ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/31 巨人 0-1 日ハム → いやぁ~勝ちたかった!こりゃ明日に引きずりそうな負けだ・・・(涙)

巨人 0-1 日ハム 対戦成績:2勝2敗0分

勝利投手:宮 西 3試合 1勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:西 村 1試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:宮國→福田→山口→高木京→西村 捕手:實松

日ハム:中村→石井→武田久→増井→宮西 捕手:鶴岡→大野

本塁打

巨人:

日ハム:

札幌ドーム

NHK BS1 にて観戦

(解説 梨田昌孝 実況 竹林宏

 巨人リポーター 宮田貴行/日ハムリポーター 北野剛寛)

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札幌ドームでの北海道日本ハムファイターズとの日本シリーズ第4戦は、巨人・宮國と日本ハム・中村による投手戦となった。両者の降板後も救援陣が踏ん張り、スコアレスのまま延長戦に突入した。迎えた十二回裏、飯山にサヨナラタイムリ二塁打を浴び、接戦を落とした

Yomiuri Giants Official Web Site

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ん~~~~観戦メモにはイニングごとに、プレーごとに、色々とネタを仕込んでいたんだが・・・・いざ、書き始めようとすると、もう細かいことはどうでもよくなってしまうくらい、脱力だ・・・

延長戦ってのは、勝った方には疲労は残らず、負けた方には肉体的な疲労と、精神的なダメージがドッとくるんで、遠い北海道の地で選手たちが疲れきってないかどうか心配になってしまう。

(なんかもう「早く東京に帰りたい!」って泣きべそかいてないか?)

ま、西村と藤村は今日は眠れないだろうな・・・・

ゲーム通してみれば、息詰まる熱戦、見ごたえのある投手戦だった。こういうゲームはえてして四球やエラー、もしくはファインプレーで決まってしまう事が多い。ここまで守備の乱れはほぼ皆無でファインプレーばかりが目立っていた巨人だったけれど、最後の最後でミスが出た・・・

藤村がエラーした時点で「こういうのは高い確率で失点につながるな、西村も平常心ではいられないし、ピッチャー交替で流れを切った方がイイんじゃないかな?」と思った人も多いのではないだろうか?っていうか、私は思った・・・ま、その予感は悪い方に当たってしまったわけだけれど

その前に西村のナイス判断で坂本も難しいボールを取って、送りバントを阻止しただけにダメージは大きかったかなぁ

一進一退の攻防だったけれど、どちらかというと巨人の流れでゲームが進んでいたように思えた。

特に2回のエンドランを読みきって中田をセカンドで刺した實松の冷静な判断はチームに流れを呼び込むようなプレーだったし、松本のファインプレーもチームを救った。代打 二岡の場面の敬遠も(ぶっちゃけ)栗山監督としたら予想外だったんじゃないかと思うし、継投、控え野手の残し方も巨人有利に進んでいるように見えた

ま、だからこそ、エラーの瞬間に嫌な予感が走ってしまったわけだけど・・・

チャンスが作れない、チャンスにあと一本が出ない・・・という攻撃のリズムの悪さは、正直なところお互い様だったので、どちらが良いとか悪いとかは言えないし、先発の若武者二人は戦前の予想に反して、お互いに全く譲らない快投をしていた(宮国はいい経験したね、これはCSと合わせて来年につながると思う)。次を任される投手たちも20歳の若者二人に引きずられるように好投を続けたし、延長12回の0-0と聞けば単なる貧打線に思えるところ、内容的には何度も心臓がキュッとなるような緊張感のあるゲームだった。

とりあえず、先発すると何故かチームが負けるという、可哀そうなゲンの悪い亀井を外し(さすがに今日も亀井LOVEってわけにはゆかなかったか(苦笑))・・・でもガッツを入れた・・・っていうか、古城、實松と日ハム出身者3人を入れてきた。

その事に意味があったのか、たまたまなのかわからないけれど・・・・・・

シーズンでは結果を残せなかったし、下でも無双していたわけではないので、正直なところ戦力としては微妙なガッツではあるが、復活を願っているのは原監督だけでなく、ファンも同じ。古巣相手の日本シリーズ、しかも後がない立場として、何かが吹っ切れて、復活のきっかけに・・・という期待感はあった。事実、惜しい当たりもあったけれど、冷静に見ればスイングは波打ってるし、パワーもない。稲葉のようにコンパクトに振りぬくバッティングに改造すれば延命のチャンスはありそうだけど、豪快なフルスイングに固執する限りは、さびしいけれどちょっと出番はなさそうだ

一方の實松は、阿部がベンチ入りメンバーから外れて、チームが緊急事態になっている中、守備においては先の冷静な判断でエンドランを阻止したプレーといい、若きエース候補をうまくリードして完ぺきだったし、攻撃においても9番バッターとしては1安打、1四球、1犠打と最低限の役割は果たしたと思う。阿部と比べるのは無理からぬことだけど、宮國とコンビを組む限りは彼らのバッテリーというのは今後もアリかもしれない。

ま、巨人からすると9回の石井の打球を中田がファインプレーで阻止した・・・あそこが全てだったかもしれない。

打った瞬間は完全に抜けると思ったので、中田の必死な走りもそうだけど、ポジション的に多少読まれていた部分はあったのかもしれないな、いやぁあそこは残念だった。

ま、他にも

・ベテラン稲葉があれだけ必死の形相で走ってツーベースにして、気迫を前面に出しているんだから、こちらのベテランも、もっと表情と態度で相手にプレッシャーをかけるくらい、気持ちを前面に出してほしかった・・・

とか

・西村はあくまでもリードした場面で出す投手なので、出すのならマシソンを先に出すべきだった・・・

とか

・そもそも、西村を今日使うのであれば、昨日の時点で1人でも投げさせて、登板が開いたことのゲーム感を少しでも取り戻してあげるべきだった

とか

・長野はせっかく初回はセンター返しで切り込んだのに、2打席目のチャンスでは何で引っ張っちゃったかなぁ~

とか

・6回、1アウト2塁での坂本はカーブを待っていたようで、高めに来たので「キタァ~!」って感じで振っちゃったんだろうけど、狙っていたボールだからこそ、リキまずに軽打すべきだったよなぁ~~~いや、それ以前に初回は長野ヒット→松本送りで得点できなかったので、先頭長野出塁→盗塁→送りバント みたいなリズムを変える采配は出来なかったか?(キャッチャーはまだ鶴岡だったし、中村はカーブを多投するんで、カウント次第では走れたと思う)

などなど、ま、異論はあれども、TVを見ている中で???と感じる部分はあった

でも、終わったことを悔いても仕方ない。

明日の話をするか・・・予想では吉川 vs 内海の初戦と同じエース対決。

初戦は独特の緊張感の中、間隔のあいた吉川をうまく攻める事が出来たけれど、場所は札幌ドーム。吉川の球数が少なかったのでスタミナ面では有利だし、何よりも札幌の大声援をバックに投げられるのは心強い。しかもチームは2連勝で雰囲気も非常に良いと来れば、単純に予想をすると内海が不利なのは間違いない。

札幌ドームのマウンドが内海に合うかどうか?その辺がキーになりそうだ。

お互い、今日は独特の空気の中でブルペン陣に負担をかけたことで、少しでも長いイニングを投げて欲しいと思っているだろうし、吉川も内海もそのつもりだろう。

これまたエースの意地がぶつかる投げ合いになりそうで、今から楽しみではある

問題は攻撃陣か、というか阿部か・・・原監督は明日の事を考えて、今日休ませたなんて含みを持たせた言い回しをしてたけれど、正直なところ1日でどこまで復調しているか全くわからないし、出場してきたとしても万全な状態でないことは明白。となると、誰がそのカバーをするかということになるわけだが、バッティングが安定しているのは長野、坂本の最多安打コンビくらいで、ヨシノブ、村田に関しては稲葉、小谷野コンビに比べるとあきらかに分が悪い。初戦の夢よもう一度ってことで、またボウカーを出す可能性は0ではないけれど、今日のガッツの5打数0安打を見てしまうと、「別にボウカーでもかわんなくね?」って声も聞こえてきそうだし、夢よもう一度でファーストはボウカーってのあるかもしれない。

今日勝ってれば、明日はブルペンを休ませつつ、最悪負けても東京であと1勝すればいいかって状況になったけれど、五分で敵地となれば必ず勝たなければいけないゲームとなってしまったので、どちらかというと不利な状況に追い込まれた中、気迫で押し戻す試合内容を期待したいのだが・・・やっぱ、阿部次第かなぁ

(管理人:みんぐ)