ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/20 巨人 6-2 阪神 → 残念!だけど、勝って良かった。野球は本当に最後までわからない

阪神 5勝5敗0分 甲子園

勝利投手:平 内 13試合 3勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:アルカンタラ 15試合 1勝 1敗 0S

・投手リレー
巨人:戸郷→今村→デラロサ→畠→高梨→平内→戸田 捕手:大城
阪神:青柳→岩貞→加治屋→齋藤→岩崎→湯浅→アルカンタラ→渡辺→石井 捕手:坂本→長坂

本塁打
巨人:
阪神:大山7号(九回2ラン)

日テレG+ にて観戦 解説:山本昌赤星憲広 実況:平松翔馬
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202205201index.html)
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やっとやっと・・・ようやっと!青柳に土をつけられる!
しかも戸郷の単独トップとなる6勝目
岡本に勝利打点となる2点が追加され


完璧な勝利!


ってなるはずだったんですけどねぇ


9回裏、2アウト、2ストライクまで来ての出来事ですから、見てる方は茫然でした。


2ストライクまで追い込んでの状態。
ストレートに強い大山だから、変化球で仕留めたいのはわかるが、ワンバウンドでも高すぎるクソボールでも振ってくれそうな状態に追い込んでいる中で、まさか抜けたスライダーをど真ん中に投げるとは・・・


それをヒットではなく、スタンドまで運んだ大山も褒めるべきですけど、まぁさすがにあれは無いかなと


と、9回を振り返ったところで、その前の6回


ゲームが膠着して動かない状態の中、丸がライト線のヒットで2塁打、ノーアウトだったので、当然先取点をとるべく、送りバントをしたいところだけど、打席にはウォーカー・・・
え?直生とかでもウォーカーのバント練習とか見たことないけど???
って思ったんですが、まぁ、やっぱり厳しかったですね、宮本氏はウォーカーの構えは悪くないって言ってましたが、それでもやはり前に転がすのは難しそう、結果的には追い込まれたことで諦めることになるわけですが、


個人的に注目したのは、バントの成功うんぬんではなく、こういう局面では外国人選手であっても躊躇なく送りバントを命じるという姿勢
ウォーカーも貴重な経験をしたと思うし、今日以降、バントの練習もしっかりやろうという気になったでしょう、それは打撃向上にも繋がるし、彼の今後の野球感にとっても良い影響を及ぼすのではないかと。
チームが勝つために、その時出来る最善を全員で尽くすという、チームプレーの精神を感じてくれたとしたら、さらにチーム力が上がるのではないかと期待を抱かせる場面でした。


結果的にそれが次の吉川のバントからの、岡本のタイムリーへとつながり、天敵・青柳から2点を奪うことになったわけで、このイニングの攻撃が延長以降の戦い方にも影響したと思いますし、勝敗関係なく、「ここだ!」というところでの「チームとしての集中力」を発揮できた場面として、大きなイニングになりました。


(このゲーム、負けたとしても今後に繋がる、絶対に意味のある攻撃だったと思いました)


戸郷、青柳の両先発は本当に素晴らしいピッチングでした。
特に戸郷は球数も抑え、いつもよりも三振が少ないか?っていうピッチングでしたが、阪神打線をしっかりと眠らせてました。一方で球数という点では、青柳をどう攻略するのか見ていましたが、全員とは言わないまでも、何とかフルカウントまで持って行こうという意識は打線から伝わりましたし、青柳自身も慎重になっていたところもあってか、いつもよりは苦労していたように見えました。


完投能力の高いスタミナのある投手ですが、今シーズンはここまで結構長いイニングを投げていることもあり、そういう投手であっても、1イニング15球以上を投げさせることが出来れば、中盤以降にチャンスは生まれるという、好投手攻略のセオリーを見せることが出来たのではないかなと。


とはいえ、低めは落ちる、高めはホップするという、青柳独特の球筋を捉えるのは大変なこと。
両方を追いかければ絶対に術中にハマるので、自分のスイングと相談し、アッパースイングなら低め狙い(それも目線よりボール1個低い予測で)、レベル、ダウンスイングの選手なら高めを上からたたく・・みたいな、自分のスタイルに合わせた攻略が必要だなと。


前日のヒーロー中山は、ヒットこそ出ませんでした、甲子園という特殊なグラウンドでも守備をしっかりこなし、青柳のような変則投手でも序盤はしっかり粘れてました。
彼は2年目なのに、投手へもしっかり声をかけに行くし、これまた宮本氏の言うように、ボールへの入り方、グラブさばきは本当に坂本に似ている・・・というか、学生時代、どれだけ坂本のプレーを何度も見たんだ?ってくらい


あとは打球判断と送球だけですね、その送球も安定しているので、あとはギリギリのプレーの中で、いかに無駄を削ぎ落してゆくか?ってことでしょう。高卒2年目ってことを考えれば、レベルの高いところにいますね、本当に今後が楽しみです。


延長以降の継投は、投手層という点では、大勢、鍬原が使えない時点で、こちらの方が不利だと思っていたので、あとを繋いだ投手たちは本当にギリギリの中で頑張ったと思いますし、原監督、桑田コーチの適材適所で行く!という見切りも良かったと思います。
10回の先頭への四球、11回の岡本のエラー(これはエラーというには可哀そうだけど)などのピンチも、チーム一丸となって守り切りました。
(原監督ならマルテにも送りバント命じてたろうな)


最後の最後、立岡が存在感を出したのと、中田という切り札を残していた巨人が相手を上回った形になりましたが、一球一球どうなるかわからない、緊張感のある12イニングを見させてもらいました


事前にヤクルトが負けている情報が入ってましたから、引き分けでもオッケーという状態ではありましたが、こういう展開では負けた方にダメージと疲労が倍に大きくなるので、敵地でもありましたし、あの雰囲気の中で死闘の末に勝利したのは2勝以上の価値があったのではないかと思えます。


これでチームも単独トップ、土をつけることは出来ませんでしたが、天敵・青柳攻略の道筋もおぼろげながら見えたこともあり、ナイターの延長からのデーゲームも、こちらの方が若干テンション高めで入れるかなって・・・

(あの展開で負けていたら?って想像したら、今日のゲームの疲労感と球場の雰囲気はストレスになりそうだった)


シューメーカーとウィルカーソンの投げ合いは、こちらにも悔しい想いが多々ありますので、打線の援護という形で何とか攻略して欲しいなと思います。

 


管理人:みんぐ
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