ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/23 巨 1-0 広→ 心臓に悪いよ…(笑)でも「負けない男」伝説はまだ続いてるよ!

巨人 1-0 広島 → 対 広島:11勝8敗0分 東京ドーム

勝利投手:澤 村 50試合 4勝 2敗 33S

セーブ :

敗戦投手:ジャクソン 55試合 4勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:マイコラス→マシソン→澤村 捕手:小林

広島:ジョンソン→ジャクソン 捕手:石原

本塁打

巨人:脇谷1号ソロ

広島:

解説:立浪和義 実況:上重 聡

日テレG+にて観戦

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東京ドームで行われた広島東洋カープとの19回戦。試合は緊迫した投手戦となった。巨人先発のマイコラスは再三、走者を許しながらも要所を締め、7回を無失点。後を受けたマシソンも2イニングを無失点でつないだ。打線は広島・ジョンソンの前に沈黙を続け、九回、ようやく一死満塁の好機を作るが、ここも無得点。0対0のまま延長戦に突入した。十回、広島の攻撃を澤村が三人で片付けると、その裏、先頭の脇谷が広島2番手のジャクソンが投じた速球を捉え、右翼にサヨナラホームラン。熱戦に劇的な終止符を打った巨人が、首位・広島との3連戦初戦を白星で飾り、マジック点灯を阻止した

Yomiuri Giants Official Web Site

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度重なるピンチを直視できず、思わず一瞬チャンネルを変えてしまった方、音量を下げてしまった方、目を背けてしまった方、両手を握りしめて祈りを捧げた方・・・

いたでしょ?(笑)

まるでホラー映画の冒頭で「心臓の悪い方は注意してご覧ください」ってテロップが流れそうなくらいドキドキの連続で、見てるだけで胃が痛くなるような展開だったので、やってる選手たちは裏で吐きそうになるくらい心臓バクバクだったのではないかと思う

昨日、いただいたコメントへの返信で、この3連戦以降にも繋がるような勝ち方が大事だと書いた。それは、出来るだけ広島の台所を疲弊させつつ、こちらは可能な限り温存して勝ち、単に直接対決を制すだけでなく、それ以降にも広島へダメージが残るような展開に持ってゆかなきゃダメだと思ってのことだったんですが・・・

何とか勝ったものの、疲弊したのはこちらでした(汗)

でも、しょうがないね、負けたらほぼ終わりという状態で、明日のことを考えて戦力を貯めるのは非常に難しい。1つとして打つ手を間違えることの出来ない詰将棋をやっているようなもので、ほんの些細なミスが取り返しの付かないことになってしまうし、温存なんて余裕のあることをしてはいられない。

出来うるなら、打線がカバーして投手のスタミナを取っておきたかったけど、先発のジョンソンは今まで見た中で一番良いんじゃないの?ってくらい好調で、とても連打で点を奪えるような感じではなかった。

いつものゲームなら、初回にバントミスした橋本に文句をつけて、立ち上がりを攻めきれなかった事を指摘したいところなのだが、どの球を打ったらいいの?ってくらい制球が安定していたし、エルドレッドにあんなファインプレーをされてしまったのでは、攻守ともに今日もチーム状態が良さそうだなと諦めるしか無かった。

そもそも、あの右バッターのインコースへのストレート…決して身体に当たりそうなほどギリギリでは無いにも関わらず、坂本や村田が一瞬のけぞるように引いてしまうってことは、角度もそうだけどキレも相当良かったんだろう。それを予想して、1、2の3で打ちにゆこうとすれば絶妙なタイミングで石原はアウトコースへスライダーを要求する…本来、相性が良いはずの右バッターがあれだけ苦労するのでは、やはり攻略するのは難しい

あのインコースへのストレートは、ほぼ詰まってしまうので、アウトコースの球を逆方向へ打つしかないのだが、その方向には菊池がいるという…あぁ、確かにジョンソンは良い投手だけど、セカンドに菊池がいるからこそのコンビネーションで、そりゃ勝てるはずだわって、ちょっと諦めかけた(笑)

ただ、こちらの先発マイコラスも負けてない、今日は最初から飛ばしてたのか、ストレートのキレは良かったし、カーブも良いタイミングで投げて打ち気をそらせており、再三のピンチにも熱くなること無く、冷静に投げ切れて非常に気合が入っていた

他の投手なら、相手の打ちミスに助けられて…って評価してしまいそうになるけど、今日に関しては、しっかりと投げ切って打ち取っていた。相手が広島打線でなければ、チャンスすら作れなかったんじゃないの?というくらいの評価をしてあげても良いと思う。

球数と打席の関係で7回で降板する形になったけれど、相手がジョンソンでなければ、1勝は手に入れていただろうから、今日に関しては本当に良く投げてくれたと拍手をおくりたい

そして、その後を受けたマシソンも頑張りました

打球を受けてもマウンドを譲らない気迫と、2イニングを投げ切ったあのピッチングが最後の脇谷のサヨナラホームランに繋がったと言ってもいいくらい、ピンチでも焦ること無く自分のピッチングを貫いてくれました

もちろん、4、5、6番を三者凡退で抑えて、相手に流れを渡さなかった澤村も見事だったけど、今日に関してはマシソンの2イニングがなければ、どうなっていたかわからないので、気持ちの上では澤村よりもマシソンを褒め称えたい

(それだけに9回裏でサヨナラにして、9勝目をプレゼントしたかった…)

ゲーム全般としては圧倒的に広島が優位に展開していたけど、こちらの粘りでそれらをことごとく退けていた。こういうゲームは得てして、タイムリーエラーとか、伏兵の一発とかで試合が決まっちゃうんだよねぇ~、心臓に悪いゲームだけど、意外とあっさり勝っちゃうかもよ?とカミさんと会話していた10回裏、脳裏には2013年の広島とのクライマックスシリーズマエケンから決勝3ランを打った寺内の姿が思い浮かび、ひょっとしたらその寺内がサヨナラホームランとか打っちゃったりして…とか言っていたら、その手前での脇谷のサヨナラホームラン…(笑)予想が当たったのか外れたのかわからない笑みを浮かべながら、窓全開のリビングのテレビの前で「うわ!やった!」って叫んじゃって、ご近所の方、ゴメンなさい

m(__)m

まだまだ優勝は諦めていないけれど、一方で優勝をのがしてCSで戦うことも頭の片隅には入れておかなきゃいけない。両方に共通して大事なのは、相手に少しでも嫌だと思わせることなので、こちらにとって良いジンクスは崩さないように、相手にとって心の拠り所にしている部分を極力無くすこと

そういう意味で、マイコラスの「負けない男伝説」が途切れなかったのはデカい!

(個人的には14連勝ってのは、真の意味で勝ち続けているわけでは無いので、余り、その言葉は使いたくないので、どちらかというと敗戦投手になっていないという方を押したい。まぁ、それですら厳密に言えば、微妙に違うのだけど…)

そして同様に、次の福井の「巨人戦に強い」というイメージは、明日あたりで払拭しなければいけない。それも、単に不調の福井という状態で打つのではなく、「いつも通りの福井を攻略した」という形で・・・

そうすることで、この先の直接対決、さらにはCSで当たった時に、ちょっとでも嫌な感じを持ってもらえるかもしれないし、こちらも「福井はもう怖くないし」と気持ちの上でも違って対戦することが出来る

当然、菅野もなんだかんだで、広島には勝ち越していないという、DeNAに次ぐ相性の悪さを払拭して、「やっぱ菅野を打つのは大変だよ!」と思ってもらわないといけない。優勝の可能性を残すための3連戦ではあるけれど、優勝しようがしまいが、CSで当たる可能性があるかぎりは、マイナス要素は少しでも潰しておきたい

さらに言えば、マシソンが2イニング投げているわけで、明日の菅野の最低限のノルマは8回、澤村を休ませる意味では9回を投げ切って快勝してもらわないと、菅野自身の明日以降の流れにも繋がることなので、それを苦労しつつではなく、”あっさり”とやりきって貰わないととね

ま、今日負けてれば、明日と明後日のゲームを見るモチベーションが著しく下がっていただろうことを想像するだけで寒気がするので、とにかく内容はともかく、今日勝てたことをまずは素直に喜びたい

追記

2回だったかな?坂本のグラブの上を弾かれて打たれた場面、カバーに入った橋本だったけど、隙をつかれて2ベースになったが、あそこは必死に走ってすぐに送球する素振りを見せるだけでも2塁への走塁は阻止できたのでは?

あと、ポストゲームで宮ちゃんも言ってたけど、7回1アウト3塁でジョンソンに代打を出さなかった場面…個人的には、あそこがキーだったと思います。球数少なく快投を続けていたので、代えづらかったと思うけど、カープも後ろの投手は盤石なので、あそこで代打で犠牲フライとか内野ゴロの間に1点とかやられていたら、正直、どうなっていたかわからなかったので、あの場面は余裕が油断に繋がったかな?冒頭で言った詰将棋…その勝負を左右する1手だったのではないかと思ってます

管理人:みんぐ

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