ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/6 巨人 4-6 DeNA → まだ我慢の時は続くかなぁ~投打がかみ合いかけたんだけど…

対  DeNA  0勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:上茶谷 (2勝0敗0S) 
セーブ :森原 (0勝0敗2S) 
敗戦投手:井上 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:グリフィン、井上、松井、堀田、船迫 捕手:大城
DeNA:ケイ、上茶谷、ウェンデルケン、森原 捕手:山本

本塁打
巨人:
DeNA

日テレG+ にて観戦 解説:内川聖一 実況:町田浩徳
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240406_8003_1/)
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最終回、一発が出ればサヨナラの場面でキャプテン


4番が打てなくて負けたんだから、仕方ないし、よく、あそこまでお膳立てをすることが出来たというところは褒めないといけないとは思うが、まだ追い込まれている場面でもなかったので、「え?あの球狙ってたの?」と首を傾げてしまい、後味悪い終わり方になってしまったのは事実。
DeNAベンチは山崎を外していたので、サヨナラとは言わなくても同点に追い込んで、延長にもつれ込みさえすれば、まだわからない展開だっただけに残念でした。


とはいえ、敗因はそこではありませんね


誰もがわかるわかりやすいミス、12球団随一だと思っていた内野の守備に綻びが出て、名手 坂本、門脇にミスが出れば、投手は四球連発で押し出し・・・それが無ければ勝てたとは言いませんが、失点に繋がっているだけに、打てないなら守りで!という野球が出来なかったことが敗戦の原因。


打線でカバーしようにも、今は投打の噛み合わせが悪い状態なので、しばらくは苦しい戦いが続きそうですし、こっちのターンが来るまでは慣らし運転が続きそうな気がします。

先発のグリフィンは阿部監督曰く「球が走ってなかった」と言ってましたが、一方で制球はそこそこだったので、無失点で凌げるとは思ってなかったけど、かといって炎上するほどでは無いなというのが私の見方。
攻撃に舵を切ったことで、代打をだされ4回で降板という形になったけれど、個人的には失点もエラー絡みだし、結果的に萩尾に安打が出て得点に繋がったので、悪い策では無かったという風にも見えるけど、グリフィンをそのまま打席に立たせても良かったのではないかと思っている。


監督の中では、ロングリリーフも出来る井上を早く見たかったというのもあるかもしれなくて、ひょっとすると計算通りだったのかしれないが、結果的には大誤算。


さぁ~井上はどうしましょうかねぇ・・・2軍では文句なしの結果を出して、もう下ではやることはなく、上で結果を残すだけ。でも、2軍で無双しててても、1軍になると結果を出し切れないというのが続いてる感じ。
優しい表情からエゲつない球を投げるのが彼の特徴だけど、メンタルに問題があるのか、慣れの問題なのか、配球の組み立てなのか、とても判断が難しい。


かといって、2軍に戻すような投手でもない、敗戦処理でいいから、東京ドームでのマウンドやそこからの風景、球場の雰囲気に慣れさせることが近道のような気がするので、1度の失敗で諦めるようなことはして欲しくない。
大城のバッティングの状態が上がりつつあるので、そこを代えるのも判断は難しいが、せめてコンビ歴のある岸田にバッテリーごと交代させるという手もあったのではないか?というタラレバは言いたくなる。


それと、犠牲フライで打点はついたし、打球そのものは良くなっている気がする浅野。
彼もまた、1軍で出し続けるのか2軍で実戦を積ませるのか難しい。
ライバルの萩尾、佐々木も安打を放ったので、監督としても誰をスタメン起用するか迷うところ。


先の井上の話ではないが、G球場は屋外、それも土のグラウンドで、東京ドームとは余りにも雰囲気がかけ離れている。
守備に置ける打球感覚も、打席で見るピッチャーとの距離感も全然違うため、昔からずっと思ってきたことだが、2軍で結果を出しても1軍で通用しない選手が多い事の一つに、球場の違いがありすぎるのではないかと思っている。
もちろん、どんな球場でも結果を出すのが一流選手の条件ではあるけれど、経験の浅い、若い選手にとっては、地方球場も含めたすべてに対応するのは簡単なことではない。
(入団間もない選手は、むしろ地方球場の方が肌に合うかもしれないけど)


巨人のホームはあくまでも東京ドームなので、まずはそこで結果を出すことが一番だし、試合数も一番多い。
新たに出来る新球場がどんな風景なのかわからないが、ナイター設備も含めて、可能な限り1軍の風景に近い状態を作り、1軍に呼ばれてもすぐに感覚が馴染むような環境を作ることも球団の仕事ではないかと思う。


外野手争いが激化している中で、スタメンから外れた選手の実戦が少ないのも課題ではあるので、やはり親子ゲームが出来る時は上手く利用して、試合前練習をするくらいなら、G球場で汗を流してから1軍に合流するようなこともドンドンしていいと思う。

 

浅野の打球判断や打球の追い方、処理の仕方はまだまだ高卒2年目ということを差し引いても、安心して任せられる状態には見えないし、守備も打撃も走塁も・・・となれば、彼にとっての宿題はまだまだ多い。元気で明るく、ガムシャラなところはベンチに良いムードをもたらせていると思うが、育成方針が見えないだけに、どうしてゆくのが最も近道なのかは興味ある。岡本がいなくなる可能性を考えれば、秋広、浅野の成長は不可欠だし実は時間もあまり無さそうだし、阿部監督の今後のチーム作りのプランはとても気になる。

(と言っても、目の前のゲームも大事だし、ホント監督って大変)


どちらにしても、中日戦に続いて痛いカード連敗ではあるけど、まだ始まったばかり、膿は早いうちに出し切って、一日も早く勝てる形を作り、こっちのターンに持ってきましょう。


追記:
先日お伝えした『実況解説野球旅 プロ野球88世代の5人が1泊2日の旅に出た!~』による88年組の旅行番組で、梶谷や坂本が「敏郎(宮崎選手)は天才やけんね、すごすぎる」ってベタ褒めしてました。
確かにあのバットコントロールは天性のもの、坂本達同様ベテランの域になってきているにも関わらず衰えを感じさせないプレーは、見ているこっちも年齢を忘れてしまう。
恐れていた通り、佐野も目覚めさせてしまったし、もし、今日負けるようなことがあれば、昨年の阪神並みの相性の悪い球団となってしまう可能性があるので、今日は絶対に勝って欲しい。

 

追記2:

長野の守備は嬉しかったけど、長野に輝いて欲しいところはそこじゃないんだよなぁ~と思いも交錯して、初見の左腕だからベテランの経験に頼ったところもあるんだろうけど、嬉しさと歯がゆさが同居する複雑なスタメンだった。

若々しい長野の姿が見れて嬉しかった半面・・・

 

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「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/5 巨人 1-2 DeNA → 見ごたえのある投手戦、勝負のあやは僅かな繊細さ?

対  DeNA  0勝1敗0分 東京ドーム

勝利投手:東 (1勝0敗0S) 
セーブ :山﨑 (0勝0敗3S) 
敗戦投手:戸郷 (1勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:戸郷、バルドナード、船迫 捕手:大城
DeNA:東、伊勢、山﨑 捕手:山本

本塁打
巨人:
DeNA

日テレG+ にて観戦 解説:工藤公康 実況:大町怜央
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戸郷と東の投げ合いは予想通りだったけど、本当に息詰まるというか、一球一球に力の入る、緊張感の連続で見ていてとても面白かった!
その上で勝てれば一番良かったけれど、それでも満足感は高かったし、敗戦の中でも得るものはあったのではないかと思う。


先制したのは巨人だった。大城にタイムリーが出て、岡本も良く走った!
それほど多くないであろうチャンスの中で、2アウトという事もあって、打った瞬間走った岡本の意識も大事だし、何としても1点取る!という気持ちのこもった攻撃はチームに勇気と勢いをもたらせてくれた。


欲を言えば、4回のチャンスでもオコエにタイムリーが出ればよかったのだが、東、山本のバッテリーにうまく攻められてしまったというか、逆方向を意識して欲しかったところ、東得意の右バッターへのインコースの球に詰まらされてしまったというか、あれをファールでかわせる技術が身に着けば、もっと率も上がるんだけど、オコエもまた途上の選手なので、次はやり返すつもりで悔しさをかみしめて欲しい。


先発の戸郷は5回まではほぼ完ぺき、この日はフォークもスライダーもキレていたので、多少の安打は浴びても、連打は許さないピッチング。6回、7回と失点し、球数も有してしまったので、7回で降板となってしまったし、昨年から続く45イニング無失点の記録も途絶えてしまったけれど、7回2失点は充分役割を果たしたし、相手エースとの戦いが続く開幕投手の大変さや、プレッシャーなどを改めて感じたことと思う。


(開幕前から菅野が常に声をかけてくれていたという記事もありましたね、開幕投手の大変さや孤独感をわかっているからこそ、寄り添ってくれたのだと思いますが、それもまた誰もが出来る経験ではありませんから、この悔しさをバネに、次はさらに一回り成長したピッチングをしてくれるものと期待しています)


バッテリーが反省する点があるとすれば、牧へ許した盗塁や、関根の仕留めにかかったボールの甘さなど、ところどころで慎重さに欠けたところがあったところでしょう。
それとて、ほんの小さな隙ではあるけれど、1点が重いゲームでは、そこが勝敗を分けるし、そういうチャンスを逃さなかったDeNAが昨日は上手かったという事。


上位に入るためには、そういう相手の隙を見逃さず、ワンチャンスをモノにするという意識を全員が持っていないと勝てないので、素直に負けを認めて、次は俺たちが!という糧にしてもらえればいいと思います。


僅かなチャンスという意味では、最終回の丸のバントももったいなかった・・・打撃は悪くない状態なので、打たせるか、送らせるかの判断もあったでしょうし、プロ野球ニュースで谷繁氏も言ってましたが、相手にとってどっちが嫌か?という視点において、難しい選択だったと思います。


丸のバントが成功していたとしても、1塁が空いていれば岡本とはまともに勝負してもらえない可能性は高かったので、結局は坂本次第ということになり、その坂本がゲッツーで勝負がつく形になったかもしれませんが、送るのであれば、きっちり送ったうえで攻撃の形を作るという方が、ムードは全然違うので、作戦の良し悪しは別にして、各人が与えられた指示をこなせるかどうか、そこは重要なポイントだなと思います。


今日はグリフィンとケイの左腕対決、ケイは初対決となるので、様子見のイニングが続くかもしれないけれど、グリフィンも無失点イニングを続けられるようなタイプではないだけに、ある程度の失点は覚悟しなければいけないから、やはりキーは打線の援護ってことになりそうです。
結果的にムードメーカーの度会に2本の安打を許していますから、そこはバッテリーコーチも含め、対策をしっかり練って欲しいですし、今はまだ佐野の調子が上がってませんけど、そこを目覚めさせてしまうと、牧、宮崎、関根という並びは本当に怖いので、今日も緊張感のあるゲームになりそうな気がします。

 

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「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/4 巨人 2-0 中日 → 終わりよければ全てよし、よい勝ち方でホームへ戻ってこれる

対  中日  1勝2敗0分 バンテリンドーム

勝利投手:菅野 (1勝0敗0S) 
セーブ :大勢 (0勝0敗1S) 
敗戦投手:梅津 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:菅野、中川、大勢 捕手:小林
中日:梅津、梅野、松山、祖父江 捕手:木下、加藤匠

本塁打
巨人:
中日:

JSPORTS 2 にて観戦 解説:森 繁和,荒木雅博 実況:節丸裕一
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(https://www.giants.jp/game/20240404_19021_1/)
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BSではマッチが解説していたので、生中継はBSで、でも、森繁さんの解説も聞きたかったんで、そっちは録画して後から見るという、観戦ダブルヘッダー(笑)


チームとしては3連敗中、対中日2連敗中で、負けると暗雲立ち込める空気のゲームとなりましたが、かつての菅野は「連敗ストッパー」として大黒柱の活躍をしていましたから、投手陣最年長だからこそ、嫌な空気を一掃してくれるピッチングを期待してました。


本人も色々と思うところはあるでしょうし、緊張もあったと思いますが、終わってみれば7回90球、奪三振は3個ながら四球1、被安打4と完璧と言っていいピッチングでした。
全盛期なら、このまま9回まで投げ切って120球くらいで完封していてもおかしくないくらい。


久々のコンビを組んだ小林との息もぴったりで、サインに対して首を振ることはなく、テンポよく投げ込んでいたので、中日打者陣も自分のペースで打てていなかったのではないかと思います。


決してピンチが無かったわけではありませんが、3イニング連続、それも意図していたかのような配球でゲッツーを取り、大人のピッチングというのを見せてくれたと思います。


若いキャッチャーを育てるのが課題の巨人ですが、週の真ん中で大城を休ませる意味でも、阿部監督がこういう配慮しながら、チーム運営をしてゆこうとしている事も垣間見えて、その点でも今季は違うという側面を見せてくれたような気がします。


攻撃面では2回のチャンスは下位打線に回るので仕方ない、3回の菅野四球からの萩尾のヒット、1、2塁という最も難しい場面で門脇がしっかり送りバント
丸も三振、内野フライが許されない中で、きっちりとゴロを転がして、アウト一つ献上しつつも先制点をもぎ取るという、阿部監督がやりたかったであろう形で点を取りました。
塁上に菅野が残ったままだと、次のピッチングに影響が出そうなところ、ちゃんと準備する時間を与え、続く岡本がレフト線へのタイムリー。
もちろん、豪快な一発で点を取りたいところですが、こういうところで1点ではなく、2点を取るという野球が出来たのは大きかった。
欲を言えば、5回のチャンスで坂本にタイムリーが欲しかったですが、バンテリンでの中日との対戦というのは、こういう1点を取る難しさがあるので、そうそううまくはゆきません。


課題の8回をどうするかに注目もしていましたが、中川はもともと菅野門下生で、阿部監督からも「なんとかコウタ(中川)に復活してもらいたいから(交代で)いいか」と菅野に打診した上で送り出すという配慮。菅野が首を振るわけもなく、送り出された中川は3人で締め、トドメは大勢の3者連続三振。
球速160km/hはスピードガン大丈夫?って思わなくは無かったけれど、ストレートの威力とフォークのキレは素晴らしかったので、これが継続できるなら1イニングで連打されることはそうないだろうなという姿を見せてもらったと思います。


なんにしても、連敗中の嫌な空気の中、菅野が貫録のピッチングでそれを止め、その前の敗戦を忘れさせてくれたのは良かったと思います。


これでローテ一回りし、結果的にはメンデスが崩れただけで、山崎も7回3失点ですからゲームは作っていますし、船出としてはまずまずだと思います。
敗戦のうち2つは、中川の被弾とケラーの被弾ですから、ブルペンが大きく崩れたわけでもなく、形を作るという過程にあることを考えれば、色んな意味での手ごたえは感じていると思います。


1~3番をどうするか問題はまだありますが、それとて固定するに至るには、まだ時間がかかるでしょうから、今は若手を競わせながら、頭一つ抜き出る選手が出てくることを期待して、試す期間が続くでしょう。
特に1年目の選手は、体力あるエースクラスの投手との対戦がしばらくは続きますので、慣れるのにも時間がかかると思いますし、2年目とは言え萩尾も1軍では実質1年目に近い選手ですから、チーム内でバチバチやりながら、研鑽を重ねて欲しいですし、オコエや松原のようにそれなりのキャリアがあって、若手と競っている選手は、また違うモチベーションで争っているでしょうから、そういう選手が俺が!って存在感を出してくれることを監督も期待しているでしょうし、見ている我々も期待しています。


ってことで、少し気持ちを取り戻してホームに戻っての週末ですが、何かと勢いのあるDeNAとの対戦。金曜ですから、開幕投手同士の戦いという事で、戸郷 vs 東 の投げ合いはいち野球ファンとして楽しみです。戸郷としては、この先もエースクラスの投手との対戦が続くので、そういう意味でもチームのエースが勝ち頭になることの難しさはありますが、今シーズン一番欲しいタイトルは最多勝だと公言している戸郷ですから、絶対に相手より先に点を与えないゲームをして欲しいですし、味方もこれまた難敵の東から1点でも多く先にとって、援護してあげて欲しいなと思います。

 

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「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/3 巨人 2-5 中日 → 2カード目は色々と試される試練の戦い

対  中日  0勝2敗0分 バンテリンドーム

勝利投手:大野 (1勝0敗0S) 
セーブ :マルティネス (0勝0敗1S) 
敗戦投手:メンデス (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:メンデス、赤星、ケラー 捕手:大城卓
中日:大野、齋藤、清水、祖父江、勝野、マルティネス 捕手:木下

本塁打
巨人:萩尾 1号(8回表ソロ) 
中日:細川 2号(8回裏ソロ) 

TBSチャンネル1 にて観戦 解説:吉見一起 実況:光山雄一朗
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(https://www.giants.jp/game/20240403_19021_1/)
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投打がかみ合わなかった・・・って言いたいところだけど、まぁ先発投手が四死球連発、しかも下位打線に対してだと、攻撃にリズムも作れないし、こうなるよなっていう典型のような敗戦でした。


これが4失点ではなく、3失点で、立ち直る気配を感じられるピッチングであれば、せめて責任回数の5回くらいまでは投げさせたのかもしれないけれど、回復傾向無かったし、中日の投手陣を相手に4点は厳しいので、交代はやむ無し。
幸いにもロングリリーフの出来る赤星がスタンバってましたから、見切るのも早かったです。


その赤星は3イニングを完璧リリーフ


ストレートの速度も出てましたし、力で押す場面も見られ、阿部監督もメンデスを抹消して来週は赤星が投げることをコメントしてました。
赤星にしても巡ってきたチャンス、しっかりと結果を残してローテの座を守り、2ケタ勝利を実現してもらいたいものです。


個人的には戸郷、山崎、赤星の3人は最低ノルマ2ケタで、今後数年は主力投手として回ってもらい、そこに横川や井上+αらが割って入ってくるような黄金期を期待しているので、赤星の起用には大賛成。


ケラーが浴びた一発は余計でしたが、どちらかというとケラーの心配は四死球なので、ゾーンで勝負指令が出ている今季の阿部監督の方針の下では、あの一発は半分はしゃーない
打った方も褒めるべきかなと思いますが、前日といい、細川を目覚めさせてしまった感があるのは、今日のゲームの心配事ではあります。


相手の大野は、久しぶりの登板で、本人も緊張していたと思いますし、まだ本調子の一歩手前というところだと思いますが、これでさらにキレが出て、変化球の曲がりが大きくなってくると、手ごわい投手が復活してきた・・・って感じで、中田の加入により攻撃力の上がった中日は、一部で言われているように、今シーズンの台風の目になりそうな気がして、特にバンテリンで戦う時は、簡単に勝たせてもらえないチームだなというのは、僅か2戦で感じました。

(今季の立浪監督はベンチでも笑顔でいる時間が圧倒的に増えているように感じる)

(そういえば、年末にBSフジで放送していた、『実況解説野球旅 プロ野球88世代の5人が1泊2日の旅に出た!~』、坂本、梶谷、大野、上田、秋山の5人が1拍2日の旅行に行くという、ゆる~い番組ですが、目茶苦茶面白かったし、その中での坂本と大野の仲の良さと互いを認め合っている感じがすごく良かった、出来れば今オフはマエケンマー君、澤村らも合流してもらって、もっと賑やかな番組にして欲しい
YouTubeで未公開完全版SP も公開されているので、見ていない方はゼヒ!

 っていうか、野球ファンだったら絶対に見なきゃダメ!貴重な話のオンパレード)

 

www.youtube.com(せめて後半の食事シーンでみんなが本音で話してるところだけでも見て!

 ヤバ話のところでピー入ってるけど)


攻撃面では、萩尾に1本が出たのは嬉しかったですし、状態の良い丸を3番、オコエを7番先発で使うという布陣。
ドーアの退団、梶谷の離脱はチームにとって痛いですが、それによって若手の外野手争いは一層激しくなったので、見てる側としてはむしろ楽しみは増えたような気がします。
一昨年のドラフトで浅野を獲得した時、クジで敗れた阪神が獲得した森下が躍動しました。ドラ1同士という事で、どうしても浅野と比べられることが多かったのですが、浅野は高卒ですから、本来、森下のライバルになるべき選手は萩尾だったので、去年は2軍では結果を残したものの、1軍で活躍できなかったからこそ、今季は森下をライバルとして鼻息荒く活躍して欲しいと願っていますし、それだけのポテンシャルは持ってる選手だと思いますから、もっと1軍のエースクラスの球を味わって、一日でも早くスタメンが当たり前と言われる選手になって欲しいと思います。


オコエも結果を出さなければ、またすぐにG球場に戻ることになるので、必死だと思います。その必死さが楽天時代には足りなかったと思っているので、目の前にあるチャンスにしがみつく様が見られさえすれば、大きく花開くきっかけになるシーズンになるかもしれません。
結果を出せば使うチャンスは平等に与える、という阿部監督のもと、浅野、秋広、重信、松原、他も含めた外野手争いの激化が夏くらいに巨人にどんな相乗効果をもたらせるのか、楽しみで仕方ありません。


心無いアンチの方は、割と頑固な阿部監督の采配に、まだ5戦しか終わってないにも関わらず、心無いコメントをしているようですが、日によってフラフラ変わることなく、筋が通っているという点では、私は素晴らしいと思っています。
局面での瞬間的な判断、行方を見ながら予想しての事前判断など、勉強しなければいけないことはまだ多い新人監督ですので、監督自身も成長するシーズンになると思います。


開幕から快進撃するに越したことはありませんが、調子よすぎると見えなくなってしまうものもあると思うので、今はコレでいいかなと。


とはいえ、さすがにカード3連敗はマズいですから、最後を締めれば、前の2つの敗戦は忘れられますし、私は今季のキーマンは菅野だと思っているので、ここはビシっと年長者らしいところを見せて欲しいですね。
先輩の大野が復活の狼煙を上げたわけですし、菅野がまだ老け込むには早すぎますし、昨年も数字としては結果が出ていないように見えますが、内容的には援護が無くて勝ちがついていない試合も多かったので、今季こそは攻撃に良いリズムを与えるようなピッチングで「さすが菅野!」というところを見せてくれれば、赤星を加えたローテ6人衆は「計算できる投手」として安定した戦いをしばらく見せてくれるのではないかと思います。


あとは、開幕前に書いたように、攻撃です


岡本にゲッツー崩れで打点はつきましたが、本当に欲しかったのは、あの場面での長打であり、8回の反撃でした。
状態は悪くないと思いますが、あとはあぁいう場面で、ガツンという当たりが出るようになれば、まさに「投打がかみ合った勝利」が生まれるはずなので、打点に拘るという岡本だからこそ、今日はチャンスで躍動してください。


追記
門脇、逆方向意識して、やはりバッティングは良くなってきましたね、8回のサードゴロも紙一重でした。
後ろには丸、岡本、坂本がいるわけですから、欲をかかずに四球で出ることも含め、出塁することに全力を傾けて欲しいと思います。

 

 

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「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/2 巨人 3-4 中日 → 阿部監督のやりたい野球が僅かに見えた

対  中日  0勝1敗0分 バンテリンドーム

勝利投手:清水 (1勝0敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:中川 (0勝2敗0S) 

・投手リレー
巨人:山﨑伊、船迫、バルドナード、西舘、中川 捕手:大城卓
中日:小笠原、勝野、マルティネス、齋藤、清水 捕手:木下、加藤匠

本塁打
巨人:
中日:細川 1号(11回裏ソロ) 

フジテレビONE にて観戦 解説:谷沢健一 実況:伊藤大悟
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(https://www.giants.jp/game/20240402_19021_1/)
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阿部監督、結構頑固なとこあるなぁ~いや、良く言えば「徹底している」


ピッチャーが打席なら、ダメ元でスリーバントを命じるという場面は良く見ますが、野手に対して頑なにスリーバントを指示するというのはシーズン通してもレアケースな気がする。
野手側の気持ちとしては、もちろん送りバントをしっかり決めて、攻撃のリズムを作りたいという想いはある。一方で仮に2ストライクに追い込まれてしまっても、通常のスイングに戻して、何とか進塁打が打てればホッとするところもあるし、むしろ、最初からそっちの方が・・・っていう選手もいるだろう。


でも、このゲームでの阿部監督は「絶対にスコアリングポジションにランナーを置き、そこからが本当の勝負」とでも言わんばかりのスリーバント指示。


これ、野手にとってはキツいプレッシャーですね
(いや、誉め言葉です)


そういや、2週前だったか、3週前のジャンクSPORTS で元木だったかな?「バントなんて決めて当たり前とか思わんでくれ!」みたいなことを浜ちゃんに訴えてましたけど(笑)プロの一流のピッチャーが”バントさせないように”フルスロットルで投げる球をバントするなんて、簡単なことではありません。
まぁ、だから送りバントを決めた野手は笑顔でベンチに帰りますし、ベンチも歓喜で迎えるわけです。


まだシーズン始まったばかりなので、ミスはドンドンやって、悪いところを浮き彫りにした方がいいと思いますが、この日の2度のスリーバント指示と失敗は、当該選手だけでなく、他の野手に対しても今後、大きな影響を与えることになるだろうと思います。


今まで、何となくやっていたバント練習への気持ちの入り方も違ってくるでしょうし、若手、ベテラン関係なく、誰に対しても指示が出される可能性があるわけですから、目の色が変わるのは間違いない。負けはしたけれど、ベンチ内の空気が引き締まり、試合前練習から緊張が走るようなことが生まれてくれば、結果的に効果は絶大だったということになるでしょうね。


大城は前の試合でもバントを決められませんでしたが、去年のデータを見れば、送りバントを苦手としているというより、むしろチーム内では上手い方になるんですが、それでも成功しないあたりが、まだ始まったばかりの堅さを表しているのかもしれません。


ホームラン頼みの野球はしない


という事が相手にはもちろんですが、選手、ファンにもヒシヒシと伝わってきました。
ひょっとすると、シーズン終了後には犠打数リーグ1なんてことにもなるかもしれませんね。
(出来れば、盗塁も最低でも去年の倍は行って欲しい)


先発の山崎は特に緊張する姿も見られず、落ち着いてましたし立ち上がりから安定していました。球数もかさむことなく、テンポよく投げていたので、安心して見ていましたが、投球内容的には、8回くらいまで余裕で行けそうな感じに見えていただけに、まさか7回に追いつかれるとは見ているこちらも思いませんでした。


パターンにはめるという事で言うなら、まだ開幕したばかりだし、6回に降板させ、,西舘、中川(or バルドナード)、大勢というリレーで789回を凌ぐのがいいなとも思いますが、戸郷とダブルエースになって欲しいという期待や、そこまでの内容、球数なども考慮し、週初めでブルペンを疲弊したくないなど、色んな思いが絡み合った中での続投だったのだと思います。


とはいえ、山崎を攻めるわけにはゆきませんね、阿部監督が「野球の神様に怒られた」という中には、バントの失敗だけでなく、バッテリーエラーや守備のミスなど、相手に流れを与えてしまうプレーが連発したことを含んでいるでしょうし、特に12球団随一だと思っていた二遊間に綻びが出てしまったことは負けてしかるべきかなと・・・


後続の船迫、バルドナード、西舘は素晴らしかったので、そこは安心できる材料ではありますが、中川はちょっと心配ですね。これで、2敗目になっちゃいましたから・・・
恐らく、延長に入り、10,11、12を勝ちパである西舘、中川、大勢で行こうとしていたのだと思います。阿部監督のことですから、信頼はゆるがず、今後もそうしてゆく可能性はありますが、高梨がいない今を考えると、西舘、バルドナード、大勢という並びに変更し、中川は左へのワンポイントということも考えなくては行けないかもしれません。


まだ、バタつく時期ではないので、試行錯誤をしながら戦ってゆくことになると思いますが、中川自身のメンタルも心配になるので、ここは監督、杉内コーチ、中川本人との間でしっかり会話する必要がありそうな気がします。


さて、打線の方は萩尾と浅野をスタメンに入れる構成で挑んできました。萩尾に初タイムリーが出たのは嬉しいのですが、ちょっとケガは心配です。代わりの松原も含めて、外野手争いはし烈なので、この辺りは相手投手との兼ね合いや選手の状態を見ながら、
しばらくは日替わり、もしくはカードごとにパターンを変えてくるかもしれません。


良かったのは門脇


今シーズンは強い打球を打つことをテーマにしていたのか、オープン戦では引っ張り傾向の打撃が見られ、なかなか結果が出ませんでした。
それは、昨年の6月までのバッティングを思い出させるような感じで、7月以降の打率の急上昇と侍ジャパンでの活躍を見ていても、彼の特徴は徹底した逆方向にあると思っているので、ここまでは「ちょっと違うなぁ~」と思っていたのですが、このゲームでは良かった時の門脇が出てきました。
個人的には「逆方向を極める」くらいの気持ちでいてくれた方が、球の見極めもしやすくなり、彼に一番求められる出塁率も上がるのではないかと思っているのですが、その辺はチームの方針もあるでしょうから、また今日以降に注目です。
(相手にとっては徹底した逆方向や打席での粘りが一番嫌でしょうし)
(お願いだから、かつて松原が陥ったような引っ張り、強打を求めてバッティングが狂うようなことだけは求めて欲しくないですし、ショートだからといって、坂本のようなバッティングは求めてません)


まぁ、数々のミスが無ければ勝利できた可能性は高いわけで、もったいない敗戦だったという印象は強いですが、これによってチーム内の空気は相当引き締まったのではないか思うので、今日、明日でビシっとした展開を見せてくれれば、痛くない敗戦となることでしょう。


大野相手はしんどいですが、実はそこまで苦にしている印象はないので、メンデスの出来次第にはなりますが、今日も緊張感のあるゲームが見れそうで、楽しみです。

 


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「ジャイアンツ愛のみんぐ」3/31 巨人 0-5 阪神 → やはり昨年の王者は簡単には勝たせてくれないな

対  阪神  2勝1敗0分 東京ドーム

勝利投手:桐敷 (1勝0敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:中川 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:高橋礼、バルドナード、中川、ケラー、松井 捕手:大城卓
阪神:才木、桐敷、ゲラ、岩崎 捕手:梅野

本塁打
巨人:
阪神:森下 1号(8回表3ラン) 、小幡 1号(9回表ソロ) 

日テレG+ にて観戦 解説:清水隆行 実況:梅澤廉
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240331_8003_1/)
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最初に結論から・・・阿部監督も完敗宣言をしていたように、このゲームは「やられた!」という敗戦となってしまいました。
3連勝して初めて阪神サイドも焦りを感じるでしょうし、こちらにとっても今季を戦う大きな自信を手にすることになると思っていましたが、さすが昨年の王者、そう簡単にはスイープさせてくれませんでした


初戦、2戦目と際どいピンチを凌いだ後に得点することが出来たのですが、このゲームに関しては、3、4、6回と大きなチャンスを作りながら点が取れなかった時点で、嫌な予感が走ったのは私だけでは無いはず。


結果的にその予感は当たってしまう事になりました


ってことで、私なりにポイントを振り返ってみます。


攻撃面では、才木の制球がバラついていたことが、良い面をもたらせて、ビッグチャンスを作ることに繋がりました。
一方でそのバラつきが的を絞らせてくれなかったのも事実。
中盤までに1点でも取れていれば、展開も変わっていたでしょうから、点が取り切れなかったことを悔やむべきですが、一方で才木が崩れることなく粘り強く腕を振っていたということで、やはり今シーズンも強敵であることは間違いないと確認できたゲームでもあります。


オーダーを大きく変更する可能性もありましたが、変更したのは対戦成績8打数4安打と相性の良い長野を梶谷に代えて3番に据えたこと。


長野さんの本領発揮は暑くなってきてからだと巨人ファンはわかっていますが、奇しくも今日の東京は25度近くある夏日に近い状態だったので、屋内とはいえ期待値は高かったのですが・・・四球でチャンスメークしたとはいえ、待望の初ヒットが出なかったのは残念でした。


まずは3回、吉川ヒットの後、何とか送らせたいところでしたが、パ・リーグから来た高橋礼投手に初打席でバントを決めろと言うのも難しい話。そこはまぁしょうがない。続く佐々木に最低でも進塁打をと期待するものの、サードフライで2アウト。
ただ、吉川のスチールでそこは帳消しにしたので、門脇、長野の四球で2アウトながら何とか満塁のチャンスを作りました。
ここで一発!なんて出れば最高ですが、岡本もそこまでは考えていなかったでしょう、今季はホームランよりも打点と公言していますし、ランナーも足が速いので1ヒットで2点が期待できる場面ですので、岡本も丁寧なバッティングを心がけていたと思います、事実、うまく見極めていましたし、才木のフォークが良かったり悪かったりで不安定だったので(梅野がよくキャッチングでカバーしていました)、最悪、押し出しでも全然問題ないと思っていたのですが・・・・


最後にファールすら許してくれない完璧なフォークが来てしまいました


あれを見極めることが出来ていたら最高だったのですが、あのコースはギリギリ反応してしまいますし、反応してしまった以上はファールすら許されずバットには当たらなかったので、完全にバッテリーの勝利でした。


続く4回も大城のヒット、丸の四球、吉川のヒットで、今度は1アウト満塁。ただ、残念なことに打席に立ったのはこれまた高橋礼。
3塁ランナーが大城だったので、フォースプレーとなる場面では、さすがに高橋礼にスクイズのサインは出せませんし、内野ゴロならゲッツーの可能性もある。考えられるのは、、最悪でも次の佐々木にチャンスを繋いでくれ・・・という形でしたが、そこは何とかクリア。
オープン戦好調だった若武者の佐々木に託しましたが、さすがに1軍の一流投手を相手にタイムリーを!というのは酷な注文だったかもしれません。せめて、転がしてくれれば何か起きたかもしれませんが、前打席と同じくフライではどうしようもない。
今夜は悔しくて、残像が頭に残っているかもしれませんね、でも、それもまた次への糧となるでしょう。


6回もチャンスを作り、今度は高橋礼のところで代打の梶谷。するどい当たりを出しましたが、はじいたり、グラブから一度落としてもおかしくないような打球を大山がしっかりと捕球してチャンスの芽が潰れました。
決して簡単な打球では無かったと思うので、そういう点でも初戦、2戦目の巨人と同じく、ファインプレーでピンチを凌ぎ、守備から流れを引き寄せたというところでツキを阪神に持って行かれたかもしれません


先発の高橋礼は「完璧に通用する」「あっさり捕まる、もしくは制球を乱して自滅」のどちらかだと思っていたので、結果が前者でホッとしていますし、本人も自信を手に入れることになったのではないでしょうか?
球速以上にストレートで押し込む場面も見れ、数少ないアンダースローということも相まって、今日のピッチングを常に再現できるのあれば、どこが相手であっても慣れるのに時間がかかるでしょうし、それまでは安心して見ていられそうな期待を感じさせてくれるピッチングでした。
結果的には6回を86球で被安打1、四死球は2個ありますが乱れての四球ではなく、大城の構えたところにコントロールされながら微妙にズレたという内容だったので、トータルとしてみれば完璧なデビューになったと思います
グリフィンの翌日だったというのも効果絶大だった。
(阿部監督の計算はドンピシャでした)

 

現代では貴重なアンダースロー、高橋礼はお見事でした!


バルドナードの7回は文句なしなのですが、そこからの中川はちょっとキツイなと思いましたし、そもそも、ゲームは膠着していたので、中川、大勢は延長も加味してとっておき、まだ投げていない投手を経験させると思っていたので、そこは個人的に意外でした。
その中川は制球が高く、ボールも真ん中に集まっていたので、ヤバいなぁ~と思っていたところで、積極的なバッティングをしてくる森下へバットの届くアウトコースへのちょうどよい高さのボール・・・見事に捉えられてしまいました。
あれがスタンドに届かなかったとしても、致命的なタイムリーになったことは間違いないので、悔やまれる一球になってしまいました。

(じゃあ、あの場面、ボールから入った方が正解なのか?といわれれば、それも違う気もしますし、あくまでも配球は結果が結論ですから、難しいところですけど)


せめて、バルドナード、ケラー、中川の順番だったらと思わなくもないですが、ま、タラレバですね。相手に流れが行っている中での松井には気の毒でしたが、当面はこういうビハインドの場面で投げるケースが続くと思うので、つぎのチャンスでは勢いを断ち切って、逆転の狼煙を上げられるような小気味よさを見せて欲しいと思います。


同じ2勝1敗なら日曜に勝って終った方が月曜が過ごしやすいのですが(笑)それでも、日本一のチームを相手に開幕カードを勝ち越して終われたのですから、阿部新監督の船出としては上々でしょう。見えた課題ははっきりしていますし、起用した選手はそれぞれに役割を果たし、先発メンバーには最初のカードで安打も生まれ、3人の先発投手は結果を見せました。次はバンテリンへ移動しての中日戦で、出来れば中田 vs 秋広の師弟対決が見たかったところですが、それは次回以降への楽しみとして取っておくことにします。


追記1:
ソフトバンクへ移籍したウォーカーが今日は暴れていたようですし、こちらは高橋礼がナイスピッチング。互いのチームにとって良いトレードとなったことが嬉しいですし、泉、馬場、近藤らの移籍組も結果を残して古巣のファンを喜ばせる日が待ち遠しいです。

追記2:
詳細はわかりませんが、ラモスが退団とのこと・・・育成中でいずれはストッパー候補に!って期待をしていただけに目茶苦茶残念。
ひょっとしてメジャーに目をつけられましたかね?

 


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「ジャイアンツ愛のみんぐ」3/30 巨人 5-0 阪神 → 初戦の再現かのようなファインプレーからのホームラン

対  阪神  2勝0敗0分 東京ドーム

勝利投手:グリフィン (1勝0敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:大竹 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:グリフィン、西舘、バルドナード、堀田 捕手:大城卓
阪神:大竹、桐敷、石井、門別 捕手:坂本、梅野

本塁打
巨人:岡本和 1号(6回裏2ラン)、坂本 1号(6回裏ソロ) 
阪神

日テレG+ にて観戦 解説:北脇太基 実況:村田真一
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プロ野球ニュースで2日連続でPlay Of The Day に巨人の選手が出るのは、どれくらいぶりだろう?(去年の門脇の時あったかな?)


まず、スターティングメンバ―ですが、恐らく原監督であれば、左投手になるってところで、オーダーを変更していた可能性が高かったと思いますが、そもそも右でスタメンアはれるような選手が少ないってのもあるし、何より阿部監督は「結果を出せば使うよ」の公言通り、主力以外、結果を出した選手は使ってくれたのは嬉しかったですね。


先発のグリフィンは立ち上がりに苦しみ、丁寧に投げようとして空回りしていた印象。
ピンチは作るのだが、なんとか踏ん張っているところは前日の戸郷と被る。
ただ、それは逆に言うと、チャンスを作っても点が取れないという阪神ベンチにとっては、非常にストレスのたまる展開で、その象徴的なプレーが岡本のファインプレーからのゲッツー、1、3塁からの西舘の無失点ピッチングだったのではないでしょうか?

 

単なるファインプレーだけではなく、ゲッツーにしたことが大きかった



どちらも1点は覚悟の場面でしたから、そこを無失点で凌いだことで、こちらには勢いが生まれますし、阪神サイドには焦りが生まれることになりました。


去年は積極的な走塁と機動力を使った攻撃に苦労しましたから、初戦、2戦目とそれを選手の美技で防ぎつつ、相手に精神的ダメージを与えたという点で、素晴らしかったと思います。


その岡本、前日も紙一重のバッティングをしていたので、心配していないと書きましたが、1打席目でヒットが出たことで、かなり楽になったように見えました。あまりにもヒットが出ないと、打ちたくてボール球にも手を出してしまうようになり、かえってバッティングを狂わせることになりますが、ヒットが出たことで2打席目も四球を選ぶことが出来ましたし、ファインプレー後の興奮が身体に残ったまま、岡本らしいホームランを打ってくれました
今季は去年にも増して身体を絞ったと言ってましたし、その通り、攻守に渡って身体のキレは良さそうです。いつもスロースターターな岡本が開幕からチームを引っ張ってくれるよウになれば、若武者の多い新メンバーにとって、特に佐々木、門脇はどんな形でも出塁さえすればという形が作れ、強引なバッティングではなく、出ることを意識したバッティングになってくれるのではないかと、好循環に期待しています。


とはいえ、相手の大竹は相変わらず、四隅をキッチリ攻めてくる素晴らしいピッチングでした。5回あたりから球が浮き始めたので、続投してくれたらチャンスあるかなぁ~と思っていたところでの一発でしたから、岡田監督も悔いを残したかもしれません。
(決して悪い球では無かったけれど、松原を気にしながらという場面でしたから、代走を出した阿部監督は見事でしたし、そのすきを突いた岡本もアッパレです)


昨年はホームラン頼みだということを開幕前記事でやんわりと否定しましたが、好投手相手の時は連打が望めないので、一発で流れを変えるというのが大事なのも事実
特に東京ドームでは、そういう場面を1度でいいから作ることが勝利の鍵を握ることになるので、その点でも大きな先取点となったのは間違いないです。


続く坂本にも待望の一発が出て、3点差となりましたから、ここでようやく落ち着いてみられるという展開になりましたし、あとは大城に快音が出ればチームの序盤の戦いとしては完璧でしょうか?


6回終って3点差ですし、グリフィンはもともとオープン戦でも球数投げてないので、そこで降板でも良かったような気がしますが、球数を決めていたのか、それとも本人の直訴だったのかは不明。
ただ、ピンチを作ってしまいます。


正直、西舘の必要ある?他にも投げたい投手いるでしょ?って思った西舘の連投でしたが、マウンド度胸と力押し出来るピッチング、制球に苦しまないというスタイルが、この場面でも生きました。
1点はしゃーないという場面とはいえ、ピンチの局面でしたから、そういうところでも自分のピッチングが出来るということを証明したという意味では、また一つ信頼度があがったことになるでしょう。
恐らく今日は投げないでしょうから、西舘を必要としない展開になってくれることを願います。


それにしても、やっぱり近本は怖ぇ~~~~~


去年阪神にあれだけやられたのは、ひとえにチカナカコンビにやられたところが大きく、とにかく、この二人を封じない事には勝てませんから、この二人に如何に仕事をさせないかという事をバッテリーには全力で集中して欲しいです。
こちらとしては、かつて松原がブレイクしかけた時に、吉川、松原のコンビが、その役割を担ってくれると思ってましたが、残念ながら、そういう1、2番は作れませんでした。
今季は何とか佐々木、門脇というコンビが出塁しまくり走りまくるといったような陣容で相手にプレッシャーをかけられるような形が作れれば、岡本、坂本に数多くのチャンスが回ってくることになるので、そこに期待したいですし、その座を狙っている萩尾や泉口も黙ってはいないでしょうから、1、2番争いというのは今シーズンの巨人の注目ポイントになりそうです。
(浅野にはまだ早い気がするけど、いずれは浅野もそこに名を連ねてくるようになるでしょう)


ダメ押しとなるタイムリーを打った松原も、去年までであれば、追い込まれてからもマン振りして三振してしまうようなところ、今シーズンはきっちりとセンター方向を意識しているのは成長の証。コレを続けてくれれば1番候補にもなりえますし、8番から上位へチャンスメークすることもできます。
今はこのゲームのように代走からの守備固め、打席も1度あるかないかという使われ方をしそうな気がしますが(重信との争いですね)、少ないチャンスをモノにして1軍に居続けられるような活躍を期待したいです。


ただ、そのおかげで、中川、大勢を休ませ、バルドナード、堀田を登板させられたのは良かった。二人とも崩れることなく、3人で押さえて今季がスタートしました。
特に堀田は大勢に何かあった際のストッパー候補としても期待されている投手なので、ファンの期待も大きいです。
制球が課題ですが、ボールが先行してからもカウントを取り戻したところは今季の初マウンドとしては評価は高いのではないでしょうか?


赤星、ケラー、松井、船迫らにも早く投げさせてやりたいでしょうから、勝ち越しが決まった後だけに、今日は彼らにも出番があるかもしれません。


今日の先発は 高橋礼と才木
これまた難敵ですが、高橋礼がどこまで阪神打線に通用するかは楽しみです。アンダースローに苦労するようなところが見えれば、何度となく送り込むようなローテにするかもしれません。
一方でローテの座を狙う若武者も多いですから、少しでも乱れるそぶりを見せれば、取って代わられるので、まだ初登板とはいえ、高橋にとっては大事な登板となるでしょう。

 

追記:
地上波は原前監督、江川氏の解説だったので、地上波が始まってからはそちらに切り替え、所々でG+とザッピング。
グリフィンのことを「ファイター」と原さんらしい言い回しをしたり、阪神の選手の印象を話したりなど、昨年の指揮官ならではのホットな情報も聞けて面白かったです。
今日は中畑氏、能見氏のダブル解説。能見氏の解説はわかりやすくて面白いので、楽しみにしときたいと思います。

 


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