ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/7 巨人 2-1 広島 → 片岡の走塁死で負けを覚悟したが、結果的に良い勝ちだった

巨人 2-1 広島 → 対 広島:1勝0敗0分 マツダスタジアム

勝利投手:澤 村 3試合 1勝 0敗 1S

セーブ :戸 根 5試合 0勝 0敗 1S

敗戦投手:一 岡 5試合 0勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:杉内→マシソン→山口→澤村→戸根 捕手:阿部→實松

広島:大瀬良→中崎→ヒース→一岡 捕手:會澤

本塁打

巨人:

広島:

BS朝日 にて観戦

解説:前田智徳 実況:清水俊輔(テレビ朝日アナウンサー)

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マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの1回戦。巨人先発・杉内は初回にロサリオのタイムリーヒットで先制を許すも、その後は無失点と粘りの投球を見せる。打線は広島先発・大瀬良を打ちあぐねたが、九回に井端のタイムリーヒットで同点に追いつく。試合が決まったのは延長十一回。鈴木尚の内野安打が相手の悪送球を呼び、その間に寺内が勝ち越しのホームイン。最後はルーキー戸根が締め、巨人は2対1で逆転勝利。今季初の延長戦を制し、3連勝とした

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最初にお断りしておきます、今日は長いです(汗)

今日は負けを覚悟というか、相手に流れを完全に持っていかれる!と思った場面がいくつかあったけれど、個人的に特に大きく感じた点が2つ

1つは

同点においついた9回1アウト1塁で村田へのバント指示からのセペダがショートゴロの場面。とりあえず同点には追いついて、この時点での負けは無くなっており、あと少しで勝利を手中に出来たカープベンチの雰囲気と比べたら、流れは完全にこっちに来てたわけで、1点負けている場面での村田と比べたら精神的プレッシャーは大違い。確実に1点を取りにゆく采配を一概に否定するつもりは無いんだけど、あそこは村田に託し、ダメだったらセペダに託すという方が良かったんじゃないかと思う

村田も調子悪いとはいえ、最初から自分が送って、ここまでノーヒットのセペダに期待するってのは、ちょっと違うんじゃないかと…

せめてセペダがタイムリーでも打ってくれれば、まだ村田もおさまったんだろうけど、あれでゲームが負けてでもいたら、大変な事になっていたかもしれない。

そしてもうひとつ、10回表、1アウト1、3塁でバッター阿部の場面、1塁ランナーの坂本2盗の間にホームを狙おうとした3塁ランナー片岡があせって飛び出してアウト担った場面

あのプレーがサインだったのか、単独判断だったのかで評価がまた変わってくるのだが、試合後の原監督のインタビュー、片岡のコメントを見る限りは、どうやらサインだったようだ。となると、坂本に盗塁させて、その間に片岡にホームスチールをさせようという事だったのだろう。そもそも、1アウト1、3塁、バッターが4番の阿部という状況で、ボテボテのゴロでも犠牲フライでも良い場面で、そこまでの作戦をさせる必要があったのか?という疑念が湧いてくる。阿部のゴロはどちらかというと強い打球が多いので、ヘタをするとゲッツーで終わってしまうという確率はまず考えなければいけない。結果的には阿部はファーストゴロだったので、それだけを見れば、片岡の走塁死がなくてもゲッツーで終わってたという解釈もあるのだが、4番に任せて、その結果として無失点で終わったほうが、まだ見ている方も納得できただけに、ちょっと???だった

(まぁ、原監督の場合、相手の虚を突く采配は多々あって、それがハマると相手へのダメージも大きいだけに、真っ向から否定する気になれない自分もいるのだが…(笑))

ゲーム全体を見れば、杉内が先制点を献上したものの、本来なら苦手なはずの寒い屋外球場で頑張っていたと思うし、それは6イニングで8奪三振という内容からもわかる。前回の反省をしっかりと修正していたのもわかったし、可哀想ながらビハインドだったので6回で降板することになったが、勝っている展開であれば7回までは充分にイケたと思う

むしろ、あのまま敗戦投手になっていたら、今日は気の毒だったので、同点になった時に、ちょっとホッとした

相手の大瀬良もストレートが切れていて、どっかで大きく制球を見出し、四球を連発するような場面でも無い限り、打ち崩すのは難しいピッチングをしていた。普段なら9回5安打で抑えられたことで、攻撃陣に文句を言いたくなるところだが、ちょっと今日に関しては余り責められないかも(汗)

ただ、無失点で9回まで来ただけに、緒方監督としても代えづらかったのか、連敗中のチームにあって、大瀬良が完封勝利することで一気に流れを持ってきたいと考えたのか、8回終了時点で(確か)球数135球の投手に最後まで投げさせるのは酷なのでは無いかとも思う。カープブルペンが心もとないというのなら話は別だが、中崎、ザガースキ、永川、九里、一岡といたわけで、亀井に打たれたところで即交代という決断もあったと思う

(巨人としては続投してくれてラッキーという展開になったのだが)

そうそう、寺内の積極走塁も忘れてはいけない。片岡の走塁死があっただけに、足を使いづらくなるところだが、しっかりと盗塁を決めたのはさすがだし、鈴木が打席に立った場面では、普通なら打球が内野を抜けてから3塁へ向かうところ、ゴロを打ったと同時に走ってた。解説の前田氏も褒めていたが、あの走塁が無ければショートの田中は打球に追い付くだけで、どこにも投げられない…という判断をしていただろうし、寺内の足の速さが、コンマ1秒でも早く投げなければという焦りを田中に植え付けて、あの暴投に繋がったのだとすれば、影のヒーローは寺内だったかもしれない

昨日、初心を曲げて緊急事態宣言をして、阿部をキャッチャーに戻したのは仕方ないにしても、1番、3、4番は固定すると宣言し、それを実行し続け、さらに好調だからといって亀井の打順を上げたりしないことに、「原監督のこだわりの一端を見た」と書いた私の言葉をアッサリ裏切るかのごとく(爆笑)、亀井を5番に上げたオーダーに、テレビで見ていて「頼むよぉ~~俺の立場も…(涙)」とひっくり返った私(笑)

寒い気温を考慮して、長野を外したことと、大瀬良に対して左を1人でも多くということでの事なんだろう。

明日も暖かくはなさそうだし、右の野村なので今日と同じオーダーでゆくんだろうね

好調だからと亀井の打順をいじると打てなくなりそうで怖かったし、事実、最初の三打席は連続三振で「ほれ見たことかぁ」と思ったのだが、4打席目にヒットを打ってくれたので、仮に明日も5番で起用したとしても、気持よく打席に入れるかもしれない

セペダは置いとくとして(笑)やはり問題は村田か…まぁ村田に限らず、悪い時の坂本、長野もそうなんだけど、なんかしっかり配球って考えながら打ってんのかな?という場面を多々見る。

(例えば、素人のオレが見ても追い込まれて間違いなく外スラが来るってわかってる場面で、それをアッサリ空振りしたりとか…)

村田に関しては、解説者も「とにかくタイミングが…」とか「打つ準備ができてない」とか「フォームに迷いが…」というし、私自身も構えやスイングに目を取られていたけど、去年の悪い時も同じで、とにかく変化球を空振り、ストレートも空振り・・・で三振という事の繰り返しになっている。そういえばキャンプ中継のロングインタビューで井端が「自分は常に配球を考えて打っていて、的が外れたらゴメンなさいというバッティングをしている」と言っていた。それは井端という経験値のなせる技の一つだと思うし、持ち前のギリギリまで見切って逆方向へ打つというスタイルと上手くマッチしているからなのだと思うが、先に上げた3人は今からでも遅くないから、是非とも井端に弟子入りを志願すべきだ(笑)

特に逆方向にも強い打球を打てる村田こそ、配球の読みについて学んだほうがイイ

状態が良ければ、そんなの関係なく反応で打てるバッター達だけれど、やはり野球は相手との駆け引きのスポーツ。調子の悪い時に、最低限の仕事をするための技術は身に付けるべきだ。

投手陣に関しては、ルーキー二人の活躍が刺激になっているのか、少しずつ良くなる兆しは見えてきた。澤村は先発の経験が生きて、イニング跨ぎでも安定していたし、何より、グッさん、マシソンが四球を出しながらも無失点に抑えたことは、巨人にとって嬉しいニュースだろう

そのルーキーだけど、ハヤトゥ(高木勇人)が2試合連続でお立ち台に立ち、それに匹敵するくらいの貢献度を見せながら取り上げられることの少ない戸根がヒーローインタビューに立てたのは良かった!欲を言えば、最初のお立ち台は東京ドームで立たせてあげたかったのだが、セットアッパーがお立ち台に上がることはそうそうないので、思わぬ形で巡ってきたセーブチャンスではあったけれど、露出が増えたことは個人的に嬉しかった。

1点差の最終回、緊張する場面でも相手に向かって行くことを恐れず、時折笑顔も見せるくらいの堂々たるピッチングは、非常に頼もしかったし、このまま成長すればストッパーの候補に上がれるくらいの素材かもしれないと、改めて(私の中での)評価は上がった

3連勝で勝率も5割に戻したのに、なんか愚痴が多くね?と我ながら思うのだが、やはり我々ファンが見たいのは、キャプテン坂本が出塁し、長野がチャンスを広げ、阿部、村田が長打で帰す・・・という理想なわけで、とにかく1試合でいいから、そういう光景が見られるまでは、たとえ勝ったとしても、細かいところでつい愚痴ってしまう(笑)

負けてもポジティブがモットーの当ブログなんだけど、先の連敗で愚痴グセがついてしまったようだ・・・・

とりあえず、阿部の一発と村田に兆しが見えるまでは、少々お待ちを・・・というところだろうか

今日はキムタクの命日。なんか月日が立つのは早いな…(涙)

ゲーム前にセレモニーがあったようだし(日テレG+だったらその模様からしっかり放送してたはずなのに残念)、ゲーム後には2009年9月4日のヤクルト戦でのキャッチャーで出場した録画データと、2010年4月24日の追悼試合での谷の代打逆転満塁ホームランと涙のヒーローインタビューを引っ張りだしてきて見てしまった…

管理人:みんぐ

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