ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/11 巨人 7-1 中日→ガッツ3試合で10打点!

巨人 7-1 中日 

4月11日(日)

対 中日:2勝1敗0分

勝利投手:東野 3試合 2勝 1敗 0S

敗戦投手:伊藤 3試合 1勝 1敗 0S

・投手リレー

 巨人:東野→金刃→久保(C:阿部→鶴岡)

 中日:伊藤→清水昭→平井→小林正(C:谷繁)

ホームラン:

 巨人:ラミレス6号ソロ

先発・東野が試合開始早々にエラー絡みで先制を許したものの、7イニングをこの1点に抑える好投。打線も応えて序盤にオープン戦で苦手としていた中日先発・伊藤から3点を奪って逆転すると、中押し、ダメ押しと効果的に加点し、7対1で快勝した。チームは中日に連勝、単独首位に立った。

Yomiuri Giants Official Web より

今日は陶芸に出かけていたので、リアルタイムには見れなかったけど、帰ってきてから録画した試合を一気に見終わってからのレポートになります。

去年、今年の巨人のいいところは、スコアラーと首脳陣との連携が非常にうまくいっていて、今までだとデータの少ない投手や調子のいい投手が出てくると、”まったく”打てなかったところを、試合の中でうまく作戦を建て直し、しかも選手がキチンと実践できているところがここまでの結果に結びついていると思う。

特に昨日のチェンに対しては、ストレートが多目の配球を意識して、追い込まれる前にまっすぐを狙い撃ちし、低目を捨てることで投球の幅を狭くして攻略した。

今日の伊藤もファームも含め、18イニングで確か1点くらいしか取れてなかった(はず)し、データも少なく昔の巨人であれば手をこまねいている間にゲームセット!的な展開になってもおかしくない投手だった。

しかし、恐らくゲーム前にスコアラーからのデータをもとに、篠塚コーチの下、伊藤対策はキッチリと練られた上で、立ち上がり制球のよくないところを巧みにつき、初回、2回と伊藤を攻略した。

まぁそれも坂本、松本の好調さにも助けられたところは大きいかも・・・。

小笠原も含め、1,2,3番で7安打1四球となれば点が入らないわけがなく、坂本、松本ともに盗塁も決めるなど、足の速さも見逃せない。

1,2番のどちらかが出塁した時点で投手は大きなピンチを迎えるわけで、走者を意識しながら小笠原、ラミレスと対峙しなければいけないことを考えれば、お気の毒というものか・・・。

特に小笠原は年が1つしか違わないキムタクへのレクイエムか、死去が発表されてから7割以上の打率をほこり、しかもこの3試合で10打点の大爆発。今はナインが自分のためにではなく、誰かのためにという意識で動けているような、若手からベテランまで本当に一丸となっている姿をTV越しでも感じることが出来るほど、まとまりを感じて頼もしい。その裏には他球団とはレベルの違う熾烈なレギュラー争いによる、野手陣の集中力の高まりも大きな要素だと思う。

東野も前回の反省をキチンと生かし、四球を恐れることなくスライダーを思い切って投げることで、ストライクからボールへの理想的な配球を見せたと思う。中盤からはストレートの走りも良くなり、より変化球が生きてきた。強打中日の森野/ブランコをノーヒットで抑えることが出来たのが何よりの勝因であり、東野の球が走っていた証拠。

7回にラミレスの試合を決定付けるホームランが出たことで、金刀、久保が楽に投げられたことも大きく、特に久保は1回2/3をノーヒット、3三振に抑え抜群の安定感を見せた。

これで4カード連続の勝ち越し。早くヤクルトにリベンジしたいところだが、その前に阪神との3連戦。前回勝ち越しているだけに、阪神の対巨人への意識は相当高いと思われるが、今の打線の勢いとスコアラーからの報告による「対城島攻略の作戦」がまた生きてくるれると期待したい。