ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/13 巨 0-8 ヤ → 神宮初勝利が完封試合、昨日の敗戦を忘れられるナイスゲーム

巨人 0-8 ヤクルト → 対 ヤクルト:4勝1敗0分 神宮球場

勝利投手:菅 野 4試合 3勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:館 山 2試合 0勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:菅野 捕手:小林

ヤクルト:館山→村中→松岡 捕手:中村

本塁打

巨人:クルーズ3号ソロ

ヤクルト:

フジテレビONE にて観戦

解説:金村義明 実況:塩原恒夫

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの5回戦。巨人は二回、亀井と村田の連続二塁打で一死二、三塁のチャンスを作ると、暴投と小林誠タイムリーヒットで幸先良く2点のリードを奪う。その後も毎回のように得点圏にランナーを進め、小刻みにリードを広げる。援護をもらった先発の菅野は、三回から六回まで4イニング連続で三者凡退に抑えるなど、八回までヤクルト打線を3安打に抑える圧巻のピッチング。九回、四球などから二死満塁のピンチを背負ったが、最後の打者を空振り三振に仕留め、試合終了。菅野は2試合連続の完封勝利で3勝目、打線も18安打8得点の猛攻を見せ、セ・リーグ最速で10勝に到達した

Yomiuri Giants Official Web Site

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今日は投打にエースが大活躍、最後こそ、勝ちを意識してかちょっとヒヤッとする場面もあったけど、まったく危なげないピッチングを披露して、2試合連続の完封という素晴らしいゲームで、昨日の敗戦を完全に忘れることが出来ました

体調不良の坂本をスタメンから外し、クルーズをショートに配置。長野を3番に置く代わりに立岡を1番に据えるという新しいオーダー

ここまでの流れを考えれば、オーダーの変更には勇気が必要だったかもしれないけれど、1番立岡、2番片岡という打順は、どちらかというと去年までの見慣れた打線なので、実はそれほど心配はしていなかった。結果的に、その1、2番は機能しなかったものの、3番以降が元気で終わってみれば8得点という大勝。

今日の先発が館山と菅野ということで、普通に考えれば1点を争う緊迫した展開になると予想。ただ、小雨がまじる天候で肌寒さもある屋外球場ということで、どちらが普段通りのピッチングが出来るかということに注目していたのだが、やはりこの寒さでは館山の方に不利にはたらいた結果となる。とくにかく、変化球が抜ける、逆球が多いとおよそ「らしくない」ピッチングで中継ぎが充実していれば4回を持たずに降板していてもおかしくないレベル。

一方の菅野は序盤こそ、甘い球も行っていた感じだったけれど、味方が先制してからは完全に余裕モード。しかも去年と違って、力の入れどころと抜きどころをしっかりと踏まえたピッチングで、完全に最後まで投げることを意識しているというのを感じることが出来た

その大きな要因は、雄平のミス(ミスというのは可哀想だけど)、館山のワイルドピッチからの先制と小林のラッキーなヒットによる2点目が大きかったと思う。この回が1点どまりであれば、まだゲームはわからなかったと思うけれど、ひさびさに巨人に運が向いたポテンヒットが出たことで、ソロホームランならOKという、菅野が楽に投げられる状況を作ることが出来た。さらに菅野自身のタイムリーによる3点目が4回に入ると、ピッチングに余裕が生まれ、ヤクルト打線に焦りが出てきて完全にこちらのペースでゲームを進められた

気持ちに余裕が生まれれば、打線も肩の荷が降りるわけで、そこからは一方的な試合展開となり、「明日のハヤトゥーに3点くらいとっとけよ!」と言いたくなる猛攻で圧勝

菅野は初めての神宮での勝利を完封で飾るという、嫌なジンクスを自らの手で打ち破ることに成功した

今日は打線が元気を取り戻したけれど、今日の館山を打ったからと安心するのは早い

明日のライアンからも打ってこそ、浮上のきっかけを作れるというもの。週末の広島戦は打撃戦になる可能性が高いので、今日の良いイメージを持って、明日のゲームでも点をとってこそ、自信回復に繋がるといえるだろう

(そういう意味ではクリーンアップで蚊帳の外だったギャレットに最後にヒットが出たことは本当に良かった)

一方でせっかくチャンスを貰った片岡。なんとしても結果を出して、明日に繋げたいという気持ちが強すぎたのか、今日は存在感をアピールすることが出来なかった。坂本に明日も大事を取るなら、もう一度チャンスが巡ってくると思うので、明日こそ打って欲しい

というか、坂本を代打に出した意図はなんだったのだろうか?

ゲームの流れ的には勝敗は決していたので、本来なら出す必要は無かった。たまたまヒットになったから、話題にしそびれそうな感じになったけど、ひょっとして、また連続出場の記録を作らせようなんて考えているのか?それともキャプテンだから1打席くらいは出ろというメッセージなのか…個人的には序盤に3点を取った時点で、坂本には素振りもさせないくらい、ヘタをしたら今日は帰ってもいいよくらいの扱いをするのかと思っていた。代打には出られるほど体調面では心配が無いのなら良いが、金曜はゲームが無いので、今日休ませるのだったら、いっそのこと今日、明日、明後日と3日間の休養を与えるくらいでも良かったのではないかと思ってる

週刊ジャイアンツで菅野が「今年はバッティングでも頑張ります」と言っていたが、まさかまさかのここまで9打数5安打と大谷を彷彿とさせる結果を出している

ピッチャーというポジションであるために、厳しい内角が来にくいという事と、菅野自身が非常に頭が良いので配球を読みながら上手くバットに当てているという印象もあるのだが、並の野手以上の結果を出すと、相手バッテリーも考えなきゃいけない事態になってきそうだ。今日は恋女房の小林も当たっていたことで、攻撃の要をバッテリーの二人が握ったゲームだったと言ってもいいくらい、大活躍だったと思う

巨人の他の投手も、菅野のテンポの良さからくる打線へのリズム作成と、自身が打つことによる得点チャンスのメリットをしっかりと頭に入れて、マウンドに立つ事を意識してほしいなと思った

(ま、投手が打つことのデメリットもあるので、あくまでも意識だけ…でいいと思うけど)

それにしても、最後の三振を奪ったストレートはスゴかった、125球目の球威じゃないわ(笑)

管理人:みんぐ

http://ameblo.jp/ming-maro/