ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/18 巨 3-2 中→ 勝った!というより「何とか勝てた」という感じ。阿部の状態が気になるな

巨人 3-2 中日 → 対 中日:7勝9敗1分 ナゴヤドーム

勝利投手:山 口 44試合 1勝 5敗 1S

セーブ :澤 村 47試合 3勝 2敗 31S

敗戦投手:又 吉 43試合 3勝 6敗 0S

投手リレー

巨人:今村→山口→澤村 捕手:小林

中日:佐藤→岡田→又吉 捕手:杉山

本塁打

巨人:

中日:

解説:谷沢健一 実況:森脇淳

フジテレビTWOにて観戦

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ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズとの17回戦。先発は巨人が今村、中日がルーキー佐藤。巨人は三回一死一、三塁から橋本到の内野ゴロ間に1点を先制するが、直後に平田の2点タイムリーで逆転を許す。しかし六回、村田のタイムリ二塁打で同点に追い付くと、九回に二死から代打・堂上が三塁線を破る二塁打を放ち、続く長野のタイムリ二塁打で勝ち越し。その裏を澤村がピンチを背負いながらも無失点で締め、試合終了。七回から登板し、2回無失点の山口が今季初勝利となった

Yomiuri Giants Official Web Site

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最初に結論から先に言いましょう

昨日の負けを引きずって、今日の今村は正直、厳しいなと思ってただけに、快勝とは言えないけど、勝てて本当に良かった…

天敵のはずのビシエド、大野、若松のいない中日であれば、たとえナゴドであろうが、7月後半から8月前半までの巨人の勢いなら、サクっと3連勝出来たはずのカードだけど、(私の)予想に反して苦戦したことは正直なことを言えば想定外だった

(まぁ予想とは言っても、半分が願望だけど(笑))

先発の今村は・・・う~ん、数字だけを見れば、6回を投げて被安打5,奪三振10個の2失点で充分に合格点のはずなんだけど、なんだろうなぁ、この毎イニングのヒヤヒヤ感は…(汗)結果が出ていないことと、一度捕まるとあっという間に大量失点する事が多いから、四球とか出るとどうしても見ているこっちの鼓動が高くなる

感情が先走って冷静に見れてなかったところもあるので、正しいジャッジを下せないのだが、今日はとにかく低めをついて行こうという意識は感じられたかな、あとはいつもなら変化球でかわしに行くところを敢えてストレート勝負で三振を取ったり、今までと配球パターンを変えてきていたような感じだった、そのあたりは小林としっかりと話し合った上での事だろうし、今までとは違うところを見せたいという事で、悪くはなかったと思う

相性の良いナゴドであるということと、中日打線(というかチーム自体)に元気が無いということを差し引いて考えなければいけないので、今日の結果だけで今村への評価が大きく変わることはないのだが、今日打たれていれば確実にファーム行きだっただろうことを考えれば、ギリギリ踏みとどまったという感じだろうか?

正直なところ、もしも負けてれば「どうせ負けるのなら、ファームの若手の誰かを試して負けたほうがマシだった」と言われてもしょうがない立場だったので、今日に関しては一番ホッとしてるのは本人だろうなぁ

それと今日の良かった点を言うと、グッさんが少しずつだけど状態を上げてきているのは何気に大きいなと思う。まだ、ヒヤっとするコースに行くことがあるので、全幅の信頼をかけるわけにはゆかないけれど、ひところの失点続きだった頃に比べれば制球は安定してきたように思う。かつてのスピードとキレはもう戻ってこないかもしれないけど、経験に基づく投球術を駆使するスタイルに上手くモデルチェンジ出来れば、この先、中継ぎへの負担はうなぎ登りに上がってくるはずなので、さらなる安定感を期待しつつ、今日は良かったと拍手を送りたい

攻撃に関して言えば、タイトルにもある通り、阿部の状態が落ちてきたのが非常に気がかり。昨日くらいまでは結果が出てないまでも、まぁ数試合結果が出ないことなんてあるさ、って笑って見てられそうだったけど、今日に関しては何か下半身が重そうで、あきらかに腰の回転が悪く下半身が粘れてない。連続安打が出ていた時は守備の動きも良かったし、走塁も頑張ってた。ひょっとすると、それらの疲労が下半身に来てるんじゃないかと心配になるし、ちょっとヒットが止まっていることに焦って、気持ちの上でもバランスを崩しているのではないかと思う

次が東京ドームなので、気持ちの問題なら明日からまた打ってくれるのかもしれないけど、疲労が貯まっているということであれば、今は村田が好調なので、村田に4番をお任せして2試合くらいお休みしても良いのではないかと思う。1塁ならそれこそ脇谷でも中井でもいるし、個人的には堂上にやらせてみたいところもある

(明日は日大デーなので、村田も燃えるだろう!あ、長野も)

堂上ついでにいうと、今日の打席も良かったね。しっかりボールが見えて粘れていたし、変にリキむことなく古巣相手でも冷静にスイングできていた。これがあるから、やっぱり昨日の橋本のところは堂上だったようなぁ~~~というタラレバが脳裏をよぎったのも事実で、”鉄は熱いうちに”じゃないけど、状態が良くて上げた選手は、やはり状態が良い時に使ってあげないと勿体無いなと思った

で、その橋本だけど、昨日の併殺の悔しさを今日は晴らしてくれると期待して、逆に今日ダメだったら本当に顔も見たくなくなるなと思いながら見てたんだけど、1打席目の四球、2打席目のケースバッティング、3打席目のレフト方向へのヒット、そして4打席目のサードライナーと、そこまでは非常に良いなと思った。3番を任されるのなら引っ張りもアリだけど、今の橋本に求められてるのはそういう結果では無いと思うので、常にセンターから逆方向を意識したバッティングをしてくれれば、ヒットはそうそう出なくても出塁率は確実に上がるし、チャンスも広がる。

ただ、残念だったのは最終打席かな、あの場面だけ、ちょっと欲が出て昨日までのバッティングに戻ってしまったような感じだった。勝ち越しが1点なのと2点なのとでは大違いだが、あの場面こそ、自分が得点するのではなく、いかにチャンスを広げて坂本に回せるかというバッティングに徹してくれたら満点とはいかないまでも80点くらいだったのに・・・

個人的には長野の状態が良くなったので、1、2番を入れ替えて見ると面白いのでは?と思っている。橋本も1番になれば、まずは出塁することを念頭に置いたバッティングになるだろうし、今日のタイムリーを見てもわかるように、長野の打球が彼らしいライナー性の速い打球になってきているので、ランナーを背負った場面での期待感が高まりそうな気がする

不安定だと思っていた長野も気がつけば12試合連続ヒット。外スラに引っ張られて空振りする場面が減ってきて(夏場に来てピッチャーもそこに投げきれなくなってきているってのもあるかもしれないけど)、今はどっしり構えてバットに当たるところだけをスイングするような良い感じの佇まいになっている。1000本安打を達成して、ひょっとしたら焦りが溶けたのかもしれないし、もともと夏は大好きだと言っているので、この時期になって体のキレがよくなってきたのかもしれない。

巨人打線の課題は1、2番だと言われ続けてきたので、まずは長野の状態が上がってくれるのであれば、今後に明るい兆しが見えてくる(それに逆行するように阿部が下がったのでは意味が無いのだが…)。

昨日負けて1ゲーム離され、今日勝って半分だけ取り戻した感じで、一歩下がって半歩進むみたいな感じになっているけど、”今日負けたらオシマイ”ってところでは、何とかギリギリ勝ってかすかな希望を繋ぎ止めている。原監督のよく言う「徳俵での粘り」というにはまだほど遠いけれど、少なくとも「広島との直接対決の残り試合数+チームとしての残り試合数の差」以内のゲーム差がキープ出来ているうちは、僅かな希望にしがみつくことが出来るので、そこを最終ラインとしながら、1つでも縮めるように明日からまた頑張って欲しい

ヘタしたら今シーズン100勝くらいするんじゃね?って思ってたソフトバンクも今日でとうとう日ハムとゲーム差が無くなった。ああいうのも見せられると、こちらも「やっぱり野球は何が起こるかわからない」って思えるし、広島だって「あのソフトバンクが!?」って自分たちに置き換えたりする想像だってしてしまうこともあるかもしれない。

何がきっかけて投打のバランスがよくなるかわからないし、些細な事で歯車が噛み合わなくなることだってある、時期が8月だし、最終的な決着がついていないので今は言われていないけれど、このまま日ハムが追い越して優勝するようなことがあれば、ある意味「メークなんちゃら」と言ってもいいくらいの快進撃だと思う

(でも、追いつくのが早かったからソフトバンクが切り替えるきっかけを与えちゃったかもしれない…)

だからこそ、こちらもそれにならって、「セパともに奇跡的な逆転優勝でした」とシーズン後に言ってもらえるように頑張りましょう!!!!!

追記

昨日の記事は久々に沢山のコメントをいただきましたが、皆さん、昨夜はやはり鬱憤がたまってたんですね(笑)

管理人:みんぐ

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