ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

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9/25 巨人 3-2 ヤクルト → なに?この勝ったのに消えない不安感は

巨人 3-2 ヤクルト 9月25日(土) 神宮球場

対 ヤクルト:12勝10敗1分

勝利投手:山 口 67試合 8勝 3敗 4S

セーブ :クルーン 48試合 4勝 2敗 23S

敗戦投手:李恵踐 17試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

 巨人:藤井→MICHEAL→久保→山口→越智→クルーン(C:阿部)

 ヤクルト:村中→李恵踐→増渕→押本(C:相川)

ホームラン:

 巨人:ラミレス44号ソロ

 ヤクルト:

ヤクルトスワローズとの23回戦。巨人は序盤に2点を挙げ、リードする展開となる。六回に連続安打を浴び同点に追いつかれるも、すかさずラミレスが44号ソロを放ち、勝ち越しに成功。そのまま1点リードを守りきり、貴重な1勝を手にした。

Yomiuri Giants Official Web より

なんだろうか・・・・ラミレスのホームランで1点を守りきって勝ったのに、消えないこの不安感は。

いや、わかってる。

ガッツの不調と久保の疲れが原因だって

試合中に解説の田尾氏も言っていたが、ガッツが打席で戸惑いの表情を見せ、普段なら自信満々に見送るボール球にあやうく手が出そうになることなんて、そうそうあることではない。

また久保に関しては横浜戦で追いつかれて以来、失点を重ね、今日も記録上はマイケルの失点になるが、(ピンチで変わったので可哀想ではあるが)今日もタイムリーを浴びてしまう。「ここまで来て疲れがどうとか言ってる場合ではない」とスポーツニュースの解説者は口を揃えるが、気力で補うのにも限界がある。まだ試合は続くし、順位がどうなるかはわからないが、CSだってある。メンバーにいないのも不安だが、登板そのものは少し休ませたほうが良いんじゃないかと思う。

そういえば、一昨日の伊原ヘッドのコメントに

「名前は言えないけど、野手も謙虚さを持ってほしい。スコアラーが(データを)説明して対策を練っているんだから、自分の感覚での打撃ばかりせずに、スコアラーの言うことを聞いて徹底することも必要」というのがあった。

基本的にガッツは事前情報を全く頭に入れず、その日の感覚でバッティングすることに拘りを持っており、一方、ラミレスは投手よりも捕手のリードを頭に入れ、試合前には対戦投手のDVDを必ず見るという研究家と両極端なクリーンアップ。どちらのアプローチも間違っているとは思えないし、二人とも3割以上と結果を残している。この極端な姿勢の違いがどちらかがダメでも、片方がフォローするというバランスを保っているといってもいいだろう。

ただ、伊原ヘッドの言うことも非常に良くわかる。巨人は第2次原政権になってから、スコアラーを増やし、徹底した他球団の研究を行っている。そしてここまではリーグ3連覇と結果を残してきた。尾花元コーチがいなくなり、アナライジング能力に陰りがでていることは否めないが、自慢のスコアラーをもっと活用するべきだし、その結果がまた裏方との結束を生み、チームに一体感を生む。

まぁその野手が誰なのかは明言しないとして(って、言ってるようなもんじゃん>でもあくまでも個人的な予想ね)、そういった選手がいるのであれば、もっと裏方を信用して活用して欲しいなと思う。

で、勝利したのに不安感が残る原因はもう1つある。

そう、中日がまた付き合いよく勝っているという事実。

これで13試合連続同じ勝ち負けと、ちょっとした珍記録を更新している。

中日が残り2連勝すると巨人は優勝が消える。2連敗しても巨人は1敗しか出来ない。つまり全勝は最低条件ということと考えていい。明日勝つのは当然としても来週の阪神との甲子園での2連戦も1敗も出来ないというのは、正直なところかなり不安が残る。