ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/9 巨人 3-4 阪神 → 確かにキツイ1敗だけど、まだあきらめたらダメだぁ~!

巨人 3-4 阪神 → 対 阪神:13勝8敗0分 甲子園球場

勝利投手:安 藤 40試合 5勝 3敗 0S

セーブ :

敗戦投手:マシソン 55試合 3勝 8敗 2S

投手リレー

巨人:マイコラス→山口→澤村→マシソン 捕手:小林

阪神:藤浪→福原→呉昇桓→安藤 捕手:鶴岡→藤井

本塁打

巨人:阿部14号2ラン

阪神

BS朝日 にて観戦

解説:古田敦也 実況:山下剛

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甲子園球場で行われた阪神タイガースとの21回戦。三回に先制を許したが、四回に失策がらみで同点に追いつくと、七回に阿部の2ランホームランで勝ち越しに成功する。しかし、先発のマイコラスがその裏、連打と犠牲フライで同点に追いつかれる。リリーフの山口、澤村が踏ん張り延長戦に突入。延長十一回を迎えるが、4番手のマシソンがマートンにサヨナラタイムリ二塁打を浴び3対4で敗れ、首位阪神とのゲーム差は3に広がった

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11回裏、頼むからマシソンだけはやめてくれぇ~~~!

心の中でお願いしてたんだけど、ま、予想通りというか流れというか、原監督はマシソン指名してしまった…(涙)

個人的には、今日キレていた澤村に「打席が回ってくるまで投げさせるから気持ちを切らすな」くらい言って、11回まで投げさせて欲しかった。少なくても、これまでのマシソンよりも安定感はあったし、澤村のスタミナと日程を考えたら、3イニングくらいはやってくれると思ってた…

(ま、結果論だけど)

たまたまゲッツーで押さえたけど、グッさんもヤバかったな

ふと気になって、二人の過去の敗戦数を調べてみた

     2012 2013 2014 2015

グッさん    2    3    3    5

マシソン    0    2    6    8

*参考までに澤村の今シーズンの敗戦数は3

彼ら二人は勝ちパターン投手だという事を考えれば、(もちろん、同点やビハインドの場面はあれども)基本的には、勝っている展開で投げて、打たれて敗戦投手になるという形なので、今シーズンに関して言えば、ここまで二人で13個の勝利を逃しているという単純計算になる(あくまでも単純計算ね)

ちなみに、今日控えていた投手の現在の防御率を見ると

田原 誠次 1.93

宮國 椋丞 2.59

高木 京介 2.41

澤村 拓一 1.49

山口 鉄也 2.98

マシソン 2.81

戸根 千明 2.27

と、二人の防御率がダントツに悪い。もちろん、投げている場面や登板数の違いなどあるので、一概に比較することは出来ないけれど、少なくとも過去の実績を無視した成績で言えば、今シーズンに関しては彼ら二人よりも安定感のある投手は他にいたということになる。

いま現在の巨人の順位、負け数を考えると、グッさん、マシソンで落とした試合の何個かを拾えていれば、少なくとも首位に立っているか、ほぼ同率にいるはずだったという悲しい結果が出てしまっている。

9月に入ってからのゲームには、過去の実績や相性とかはほとんど関係ない、その瞬間、瞬間の集中力と瞬発力、経験値がモノを言ってくる。だからこそ、1敗も出来ないトーナメントのようなつもりで戦ってゆくために、今、誰が一番調子が良いのか、集中できているのかを見極める目と、時には選手のプライドを置いておく決断が必要になってくる。

原監督が他球団の監督よりも優れているなと感じるのは、その辺の選手起用の妙と、目先ではなく先を見据えた計画をもって戦っているところだと思っているのだが、今シーズンに関しては「なるほど!そうきたか!」と思わせてくれる場面が少ないように感じる

まぁ、素人がうなるようなことばかりするのが名監督では無いし、外からではわからない様々な事情があっての事だとわかってはいるけれど、どうにもモヤモヤが治まらないのも事実。

おそらく、今シーズンの勝敗の結果はともかく、今後も基本方針は変えないと思うので、見ている我々としては、きっと理由があり、その先に光があるんだ!と思って信じて応援し続けるしかないのだが・・・

あと、個人的に気になったのが立岡に元気がなくなってきたこと。たかが数試合の結果でどうたらこうたらと言っても仕方ないのだが、9月に入ってから18打数で3安打とあきらかにヒットが出なくなった。9月4日までの4試合で1個しか無かった三振が、前回のDeNA戦と今日の2試合で4個あるってのが気になる。打席を見る限り、これまでと変わった所は見受けられないのだが、今のチーム状況から来るプレッシャーのようなものがメンタルに変化をもたらせているのか、8月4割を打った打者に対して、他球団の攻めが変わってきたのか、いずれにしても彼が出塁しないことには得点力が大きく落ちてしまうチームなので、明日以降の踏ん張りに注目したい

そして、それよりもヒドイのが亀井

今日を含めたこれまでの5試合で16打数1安打(うち四球3)と全くバットが振れていない。今日もアウトコースのボールなのに腰を引いてバットを出そうとする姿を見て、本来の亀井では無いし、かなりおかしい状態だってことがひと目でわかる。守備にしてもらしくない緩慢なプレーをする事が見られるし、ちょっと正常ではない気がする。

何試合前かにも書いたけど、正直なところ今の亀井を起用するのであれば、さらに経験豊富な由伸を出して、後半に代打からの守備固めなどで亀井を使うほうが流れが良くなるような気がする。特に4回のピッチャーゴロなど、状況判断の出来る亀井であれば、あんな打ち方はしなかったはずだと思う。

ま、そうはいっても今日の負けはなくならない

原監督が言っていた、点を取った後の7回裏のマシソンと小林の攻め方と9回のノーアウト3塁で点が取れなかった事が敗戦の主たる原因であることは間違いない。ま、それは1アウト3塁で点が取れなかった阪神も同じことで、解説の古田氏が言っていたように、両チームとも「思った通りに事が進まない」ゲームだった

両チームの意地やプライド、負けられないという緊張感からくるプレッシャーなどが、そうさせるんだろうし、見ているこちらも、なんでも無い普通のプレーにもドキドキが走る息詰まるゲームだった。

今日負けた事で、巨人の優勝がかなり遠のいてしまったことは間違いないし、阪神には自信と勢いがついたかもしれないことは否定出来ない。阪神がこの時期に失速することが多いという過去の事例も、去年、一昨年などはあくまでも巨人が追われる立場だったこともあるし、チーム事情もまた違う。それまでの過去の例をもってイケる!と期待はしたかったけれど残念ながら、今日はその片鱗だけしか見ることは出来なかった…

一方でまだ記憶に新しい(2008年だけど、私の中ではね(笑))メークレジェンドの時は9月に13連勝なんてのがあって、最大13ゲーム差をひっくり返したのだけど、あの時はオガラミ、風神雷神コンビなどチームを勢いづける輝いていた選手がいたし、阪神側も見えないプレッシャーに押し潰されるような空気感があったことは間違いない。

今のヤクルトも含めたチーム状況を冷静に見れば、あの時の巨人に一番近いのは今のヤクルトで、正直なところ、まだ巨人にはそういった神風が吹く兆候は見られない(涙)

今日に関して言えば、阿部が、ホームランもそうだけど、走塁でも頑張り、守備中もファーストから積極的に投手に声をかけて、チームを引っ張ってゆこうとする姿が見れたのが救いだった気がするのと、マイコラスが久々の登板ながら、まずまずのピッチングで心配を払拭してくれたことと阪神打線がまだ彼のピッチングに対して完全攻略は出来ていないことくらいか・・・

と、負けたことを悔いて愚痴を書き連ねてきてけれど、まだまだ私の気持ちは折れてません。かなり厳しいし、上向く兆候が見れないジレンマはあるけれど、上位2チームとの直接対決は残っているし、もちろん明日もゲームはある。他力本願にはなるけれど、阪神的には残り試合は多いものの日程的には厳しく、特に投手のやりくりが大変だろうという不安要素と、どちらかというと苦手な広島戦を6試合残しているという事もあって、一気に首位を独走できるかといえば、そう簡単にはゆかなさそうな可能性は残している

一方でヤクルトがグングン上昇する事だってあるけれど、可能性があるうちは下を向いているヒマは無い。明日のメッセも難敵だけれど、まだ明日勝てば首の皮一枚(個人的には2枚位と思いたいが)繋がる。阪神との直接対決4試合をすべて勝ち、ヤクルトにも連勝することが出来れば、奇跡の逆転は起きると信じて、選手とともに我々も切り替えて、明日精一杯応援するとしよう!

それにしても、藤浪ってのは、完封された時も思ったけどスゲー投手だな。高卒3年目で厳しい登板間隔の上に140球以上投げる試合を数試合こなして、それでも壊れない。100球を超えてもストレートの威力はそれほど落ちないし、プレッシャーのかかる場面でも決して逃げない。敵チームの投手ながら、試合をするたびに感心する。

管理人:みんぐ

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