ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/27 巨人 1-2 楽天 → 想定内とはいえ、昨日勝ってたからなぁ~一気に連勝と行きたかったなぁ

巨人 1-2 楽天 対 楽天: 1勝 1敗 0分

勝利投手:田中 1試合 1勝0敗0S

セーブ :

敗戦投手:菅野 1試合 0勝1敗0S

投手リレー

巨人:菅野→澤村→青木→マシソン 捕手:阿部

楽天:田中 捕手:嶋

本塁打

巨人:寺内1号ソロ

楽天

Kスタ宮城

テレビ朝日 にて観戦

解説:工藤公康古田敦也 実況:清水俊輔

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

前日に続いて、Kスタ宮城で行われた日本シリーズ第2戦。試合はジャイアンツ・菅野と楽天・田中の両先発による投手戦となった。五回まで両チーム無得点だったが、六回に菅野が1点を失い降板すると、七回にはリリーフ陣がつかまり、2点目を奪われた。打線は八回、寺内が田中からソロホームランを放ち、1点差に詰め寄ったが、反撃が及ばず、1対2で敗れた。これで対戦成績は1勝1敗となった

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

7回、藤田の2点目のタイムリー・・・・ま、完全にアウトだったけど(汗)

あの1点が無ければ・・・って思いたいところだが、2点差になってなければ寺内のホームランもなかっただろうし、タラレバを言っても始まらないか

マー君に勝つのは難しいのはわかってたし、マー君からいかに点を取るかというよりも、巨人投手陣がいかに楽天打線を0に抑えるか・・・っていう視点で見ないとストレスがたまるゲームになることはある程度予想してた

マー君はペナントでのデータから、立ち上がりに失点することが多いというのは周知の事実だし、これまで非公開練習も重ねて、ほぼターゲットをマー君に絞って練習していたという情報も入っていたので、どう攻略するかと楽しみにしてはいたけれど、

打てそうな球がほとんどなかったなぁ(涙)

各選手がどういったマー君対策を練って練習してきたのかわからないが、まともなコースへのストレートはほとんどなく、まっすぐは左右に投げ分けられ、打てる!って思ったボールはことごとくスイングの手前で落ちる。

たまにボール1個か2個高めに来るスライダーを打つ以外、フェアゾーンに運べそうなボールなんてなく、結局、勇気をもって落ちる球を我慢できるかどうかがキーになってしまった。

バッターから見て、追い込まれてから、ストライクゾーンに向かってくるボールを見逃すなんて、本能的に出来るわけもなく、結局はなすすべなくアウトを積み重ねてゆくことになってしまった。初球からどんどんストライクを投げてくるし、無駄なボール球も余り使わないので、すぐに追い込まれてしまい、粘って球数を投げさそうにも追い込まれてからは、バットにボールが当たらないのでファールで粘ることもままならない

これが勝てる投手なんだなってのをまざまざを見せつけられることになってしまった

点を取れるとしたら、1,2の3で振り回してホームランを打つしかないし、それが出来る打者が巨人には揃っているので、菅野を含めた投手陣がとにかく無失点で抑えて、27個のアウトまでに1つでもスタンドに運べれば・・・・ってくらいしか、勝つイメージが出来なかった(涙)

(そのホームランが寺内だったのは、意外だったけど(汗))

その菅野もクライマックスファイナルに比べると、ストレートの走りも制球も落ちる感じに見えたけれど、抜けたボールが甘いところではなく、ボール球になっていたことが幸いしていたように見えた。

楽天打線は当然フォークを意識していただろうけど、その読みを察してか、阿部はワンシームを中心とした配球で楽天のデータをかく乱してた。っていうか、そのワンシームのキレが今日は素晴らしかったので、それを軸にした配球パターンにしたんだと思うけれど、それが実にハマっていた。特に下位打線とはいえ、2回の松井から3回までの4者連続三振は、ストレートもしっかりと投げ切っていて気持ちもボールに乗っていたと思う

6回裏の降板はペナントだったら最後まで投げさせてもらっていただろうし、菅野の精神力ならあのまま続投でも抑えていたかもしれないけれど、6回表のチャンスをモノに出来ず、その裏に綺麗に先制点を取られてしまった流れを断ち切り、リズムを変えたいという原監督の英断だったのだと思う。

ベンチに戻った菅野の表情を見ても、悔しさがこちらにまで伝わってくるが、昨日の則本と同じく、日本シリーズという大舞台にも関わらず、これだけのピッチングが出来るとは、とてもルーキーとは思えないし、胸を張っていい内容だった

次にもう一度チャンスがあるとしたら、またマー君との投げ合いになる可能性もあるので、今度は打線が援護をして日本シリーズでの勝ちを彼につけさせてあげたい

(ってか、次に投げ合うとしたら、どちらかが優勝投手になる可能性もあるな・・・)

打線に関しては、昨日の則本、今日のマー君の出来を見る限り、そうそう打てるもんではなさそうなので、やみくもに責めるのは可哀想な気もするが、3、4、5番はこの2日間で24打数2安打6四死球と完全にマークされている。

こちらもジョーンズ、マギーを徹底マークしているので、どちらもクリーンアップは本来の力を発揮できていない感じか?そうなると彼ら以外のバッターがどれだけ頑張れるかってところで、キーになるのは坂本だと思っていたのだけれど・・・・

今日の坂本には存在感が無い(by カミさんの言)

TVにかじりついていた私と違って、時々席を外していたうちのカミさんだけど、7回に坂本がバッターボックスに入った時、「あれ?今日、坂本出てたんだ?存在感が薄くて気が付かなかった」とのたまった(汗)

本来なら、幼馴染のマー君との対決はもっと盛り上がっていいし、彼が打つことでチームに勢いを与える存在にならなければいけなかったのだが、目立ったのは守備でミスをした場面くらいか?(苦笑)

長野の打球をマー君がグラブに当ててセカンドゴロになってしまったり、藤田の内野安打だったりなど(ノムさんもあきれてたね)、昨日のゲームに対してツキがなかった部分はあったにしろ、楽天側にも牽制死とかミスもあったわけで、結果に関しては言い訳できない

由伸に対して、ノースリーになってから、ストレートしか来ないとわかっている中、外角ギリギリのストライクゾーンへストレートを投げるとか、6回裏のロペスを三振に取ったインコースのストレート(その前の5球目のスライダーが唯一のチャンスだった)とか、ここぞというところで目いっぱいのストレートをしっかりとコントロールできるところがマー君のスゴイところで、これだけのピッチングをされたら仕方ないとあきらめる事も出来る

そもそもマー君での1敗はある程度、覚悟していた事だし

ただ、セ・リーグの覇者としては、次に同じやられ方をするわけにはゆかない。個人的には最後までもつれそうな予感がしているので、運命の第7戦に文字通りの最後のゲームでマー君が今季初黒星を喫し、巨人が2年連続日本一になるというシナリオになったのではないかと、前向きに考えたい(汗)

その為にも、東京ドームに戻ってからの戦いは、相手投手というよりは嶋の配球と戦うくらい、もう一度、ペナントの楽天のゲームを徹底的に見直すくらいの戦略室の研究が必要かな?と思う

ノムさんも嶋の配球には癖があって、治らん!って言ってたしね

 でも、それを意識すると逆手に取られるし、まぁ難しい事ではあるけれど・・・)

この1、2戦はお互いエースクラスを投入しての戦いで、ほんのちょっとの判断ミスやツキがゲームを左右する1点を争う戦いになるだろうことは予想できたわけで、ここからの戦いはまた違う展開になってくると思う。星野監督は打線が爆発すると言い切ったし、原監督もネジをひと巻き、ふた巻きしますと言っている。

楽天は中継ぎが結局、小山一人しか投げていないので、やはり継投には不安があるし、その辺を上手くつければ、打線が湿っていても勝機は見えてくる

圧巻のピッチングを今日はされてしまったので、何となく気が落ち込みそうになるけれど、1勝1敗の五分になっただけなので、しっかりと切り替えて、今度は満員の東京ドームで空中戦が見れることを期待したい

(管理人:みんぐ)