ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/22 巨 4-3 中→ 前半と後半で全く違う展開に…でも、勝ててよかった(ホッ)

巨人 4-3 中日 → 対 中日:9勝13敗1分 東京ドーム

勝利投手:澤 村 59試合 5勝 3敗 37S

セーブ :

敗戦投手:田 島 58試合 3勝 3敗 17S

投手リレー

巨人:菅野→澤村 捕手:小林

阪神バルデス→又吉→田島 捕手:杉山

本塁打

巨人:

阪神:ギャレット23号2ラン

解説:吉村禎章 実況:上重 聡

日テレG+ にて観戦

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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの23回戦。巨人は初回にギャレットの2点タイムリーで幸先よく先制する。先発・菅野は序盤好投するが、五回、阿部に2点タイムリーを打たれて追いつかれ、六回には荒木のタイムリーで勝ち越しを許す。しかし九回二死一塁、ギャレットが中日・田島から中堅に逆転サヨナラ2ランホームランを放ち、巨人が劇的な勝利を収めた

Yomiuri Giants Official Web Site

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負けて2.5差と勝って3.5差でDeNAと戦うのは大きく違うので、まずはとにかく勝ててよかったというのが率直な感想

もちろん、菅野が勝利し、澤村にセーブがつく展開になるのがベストではあるけれど、まだ今は勝ち方に拘っていられる立場ではないので、まずは1つでも2位へのマジックを減らすこと。とにかく1日でも早く2位を確保し、CSへ向けた調整をするなり、疲労を抜くなりしないことには始まらない

今日のゲームの注目点は試合中に解説でも触れられていたように、ここ最近、すっかり多くなってしまった菅野の球数がどうなるか。それはすなわち、打線にリズムを与えることに繋がり、菅野自身も少しでも多くのイニングを投げることとなり、中継ぎ投手の疲労をおさえられる。

そういう期待値で今日のゲームを振り返ると、4回まではほぼ完璧。本人も意識していたのかもしれないが、極力遊び球を減らす感じで、効率の良いピッチングをしていた。初回に2点を取ってもらったことも好影響だったかもしれないが、ソロホームランくらいなら打たれても構わないというくらいの割り切った投球だたと思う

ただ、好調だったことが隙を産んだか、2回り目になって捕まってしまう。あきらかに配球を読まれたように見えたので、その辺は小林も要反省な気がするが、4回にベテラン勢を打ち取ったことで安心したのか、普段なら先頭打者にヒットを打たれたらギアを上げるところが、うまく上げることが出来ずに3連打をくらってしまう。

そこで何とか止められればよかったのだが、中盤に同点に追いつかれたことで、もう1点もやれないという焦りが、さらに悪循環に…四死球が0だったことは幸いだけど、4回までの菅野と5回以降では全く別人になってしまったので、本人の中にもどうしても2ケタ勝ちたいという焦りがあったのかもしれない(あきらかに投げ急いでいる感じだった)。

とはいえ打線にも反省はある、焦りと格闘する菅野を6回のチャンスにでも追いつくか、追い越す形が取れれば、また持ち直したか、さらにギアが上がったかもしれないけれど、阿部、村田で点を取れなかったことで、また勝てないときの悪い空気になりつつあり、それもあって前半と後半で全く違うチームになってしまった感じに見えた

最後にギャレットの2ランで逆転できたのは、正直なところ運が味方してくれたところもあると思うので、勝ったことは嬉しいが、本来ならその前に追いつくか勝ち越して勝ちきらないといけなかったゲームだと思う。

ただ一方で、前の打席でチャンスを潰してしまった村田が何とか意地を見せ、昨日のヒーローだったギャレットが連夜のお立ち台に上がったことは悪くない。助っ人外国人がシーズン終盤になって好成績を残すことがよくある光景だけれど、ここに来てのギャレットの好調さはチームにとって非常にデカい。昨日の大野に続き、今日も左のバルデスからタイムリーを打っているし、ここまで中日に勝ち越されている原因のひとつである田島からサヨナラを打ったことも素晴らしい。内田コーチと色々とバッティングについて指導を受けているようだけど、最後が近づいて、それが身体に染み付いてきている感じ

さらにバッティングの好調さが守備にも好影響を及ぼし、少なくともレフトの守備に関してはアンダーソンよりも安心できるくらいにはなっているようなので、何とかこれを維持しつつ、さらにもう1段階日本野球に対応できるようになると来年も期待できるかもしれない。

4番候補としての入団だったことを考えると物足りない気がするが、今の6番という打順を考えれば、この成績は充分評価に値するし、さらに慣れてくれれば、打率もホームラン数も来年は今年を上回れるかも・・・という期待は高まる

(もちろん、守備もさらにうまくなってくれれば言うこと無い)

いつまで阿部を4番に置くのか、いつまで阿部に頼るのか・・・という問題はあるけれど、それはまあシーズンが終わってから考えよ(笑)

あとは澤村のピッチングが良かった

阿部から指導を受けたという変化の大きいフォークを今日は試していた感じで、相手にとっても下準備が出来ていないからというのもあって、今日はうまく決まっていた。本当は菅野がリードした状態でバトンを受け、これまでのトラウマを今日のようなピッチングで払拭できるのが一番良かったのだが、今日で何かを思い出し、さらに何かを掴んでくれていたとしたら、今シーズン中にそのトラウマを解消することが出来るかもしれない

まぁゲーム後半は別物だったと書いたけれど、終わってみれば菅野も8回まで投げ、球数も111球だったので、勝てはしなかったものの、課題の1つは克服しつつあると見てもいいかもしれない・・・その進化が問われるのは来週の菅野の最終登板を見て、ということにはなるだろうけど。

最後の1つは鈴木の飛び出しかな、なんとしてもホームに帰りたいという気持ちが強いのはわかるけど、常に冷静な鈴木にしては安易な飛び出しだったと思う。まぁテレビ越しに見ても打った瞬間、セカンドの頭は越えた!って思ったので半分は仕方ない気もするし、捕った荒木がお見事だったのもあるけれど、それでもあそこは抜けるのを確認してからのGOで充分だった(次が坂本だったので余計に・・・)

明日は田口と石田

田口はCSを戦う上でも大事なピースなので、10勝を手に入れたからと安心したピッチングはしてほしくないが、DeNAも2位が見えていることで本気モードでくるだろう。明日勝てれば、2位確保は確定に近い状態になるし、そうなると東京ドームで戦うことになるので、明日は仮想CSファーストという意味も含めて、単なるゲーム以上の意味を持ちそう。出来れば田口にはチーム内最多勝を手に入れて、来季への弾みとするべくCSへの期待が高まるようなピッチングをしてもらいたい

管理人:みんぐ

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