ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」11/8 巨 3-5 ヤクルト → 2,001本目のホームランは3,000本へのカウントダウンの始まり


対 ヤクルト 15勝6敗3分 東京ドーム

勝利投手:梅 野 42試合 5勝 2敗 0S
セーブ :石 山 44試合 3勝 2敗 20S
敗戦投手:田中豊 31試合 1勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:横川→堀岡→高橋→田中豊→大江→田口 捕手:岸田
ヤクルト:スアレス→星→寺島→梅野→清水→石山 捕手:中村
本塁打
巨人:坂本19号(三回2ラン)
ヤクルト:塩見8号(四回ソロ)、山崎3号(八回満塁)
日テレG+ にて観戦 解説:川相昌弘 実況:蛯原哲
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東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの24回戦。巨人打線は初回に坂本が2000安打目となる二塁打で出塁すると、続く岡本のタイムリーで坂本が生還、先制に成功する。三回には再び坂本が2点本塁打を放ちリードを3点に広げる。先発・横川はプロ初先発ながら落ち着いた投球で試合を作る。四回にソロ本塁打で失点を許すも、5回3安打の好投で勝ち投手の権利を得てマウンドを降りる。しかし八回に4番手の田中豊満塁本塁打を浴び、逆転負け。本拠地最終戦を白星で飾ることはできなかった
(https://www.giants.jp/G/result/202011081index.html)
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せっかくのおめでたい日ですから愚痴は無しにしたいですが、やはり言わざるを得ないので、最初に吐き出しときます(笑)
四球、死球、ヒットからの逆転満塁ホームラン、これは前日の桜井以上に擁護のしようがない・・・投げてる本人にとってもトラウマになるレベルですね。
その後のヤフコメ、巨大掲示板が荒れていたのもわかります(汗)
鍵谷、デラロサいない、大竹は前日投げてる・・・って中で、じゃあ誰を投げさせる?って話にはなってしまうので、横川にとっては運が悪かったとしかいいようがありませんが、初先発ってのは人生で1度きりしかないわけで、そこで勝利するチャンスを手にしながら、自分以外の原因で手放すことになってしまったことは、一生忘れないでしょうね。
一方でプロ野球で勝利することの難しさも感じたことと思います



それと・・・今日のゲームは試合前から異様な雰囲気でしたので、平常心で戦うのが難しかったと思いますが、それでもキャプテンの2,000本達成からの期待の若手投手の好投ですから、選手全員が勝たせてやりたいと思っていたと思うんですが、その中で13安打+4四死球で3得点というのは攻撃陣も反省しなければいけません。4、5、6、9回とチャンスを作りながらそこで得点できなかったことも敗因の一つですから、田中豊だけが悪いのではなく、満塁ホームラン打たれてもリードを保てるくらい援護できなかったバッターも要反省です。

 

ってことで、まずは毒を吐き出したので、ここからは祝福モードで(笑)


まずはキャプテン!本当におめでとうございます。
もっと早く達成も出来たかと思いますが、東京ドーム最終戦、しかもその第1打席で坂本らしいバッティング!と、まさにシナリオでも用意してたかのような素晴らしいスタートとなりました。
両手をかかげる仕草と安堵したような表情が本当に印象的ですね、なんだかんだ言いながらどれだけのプレッシャーと戦っていたのか垣間見た瞬間でした。


記者会見の中の言葉で

「本当に震えるくらい緊張していた。今まで考えてやってきたことが、緊張している中でも、技術としてバッティングに出た。技術を追求してきてよかったなと。緊張感の中でもヒットが出たのは自信にもなりました」

 

からも緊張具合が伝わってくるし、さらに「技術を追求してきて」という言葉に重みを感じましたね。キャプテンとして長年チームを引っ張ってきたと言っても、まだまだ若い、常に上を目指して貪欲に吸収しようという姿勢があるからこその言葉ですし、代表に選ばれたときもオールスターでも、年下の選手にも積極的にアドバイスを求める姿勢の積み重ねが今の姿で、しかもまだ伸びしろを残しているというのがスゴイと素直に関心。

この職業を選んでしまったからには、引退するまで、追求することをやめるわけにはゆかないという重みのある言葉。
この姿を岡本が見て、ここから先、どういう風に成長してゆくのか楽しみになりましたし、恐らく、その姿に感化されているからこそ、今季のナカジのスタイルチェンジ陽岱鋼のフォーム改造などがあるのでしょう。
皆がもっと野球がうまくなりたい!という集団になれば、チームとしてもさらにレベルアップするというのを確信した記者会見でした。

 

まだまだ先があるというのを感じさせる象徴が、2打席目のバックスクリーンへのホームラン。

打った瞬間は2,000本目がこの当たりだったら…って思いましたが、違いましたね、2,001本目がホームランでスタートしたことで、3,000本目へのカウントダウンが始まったという狼煙となる一打だったわけで、ここからまた新しい記録への挑戦が始まるんだという思いが強くなり、令和一発目のホームランが坂本だったことを考えても、「あ~この選手はこういう星の元に生まれてるんだな、野球の神様は2,000本で終わるな、ここからが本当の野球人生だ」と言っているように感じました。


王さんのコメントもそうですが、ジーターとマー君のコメントは最高でしたね。
聞いている坂本が泣いてないのに、こっちが号泣してました(笑)

 

さて、先発の横川
尊敬する選手が杉内、しかも杉内は今のファームのピッチングコーチ、彼にとっては夢のような環境でしょう。
解説の川相氏も言ってましたが、まさに杉内そっくりな投球フォーム。おそらく、子供のころから何度もビデオを見て研究し、マネもしてきたんでしょうね。身体の大きさが違うので、またタイプとしては別になると思いますが、大型左腕としては内海のようなタイプでもあり、タイミングの外し方は杉内のよう。
ここから球速がアップし、本人が言うように精度がもっと上がれば、相手にとって打ちあぐねるような投手に成長することでしょう。初先発の雰囲気に飲まれることなく、淡々と投げていた姿は頼もしく感じましたし、左右両バッターのインコースをしっかりつけていたことは素晴らしいと思います

惜しくも高卒選手での初先発初勝利はかないませんでしたが、いずれは、それがあったからさらにレベルアップ出来たと思えるような成績を残して欲しいなと思いますし、相手にデータが無いからこそ、逆に日本シリーズのワンポイントを経験させてみたくなるような落ち着きも感じました
(去年の戸郷がそうでしたね)

課題はまだまだ多いですが、良いデビューを飾ったと思います

 

ドーム最終戦のセレモニーの中、原監督のサプライズで選手会長の菅野にコメントをさせてましたね。
あの菅野の表情とリアクションを見ると、本当に突然だったのだなと思います。
正直を言うと、今はまだ考えたくはありませんが、日本シリーズが東京ドームでは出来ない中、つまり今季の東京ドームの本当の最終戦という事で、来季以降、ここで投げることが無いかもしれない菅野にファンの前で、あいさつさせたかったのかも?というのを感じて、画面の前でニヤつきながらも寂しさも同時に感じた瞬間。


ただ、日本シリーズ第1戦は自分なんだという力強い言葉を聞いて、頼もしくも感じました。
少年野球の頃から通じて、まだ日本一を経験したことが無いという菅野、来季の事は今は言いませんが、今季こそは去年の忘れ物を取りに行き、ふさわしい結果を残して決断して欲しいなと心の底から思います。

 

松原にようやくバントを命じて、これは日シリのシミュレーションだな、でもよく決めた!って思ったり、6回裏1アウト満塁で若大将に打って欲しかったなって思ったり、今日の登板で高橋優は日シリでは中継ぎとしてのスタンバイになるだろう。対柳田ってことを考えても、左のワンポイントは何人いても困らんしなって考えたり、大城・・・打てないのはしょうがないけど、その球を本当に待ってた?ってがっかりしたり、あんまり目立たないけど最近丸の三振がまた増えたな~って思ったり・・・
ツッコミたいところが満載のゲームでしたが、スポーツニュースのハシゴをして、余韻に浸っている状況ではどうでもよくなりました(笑)


明日は週刊ジャイアンツで今日の舞台裏が見れたらいいな・・・って期待しつつ今日のレポートを終わりたいと思います

 


管理人:みんぐ
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