ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/11 巨 7-1 阪神 → 戸郷 開幕から2連勝!オコエ5年ぶりの猛打賞で連敗ストップ

阪神 1勝0敗0分 東京ドーム

勝利投手:戸郷 (2勝0敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:西勇 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:戸郷→高梨→田中豊→鍬原 捕手:大城
阪神:西勇→富田→浜地→ビーズリー 捕手:梅野

本塁打
巨人:中田翔 4号(8回裏2ラン) 、大城卓 1号(8回裏2ラン) 
阪神

日テレG+ にて観戦 解説:中畑清能見篤史 実況:上重聡
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230411_8003_1/)
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まず最初に謝っておきたい


現役ドラフトでオコエを指名した時、楽天時代のネガティブな報道から、正直なところ懐疑的だった
そこからキャンプ中継を見て、紅白戦、オープン戦となるにつれ、身体つきもプレースタイルも少しずつ変わってきて、最終的にはバッティングスタイルも楽天時代の映像と比べても随分変わっている気がする。
この日の中継でも触れられていたが、デーブが相当彼に助言し、改良を加えた結果なのだろう。


中高大学時代、東村山に住んでいた私としては、引退した鳥谷は地元のヒーローとして大好きだったし、関東一高時代のオコエにも注目していただけに、今の活躍とヒーローインタビューでの前向きなコメントを聞いて嬉しくなった。

だからこそ、ネガティブに思っててゴメンなさいって言っときます。


強引なバッティングだけでなく、特に逆方向へ強い打球を打った2打席目の2ベースはお見事。走塁での貢献といい、お立ち台に立つだけの貢献をしたと思う。

(盗塁も失敗を恐れずドンドン走って欲しい)
ケガに泣かされてきた選手でもあるので、今の気持ちを忘れずに、日々のケアと更なるレベルアップに勤しんでくれれば、持ってるポテンシャルは外国人助っ人並みだから、ブレイクする可能性は十分にある。


現役ドラフト当日は阪神が指名した大竹がいいなぁ~なんて思っていたけど(先発のコマ足りなかったし)、現時点では注目度も高く、ポジション争いもし烈で、常に周囲から見られている巨人にオコエが来たことが良い効果をもたらせてくれている。


そして、何といってもこのゲームの主人公は戸郷でしょう


これで、開幕から2連勝、しかも防御率ゼロ。本人は三振が少ないことを反省点としてあげているようだし、評論家もまだ本調子ではないと分析しているけれど、それでも抑えてしまうあたりは、さすが。
新球のスライダーも効果的だし、何よりもストレートでグイグイ押してゆくところは頼もしい


阪神打線がまだチームとして本塁打が1本しかなくて、主力選手が軒並みストレートに押されていることを考慮しても、素晴らしいと思う。
もともと制球力はあるので、大城の構えたところにちゃんと行っているし、フォークは低く、ストレートは高めにしっかりと投げるというような、高低の使い分けが出来ていた
(大山あたりには徹底していた感じだし)


球数的にはもう1イニングどころか最後まで投げさせられる感じだったけれど、そこは体調面を考慮してのことだと思うし、7回裏のチャンスでベンチが決断したことだからしょうがない。
(ただ、ベンチで戦局を見つめる戸郷の不安そうな表情は印象的だった(笑))


その7回の場面、ぶっちゃけるとオコエのタイムリーがあったという前提での結果論なら、戸郷をそのまま打席に立たせる方法もあっただろう。
開幕からの長野のしぶとさとか、外野フライの可能性を考えて、代打に送ったとは思うが、後の松田も含めて、こういうところで中山を使って欲しかったなぁ~という気持ちは大きい。点差がついた楽な場面での代打ではなく、こういうしびれる場面で起用することで、勝負強さやケースバッティングをするという野球脳が鍛えられるわけで、経験を重視するのもいいが、若手に経験を積ませるという判断も欲しかった。
(右左関係なくね)


でも、一番、冷や冷やしていたのは監督かな


あの場面で無失点だと、戸郷を降ろしたこと、続く8回の継投など、不安と後悔が入り交じり、ベンチにも緊張感が膨らむだろうから、ひょっとすると厳しい結果に終わっていた可能性もあったので、際どい賭けではあったけれどオコエに救われたという点で、ベンチはホッとしていることと思う。


2軍では萩尾がホームランを打ち、菊田も好調。個人的には松田、長野二人がポジションが違うとはいえ、共に右バッターということもあって、出来ればどちらかを先の二人の若武者と入れ替えて欲しいと思うのだが・・・怖いのは例えば松田を落としたとして、上がってくるのがナカジになりそうだという(汗)


右のベテラン枠はそんなにいらんのよね~(ナカジが悪いという事では無く)


とにかく、痛い目しか見た記憶が無い西から3点取れたということが大きく、再来週にはまた戸郷と西のマッチアップの可能性もあるけれど、対阪神に関しては西と青柳への苦手意識を今シーズンは払拭したい。


チームの連敗もエースの活躍で止まり、改めて仕切り直しすることが出来た。メンデスの投球がどうなるか不安ではあるけれど、戸郷の阪神打線攻略をお手本に、力押しできるような形を作ってくれれば、連勝のチャンスはあると思う。

 

本日のヒーローの二人

追記1

大勢の出番が無いのが気になる…僅差の9回というのは見ている側にはドキドキするので大差で勝利するに越したことはないが、このままではセーブ王の夢が・・・

それと中田のホームランについて触れてなかった。

あのインコースを腕をたたんでのスタンドイン、改めて技術とパワーに驚かされました。後はキャプテンの一発ですね、この日は音無しでしたが、かといって焦ることなく強引にではなく、オコエの逆方向や中田のインコース打ちのような感じで、今度は岡本のスタンドインが見たいです。


追記2
GetSportsでの加藤貴之のナンチャンの対談は非常に興味深かった。
(見てない人は今ならTVerで見れる?)
キャッチャーの的からリリースポイントまでに線を引き、そこに合わせて脱力したフォームで投げる。
プロ野球選手はリキむのは簡単だが、力を抜くのは誰にでも出来ることではない」
と鶴岡がコメントしていたけれど、本当にソレ
どこでリリースするかが意識出来ていれば、多少大勢が崩れても、大きく外れることは少ない。
既に自分のピッチングが身についている投手が、おいそれとマネできるものではないけれど、加藤自身プロに入ってから手に入れたスキルだそうだから、手本にすることはできると思う。
一方でCSで放送している山本昌がMCの「マサNOTE」の鳥谷編で、鳥谷のバッティングの極意として、ストライクゾーン(プラス自分のゾーン)を四角い筒とみなし、その筒を投手のリリースポイントまで円柱ならぬ角柱として描き、そこから外れた球はボールか変化球だというのを意識していたというのも面白い。
ボール球をヒットにする技術が無かったから、本人は言っていたけれど、ピッチャーと自分の間に確固たる四角いパイプが見えていたからこそ、そこから外れた球には一切手を出さないことで、あれだけの奪四球を量産できたのだと。
これまた簡単に手に入れられる技術ではないけれど、是非ともマネして欲しいなと思いました。

 


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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