかは疑問。インコースは見せなければいけないけれど、そうすることで外が遠く見えるわけだから、その利点をしっかり付かないと意味無いなぁ~って思いながら見てた。
結局、栗原に2安打され、もう外にしか投げられなくなったところで6回には読み切られてさらにタイムリーを浴びるという形になってしまったわけで、打てなかった攻撃陣も攻められるべきだが、それ以上に点を与えないという点で今日はバッテリーに対しての不満の方が大きい。
周東を出してはいけない、柳田に打たれてはいけない、というところに神経を注ぎすぎ、CSで余り調子のよくなかった栗原のところで、ちょっと気を抜いてしまったのか?と思えてしまうほど。
8回の場面も、周東に慎重になりすぎて四球。今度は足を警戒しすぎてあっさり盗塁、からの中村のタイムリーとソフトバンクのいつもの野球を完全にやられてしまう。高橋優に高度な駆け引きを求めるのは厳しいかもしれないが、デーブの言うようにリズムを変えたり、ボールを長く持ったりなどの工夫が無かったのは残念だし、いざ走られたときに焦りすぎてボールをしっかり捕球できてない大城はもっと残念。
駆け引きできないなら、走られても後のバッターを打ち取ればイイ、くらいに割り切って考えるくらいじゃないと、投げられる球種は絞られる中で、好打者の中村相手ではますます不利になる。
バッティングでは大城はヒットも打ったし、貴重な戦力ではあるので、ベンチに入れておきたいが、キャッチャーとしての起用はちょっと厳しいかな?という印象。菅野ということで先発マスクだったのだと思うが、この組合わせに関してはデータもしっかり取られているだろうから、だからこそ、岸田と組ませて欲しかったし、そういうパターンをシーズンの中でやってくべきだったと思う。
(シーズン終盤に何度かここでも書いたけれど・・・)
良かった点は戸郷かな。大舞台でも相変わらず表情を変えず、落ち着いて投げていたのは印象的。連投がきくかどうかはわからないけれど、第2先発として待機していた中では、良い準備が出来ていたのだと思うし、しっかりと自分のピッチングが出来ていた。
優勝するには菅野が2つ勝つというのが大前提というのが、大方の見方だと思うし、私もそう思う。4点のビハインドだからというのもあるだろうけど、球数を少ないところで降板させたのは早い段階で次の登板をさせようということもあるだろう。1、5戦目に投げさせるなんて話もチラホラみるけど、去年のことを考えれば5戦目があるかどうかもわかないので、個人的には1、4、7戦と登板してもらうしかないと思っている。
(もしくは昨日書いたように、5戦目以降は中継ぎ待機)
明日の石川は、これまた投手2冠の難敵。千賀とは違った意味でタイミングの取りづらい投手だから、また打線は苦しむことが予想できる。昼間、坂本のドキュメントに涙した後だからこそ、何とかキャプテンとして日本一になってもらいたいところであるけれど、勝利するにはサカオカマルの攻撃力が絶対に必要。
相手はこの3人だけは打たせまいと、必死でくるだろうが、それでも彼らが打つしかない。
1、2番が今日は機能しなかったが、だからといって1~5番はいじるべきではない、経験不足だからと安易に亀井を1番とか2番に置くようでは、昨年の二の舞になるし、そもそも経験不足のまま終わってしまう。
吉川尚も松原も打席での内容は決して悪くなかったので、来季への糧にするためにも固定してもらいたい。
あとは、栗原をラッキーボーイにしないためにも、明日は何としてでも抑えてもらわないといけない。
(その反動で他の選手に打たれて、日替わりヒーローが出ても困るが(笑))
今村では心もとないという声も聞くけれど、シーズン終盤の今村のピッチングは非常に良かった。今日の千賀のように最初から飛ばして、ストライク先行で勝負してくれれば、きっとゲームは作ってくれるでしょう。
中継ぎは他球団に比べても厚いので、後続を信じていけるところまで行ってもらいたいし、攻撃陣にも意地を見せて欲しい。
ひと泡吹かせるなんて弱い気持ちではダメ、絶対に勝つという強い気持ちを前面に出して、ソフトバンクを慌てさせるくらいじゃないと自分のやりたい野球をさせるだけになってしまう。
最後に1点だけでも取って、完封負けをしなかったのは良かったので、その最後の攻撃を明日に繋げて欲しいなと思います。シリーズはまだまだ始まったばかり、今この瞬間、これだけの緊張感のあるゲームを出来るのは、巨人とソフトバンクだけなので、その幸せを噛みしめながら応援したいし、選手たちもそれを楽しむ余裕を持って戦ってもらいたい。
管理人:みんぐ
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