ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

4/30 巨 2-3 ヤ→ 開幕して一ヶ月終了、予定通り?それとも…

巨人 2-3 ヤクルト → 対 ヤクルト:3勝2敗0分 神宮球場

勝利投手:ルーキ 11試合 1勝 2敗 0S

セーブ :秋 吉 10試合 3勝 0敗 4S

敗戦投手:池 田 11試合 0勝 1敗 0S

・投手リレー

巨人:内海→池田→マシソン 捕手:小林

ヤクルト:星→ルーキ→石山→秋吉 捕手:中村

本塁打

巨人:

ヤクルト:

・解説:金村義明 谷繁元信 実況:福永一茂

フジテレビONE にて観戦

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神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの5回戦。巨人先発の内海は6回2失点と試合の流れを作ったものの、一方の打線にあと1本が出ない。四回、一死二塁から、今季初打点となる小林の左前適時打で2対1と勝ち越しに成功する。しかし、六回に内海が2つの四球と安打で1点を与え2対2の同点とされると、七回から継投した池田、マシソンが逆転を許してしまう。最終回、代打・村田が左越え二塁打でチャンスを作るも後続が倒れ、試合終了。2対3の1点差でヤクルトに2連敗を喫した

Yomiuri Giants Official Web Site

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試合の勝敗の責任をとるのが4番というもの、という考えに基づけば、ここのところの敗戦は阿部の調子が落ちているのが大きな要因。1年通じて結果を出し続けるのは難しいというのはわかっているし、またいずれ状態が上がるとは思っているけれど、坂本が調子の波の上下を少なくしており、マギーもムラはあるものの極端に不振だという面は見せていないので、あとは阿部がどれだけ動けるかという事が、シーズンを通じて高い勝率を維持するための大事なポイントとなる

これまで、巨人の4番を守り続けてきた男だから、それは本人が一番良くわかっているのだろう。開幕してまだ一ヶ月、良い時と悪い時を迎え、ここからどのように調整してゆくかが、今シーズンの巨人の動向を決める上で重要な動きになりそう

今日の1打席目のショートフライ、あの球はシーズン開始直後の阿部だったらスタンドに持っていっても不思議ではない球だった。恐らく、ほんの僅かなズレなんだろうけど、その僅かな差にプロの選手たちは皆、苦しんでいるわけで。疲労や身体の不調、その日の気持ちなど色々な要素が絡みながら、それを調整してゆく。若い選手なら経験値不足からドツボに嵌りそうなことでも、既にベテランとなっている阿部なら、他の選手よりも早い調整能力があると信じて見守るしか無い

(それでも、気持ちの回復は早くても、身体の回復は逆に遅くなっているはずなので、できれば頭と身体を整理する意味でも、村田との併用はお願いしたい)

チームが平均4~5点を取っていた時は、そのほとんどを坂本と阿部が稼いでいたのだから、阿部が不調になれば一気に得点が減るのは当たり前。もちろん、他の選手が阿部の不調をリカバリーしなければいけないわけで、これから先、1点差ゲームを取れるかどうかのキーは攻撃力がどれだけ上がるかということになることを思えば、若手の台頭、本来名を連ねるべき選手の復調が、どのタイミングで実現するか、その時期によって今シーズンの巨人の位置が決まる

先発の内海も阿部と同様、経験値だけで言うならチーム内の誰よりも積み重ねているわけで、自分がおかしい時の対処の仕方も把握していると思う。前々回の反省を踏まえ、今日は意識的に高低を切り分けていたように思うけれど、それでもヤクルト打線の不調に助けられた感はある。

前回の阪神戦、今日のヤクルト戦でローテからの離脱は無いと思うけど、個人的にはもう1段上のレベルを内海には期待しているので、今年こそは絶対に2ケタ勝つ!という強い気持ちで、「菅野にはまだ負けね~よ!」というピッチングを見せて欲しい

と、ここまで書いて、今日のゲームの色んなシチュエーションに触れていないのだが、それはまぁ言うなら、バントや中井の守備のミスなど色々とある。ただ、それも今日のゲームで4点取れていれば、終わってみれば些細なミスと流せるようなことではあったので、今日に限らず今ひとつ波に乗れない原因は、攻撃面にあるということになるのかな

(1点差で負けるのは往々にしてミスなので、ホントは流しちゃいけないんだけど、今の巨人にミスを完全に無くせというのは難しい注文なので、どちらかというとミスをカバー出来るほどの攻撃力の増強に目を向けたい)

立岡の一番はハマっていると思うし、いまひとつ安定感の無い中井を後ろに持っていったのは個人的には賛成。橋本が戦力になっているようで、大事なところで三振する場面が目立つのは「あんまり変わってないなぁ」と思うけれど、そこはもう少し長い目で見てあげたい。石川に今日は快音がなかったのもまぁしょうがない。思い切りの良い選手だけに、良い時と悪い時の結果に差が出てしまうのはある程度、目をつむれる。

今日で開幕して一ヶ月

13勝12敗で貯金1の3位という状況は、オープン戦時の不安な状況からすれば上出来では無いかと思う(開幕ダッシュに成功しただけに、もったいない気持ちも大きいけど)。

欲を言えばキリはないが、チーム防御率は1位、チーム打率は2位、本塁打数2位タイ、得点は3位だけど失点はリーグ最小と全体のバランスは悪くない。広島にホームで3連敗した時はいきなり突っ走られると思ったけれど、各チームとも色々と決め手に欠いている状態なので、交流戦明けくらいまでは混沌としそうな雰囲気。

逆に言えば、何かをきっかけに抜け出すチャンスは巨人にもあるわけで、今の時点で課題となっている点を一つずつ潰してゆき、良い状態を長く保てるように焦らず、でも位置にでも早く(笑)字固めをしてもらいたい

(個人的には小林がここに来て、一日一善が出来るようになってきているのは大きい、この先も1試合でヒット1本、犠打1個くらいの成績を残してくれるなら御の字かな)

来週はホームでのDeNA3連戦とナゴドでの中日戦

筒香の状態が上がりつつあるDeNAとの戦いはホームであっても怖いけれど、2週目に阪神、広島との5試合があるので、そこで引き離されないように、1週目の6連戦では最低でも4勝2敗で今週の借金を帳消しにした状態で望みたい

追記

今夜のGetSports の鈴木の盗塁の極意を見てたので、レポートが遅くなったのだが、その分、非常に面白かった。番組で上がった4つの極意というよりも個人的に気になった鈴木の言葉で

1)スタートを切らないと何も始まらない

2)緊張から逃げずに共有する

3)失敗しないと向上はない

4)ベンチにいる時から相手投手にプレッシャーをかけるために、常に存在感を示す

5)監督の気持ちになって自分の起用法を考える

というのが気になった

その中でも特に1)のスタートを切らないと何も始まらない ってのは重要で、一歩目を出す勇気と行動に起こさなければ進展は無いという事は、立岡や重信といった足を期待されている選手には聞いておいて欲しい。

(同時に失敗しないと向上はないというのもそうで、ベンチからの後押しも必要だけど、失敗しても次に向かわせる雰囲気作りを含めて、彼らがこの先も核弾頭になるための勉強する機会をドンドン与えて上げて欲しい。(それで失敗して負けたとしても見ている側はあきらめもつくし))

ってことで、日曜の敗戦はなかなか冷静になれないもんで、ちょっと落ち着きのないレポートになってしまいました・・・・

管理人:みんぐ

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