ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/26 巨 8-4 阪神 → 冷や冷やしたけど、終わってみれば快勝!

阪神 2勝2敗0分 甲子園球場

勝利投手:戸郷 (3勝1敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:西勇 (1勝2敗0S) 

・投手リレー
巨人:戸郷→大江→田中千→直江 捕手:大城
阪神:西勇→及川→加治屋→K.ケラー→岩貞→ビーズリー 捕手:梅野

本塁打
巨人:長野 1号(8回表3ラン) 
阪神:佐藤輝 1号(5回裏ソロ) 

SkyA にて観戦 解説:能見篤史 実況:寺西裕一
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230426_26001_1/)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


戸郷が投げてて、5-0になった時はかなり安心して見てられるゲームになりそうだと思ったんですが、やはり野球というのは難しいです


前回登板で援護がなかった戸郷、今回は大きな援護をもらったと思ったら、まさかの5連打4失点。油断なんて微塵もしていなかったと思うけど、本人も投げ急いだと言っているように、持ち前のテンポの良さもあだとなり、あれよあれよと連打の山を築いてしまった。


あわや1点差にまで迫られたけれど、逆に言えば、追いつかれることなく、何とかリードを守って終わらせたところはさすが
終わってみれば、ピンチらしいピンチはこのイニングだけで、他はしっかり抑えていたし、欲を言えば7回は投げ切って欲しかったが、球数や好調な近本を迎えるという事で、やむなくの交代。
本人は悔しさもにじませていたけれど、それでなくてもバットを折りながらも放ったタイムリーでは、手を気にする様子もあったし、3打席目も三振でいいのに振りに行って1塁まで走った直後のピッチングだっただけに、あれでよかったと思う。


雨でスライドしたことにより、ローテは再編されるようだから、今後は水曜になるのかな?今や押しも押されぬエースだから、出来ればカードの頭や日曜などの最終に投げて欲しい気もするけど、それよりなにより、コンディションを重視して、一度も離脱をしないシーズンを過ごしてもらいたい


過去に、桑田や菅野のように素晴らしいピッチングをしながら援護に恵まれず、勝ち星が伸びなかったシーズンを送ったエースがいて、前回登板を見た時に、戸郷もその道を経験してしまうのか?と心配になったが、今回のような楽勝ムードから一変し、それでも勝ち切ることが出来たことで、チームに自信が生まれたのは当然だけど、戸郷自身にも新たな気持ちが芽生えたのではないかと思う


WBCという最高レベルの戦いの中で、極限の緊張感を味わった後で、ペナントも初戦から結果を出していたことで、気のゆるみがあったとは言わないが、メジャーの打者と比べてしまって、精度に甘さが出たとしたなら、この経験は次以降に生きてくるはず


また、2年前の戸郷であれば、4失点する前に5回途中であっても交代を命じられていただろう。原監督の言葉にも「責任」とあるように、もはや炎上しようが最低でも5回は投げなければいけないという立場になったことを感じさせたし、ブルペン事情が固まっていないことを抜きにしても、6回は当然、7回も送り出したことは、過去の戸郷とはチームにおけるポジションがすっかり違っていることを内外で理解したことと思う。


巨人ファンにとっては狂喜乱舞の長野の3ランではあるが、まずはゴメンなさい、え?長野かぁ~って思ってしまったのは事実。
あの場面、力押しで来られたらスタンドまで運ぶのは難しかったと思うが、外からのスライダーが中に入ってきたことで、長野もうまく反応できたと思う。

甲子園でお立ち台!歓喜の長野



阪神ファンの中では、配球ミスを唱える人が多かったが、私もそう思う。


ただ、あれによってファンが歓喜したのは事実だし、長野本人にとっても、指名したベンチにとっても大きな一打であることは間違いない。昔からノせると怖いバッターだったし、もともと暖かくなってからが真骨頂の選手なので、これからも大事なところで使われることになるでしょう。
レフトに陣取る巨人ファンと一緒に喜びを味わえるよう、守備時にはレフトを命じたのは原監督の粋な計らいだったと思う。


4点差がついたことで、その後の継投をどうするか注目していたが、8回田中千晴、9回を直江という若武者に託した形。
セーブシチュエーションが付かないので、大勢はないだろうなと予想はしていた。点差を考えればトヨキン、鍵谷、今村でも良かったように思うけれど2連勝のあとのカードの初戦という事もあり、「どうしても勝ちたいゲーム」という局面において、今、ベンチの信頼が厚いのは、この二人なんだろうなと。


むろん、満員の甲子園での巨-阪神戦を経験させてあげたいということもあったのだろうが、二人とも持ち味を十分に発揮して、ゲームを締めてくれたと思う。
東京ドームとは景色も感触も違うマウンドでも結果を残せたのは自信になったことでしょう


今週はまだ4試合あるので、過多にならないよう気を使って欲しいが、対戦の少ない投手に苦戦するのは阪神打線に限らず、どこも同じなので、そういう計算もあったのかもしれない。


それにしても、阪神ブルペンはやはり強力です。
西が降板した後、及川があとを受けましたが、5点ビハインドでも2イニングを完璧に抑えたことが、その後の猛攻に繋がりました。
点差に関係なく、緊張感を失わせないピッチングをすることがいかに大事かということを見せつけられましたし、勝ちパは当然大事ですが、ビハインドの時にゲームを立て直し、味方にリズムをもたらせられる投手の役割の大きさを感じたゲームです。


ビハインドで中継ぎ投入しすぎ!と、岡田采配に苦言を呈すファンもいるようですが、長野の3ランが出るまで、どちらかというと球場の雰囲気と相まって、ヤバいと思っていたのは巨人側だったかもしれないことを想像すると、強力な投手陣というのは、守りというより気持ちの中で攻めに入れる大事なことだなと。


攻撃面では、プロに入って初の甲子園だというオコエが2安打という結果を残しました、その前の試合で5タコだったことで、「息切れか?」っていう短絡的なファンの発言を目にしましたが、僅か1試合で選手の好不調を語るワケのわからない声を一蹴してくれて良かったです。


巨人ファンからすると、西と青柳は見たくない先発投手の上位にランクインされますが、そもそもオコエには苦手意識とかないですし、丁寧に出し入れする投手に対して、積極的にストライクをスイングしていったことで、後に続く選手の背中を押したと言っていいと思います。


特に岡本は、甲子園という事もあり、大振りを捨てて、バットの届くところをコンパクトにスイングしたことで、2打席連続のタイムリーを生み出しました。
ブルペンが強力な阪神との戦いでは、1点でもリードされると、それだけでプレッシャーがかかるので、初回にいきなり点が取れたことは意味がありましたし、西に対して自分に疑問を抱かせることにもつながり、それが3回の4点にも繋がったのではないでしょうか?


(まぁ、島田の守備のミスが無ければ結果は逆になっていた可能性もあるので、守備の大事さも同時に問われましたが)


問題はサトテルにホームラン打たせてしまったことで、今日以降、調子があがると困るなぁ~ってことでしょうか?


さて、今日は山崎伊 vs      伊藤将


山崎伊は前回の登板で7回を投げましたが、伊藤将は左肩の違和感後の初登板という事で、それほど引っ張らないのではないかと予想。
出来れば、球数を投げさせて、阪神ブルペンをバタつかせて欲しいなと思いますが、強敵であることは間違いない。
打線も秋広が一日一善をこなしていて、活発になりつつあるけど、投手の状態が良ければ簡単に沈黙しますから、地に足をつけて、丁寧に強力な投手陣を攻略して欲しいなと思います。


追記
思えば、去年の四月は巨人の春でした、エースとキャプテン不在ではありましたが、しっかり貯金を作ってスタートダッシュが良かったと思いますが、GWあたりから一気に旗色が変わってきたように思い出します。
今、投打ともにバランスが良いDeNAだって、どこまで春が続くかわかりません、こちらもあきらめずに地力をつけながらコツコツと勝てる試合を取ってゆき、菅野や中川、堀田といった投手や菊田らの若い力も結集しながら、気が付いたら層が厚い、上位にいる!という状態になるよう近づいてゆきましょう。
幸いにも、今はまだ「今季の巨人はたいしたことない」という空気が流れているように感じていますので、ひたひたと迫ってゆくにはいいポジションかなと(自虐)
(出来れば、しばらくの間は、舐めたままでいて欲しい(笑))


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

↓良かったらクリックを

にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
にほんブログ村