ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」11/10 巨 4-0 阪神 → 藤川球児お疲れ様、スゴイ投手でした

阪神 16勝8敗0分 甲子園球場

勝利投手:戸 郷 19試合 9勝 6敗 0S
セーブ :
敗戦投手:青 柳 21試合 7勝 9敗 0S
・投手リレー
巨人:畠→戸郷→桜井→高橋→高梨 捕手:岸田
阪神:青柳→馬場→守屋→小川→藤川 捕手:坂本→梅野
本塁打
巨人:
阪神
BS朝日 にて観戦 解説:掛布雅之 実況:小縣裕介
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甲子園球場で行われた阪神タイガースとの24回戦。巨人は初回、相手失策の間に先制すると、丸と若林が適時打で続き、幸先良く3点を先行。投手陣は先発の畠、2番手の戸郷がともに3イニングを無安打無失点に封じ、日本シリーズに向けて万全の状態をアピールした。終盤も桜井、高橋、高梨とつないで阪神打線をわずか1安打に抑えて無失点リレーで逃げ切り、今季の阪神戦を16勝8敗の好成績で終えた
(https://www.giants.jp/G/result/202011101index.html)
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ゲーム内容に触れる前に、まずは藤川球児選手に


本当にお疲れさまでした、去年阿部が引退を発表した後、対戦してくれて火の玉ストレートで真っ向勝負してくれたことを思い出し、その時の阪神ファンのコメントが「阿部は本当に嫌なバッターだった、だけど一方で本当にスゴイバッターだった」と言われたことを思い出し、そっくりその言葉返します


「ビハインドで藤川球児が出てきた時は半分以上、試合を諦めた、本当に嫌な投手だったけど、本当にスゴい投手だった」


って


代表戦で藤川が味方になった時、これほど頼りになる投手はいなかったし、オールスターで味方として投げている時は頼もしかった、一方でペナントで敵として戦う時は、いかにして球児を出さない展開に持ち込むかということに終始するような、そんな存在感のある投手だった。
良い意味でも、悪い意味でも忘れられない投手です


和田投手のコメントをテレビで見て、藤川の松坂への思いのコメントを見て・・・**世代って言われる時代が数年おきにあるけれど、いわゆる松坂世代ってのは、本当にスゴイ面々が揃っていたんだなと改めて感じました。今シーズンで言えば久保裕也も引退し、毎年のように現役を退いてゆく。
ただ、巨人でも村田、杉内、實松、カトケン、木佐貫と指導者として腕を磨いている元選手も多いし、元巨人で言えば先の久保裕也矢野謙次などこれから第2の人生で花開く人もいるし、巨人ゆかりでない人も入れれば、それこそ人材の宝庫。
そもそも当の松坂本人がまだ引退していないし、コメントした和田もまだまだ投げているどころか、ひょっとしたら日本シリーズで苦戦させられるかもしれないという現役バリバリ。


すでに巨人はこの黄金世代が指導者として芽を出しつつあるなか藤川球児も近い将来、タイガースのピッチングコーチとして立ちはだかるのでしょう。
同世代が各球団でコーチだったり、監督だったりしてまたグラウンドでしのぎを削る時はそれほど遠くないことを考えると、指導者としての松坂世代がグラウンドで火花をちらす日が来るのが本当に楽しみに思えるような・・・そんな引退セレモニーでした。


引退セレモニーの最後の3人が、清原、上原、斎藤雅樹という巨人OB3人だったのも印象的で、それは言い換えれば、巨人にとって藤川球児が本当に存在感のある投手だったという事の表れであると共に、阪神も藤川にとってメモリアルだった巨人の3選手をピックアップしたというこことで互いのライバル関係を尊重したが上での演出だったのだと思います。


まぁ、清原のコメントを聞きながら「ヤベ!あのチン**を口にするのか!」って心配になったり、上原の「球児・浩治で頑張ってきた」のコメントにテレビの前で大爆笑したりと、ハラハラしつつ、笑かせてもらいましたけど(笑)


ちょっとセレモニー長くね?と思いながら延々と見てしまいましたし、ここで阿部や村田、杉内から花束贈呈だったら胸アツだよな~と思いながらも、フェニックスやってる状況じゃ無理か・・・とサプライズを期待していた分、残念な気持ちもありますが、しっかりコメントも残しているので、良いイベントだったと思います。

 

巨人の現役で藤川球児ゆかりの選手が少ない中、原監督の計らいで「うちを代表する選手ですね。やっぱり対戦させたかった」と坂本を代打に送り、次にナカジも出したのは花を添えたということでしょう。
原監督のことですから「三振して来い」なんてことはいうはず無いと思いますし、彼らもわざと三振したとは思えませんが(って、ヤフコメに書いたら↓いっぱい押されました(笑))、真っ向から勝負して1、2の3で振りに行って三振したのだと思えるほど、清々しい勝負だったと思います。
この二人の対戦を見る限り、コンディション調整さえ間違わなければ来シーズンも現役でいけるのではないかと思えるほどでしたが、ナカジのところでは球も荒れてましたし、重信の打席ではキレも悪くなっていたので、あそこが限界だったのでしょう。


今、現役で投げている投手、これからプロに入ろうとしている投手にとって、藤川のストレートは憧れの球質の1つでしょうし、誰もが追い求めて手に入れることの難しい究極のボールですが、これから先、それを受け継ぐ投手がどこからか生まれてくることを願ってやみません。


本当にお疲れさまでした

 

 

と、感慨にふけるのはここまで
(坂本の2,000本安打の時より雄弁になってしまいました(笑))


さて、今日のゲームを振り返りましょう。


今日の注目は何といっても、若大将と大山のホームラン、打点王争い
阪神は1打席でも多く!ってことで、大山を1番に抜擢しましたが、個人的にはちょっと???。気持ちはわからなくはないですが、阪神サイドは近本の3割というのも一つのイベントでもあったわけですし、敵側から見れば、1番近本、2番大山の方が、近本が塁に出た場合に球種が限られる勝負になるだけに、その方が嫌だったので、その打順で来られた方がバッテリーはキツかったと思います。
1番大山だと、塁上に誰がいようが一発だけを警戒すればよかったので、ここは矢野監督が杓子定規に考えすぎたのかなと思います。
終わって見れば、4打席で音無しだったので、互いに残り1戦の中で大山が4本、岡本が0本以外にひっくり返られないことになりましたし、ヤクルトは最終戦を終了したので、単純計算でほぼ手中にしたと言ってもいいですし、打点王に関しても押し出しながら1打点をゲットしたので、これも数字の上ではほぼ確定したのではないでしょうか?

 

ただ、敬遠合戦になってもおかしくなかったゲームで、勝負に行ったのは良かったなと思います

 

巨人ファンとしては、まだ安心はできないながらも明日の結果次第では、残る興味は最終戦で投げる投手の状態と、岡本の100打点がなるか!というところになります。

 

先発の畠は四球が多かったのは確かに気になりますが、大山にだけは!って相当意識していたでしょうし、球場の雰囲気もいつもとは違いましたから、多少はやむを得ないかと。課題は残しながら、結果的にノーヒットで終わらせたので、良い経験をしたと思います。
3回で降板させたのは予定通りでしょうし、序盤でリードしていたことで戸郷に結果的に勝ちが付きました。日本シリーズへ向けての調整のはずですが、あわよくば戸郷に勝ちが付けば・・・と考えていたなら、極上の結果でしたね。ただ、気になるのは9勝まで来たから終戦でも投げさせて、2ケタを・・・なんて欲は出さないで欲しいなと。確かに2ケタ勝利して、日シリでも好投すれば記者投票の新人王にはわずかにチャンスが残るかもしれませんが、ちょっとそれは欲張りな気がするので、ここからはスロー調整でコンディションだけを考えてもらいたいなと個人的に思います。

 

なんだかんだ言っても、残るはあと1試合
紅白戦や練習試合などを組むのも難しい中途半端な日程になりますから、調整は本当に大変だと思います。
試したいことや新たなチャレンジをする余裕もありませんので、出来ることは体調管理とデータ分析だと思います
ここからはトレーナーを含めた裏方の仕事が重要になりますから、戻ってきてからは元気のある選手はG球場で汗をかき、少しでも体調に不安のある選手は回復に努めて欲しいところですね

 


管理人:みんぐ
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