ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」そろそろ補強も固まってきたかな?

本来なら去ってゆく選手、コーチについて触れてから新入団選手について話をしたいところだけど、なんか周りから補強についての見解を聞かれることが多いので、そっちを先に話題にしようかなと・・・


まず、このオフに入団が決まった選手がこちら


丸佳浩外野手(広島からFA)
炭谷銀仁朗捕手(西武からFA)
中島宏之内野手オリックス自由契約
岩隈久志投手(マリナーズ退団)
●クリスチャン・ビヤヌエバ投手(パドレス
イスラエル・モタ外野手(育成、元ナショナルズ傘下)
●レイミン・ラモス投手(育成、レイズ傘下)
●山下亜文投手(育成、ソフトバンク戦力外)


やっぱり、最初は丸について話さなきゃいけないのかな?
個人的に、入団前は否定派でした
確かに、長野、陽岱鋼、亀井らのベテランが目立つシーズンで、定着するかと期待した重信もシーズンを通してベンチにいることができなかったから、補強ポイントになるのは仕方ないと言えば仕方ない

若手の台頭はもちろん期待するけれど、安心して外野を任せられ、走攻守に優れた左の強打者が入団することはチームとしては歓迎すべきこと

恐らく3番を打つことになるんだろう、4番の岡本と並ぶことで、得点力は確実に上がる。本当は坂本には3番、5番を打って欲しいのだが、丸の加入によって1番固定は確実だと思われる、2番に吉川尚、田中俊、重信らが競い合って入ることで上位打線は活気づく

1番 重信、2番 坂本なんて並びになれば、左右のバランスも良くなるのだが、まぁ多分それはしないだろうなぁ


ニュースで取り上げられる年俸の高さも、2年連続MVPをとってキャリアハイを期待できるほどの選手なわけだから、高いのは当たり前。生え抜きとのバランスがと言う人がいるが、例えば菅野や坂本がFA宣言したら、同じくらいの金額が払える球団なら、手をあげるところはあるだろう、球団は認めないだろうけどFA宣言した後、自球団と交渉して釣り上げることだって可能

自分にもそれだけの価値があると思えば、堂々と交渉したら良いと思うし、MVPを取れるほどの活躍をするしかない
(今日の坂本の契約更改は球団の配慮を感じるけど)

一方で丸には、金額に見合うだけの活躍を要求されるというプレッシャーもある。それを承知の上で入団してくるわけだから、我々ファンとしては期待し、応援する


炭谷は、かなり評価が分かれそう

實松、カトケン、相川が抜けたあと、捕手最年長となった小林だけど、周りが期待するほどの伸びを感じていないことから、ベテランキャッチャーの補強に動いたと勝手に推察しているけれど、来季は阿部が捕手として再登録ということで、なかなか微妙な形になったように思う、しかもバッテリーコーチに相川が来るし・・・
ま、炭谷の場合はアドバイスする立場というよりも、小林を再度燃えさせるためのカンフル剤という意味合いも強いと思うが、ベテランキャッチャーが3人揃うことで、色々と混乱しないか?って心配はある

攻撃面においては小林とそれほど差があるわけではないので、あくまでもベテランならではのリードを見せつけるってところに期待かな?


問題は丸と炭谷を取ったことで、人的補償が発生するということ

今の巨人の1軍半の選手は、個人的に将来性の高い選手が揃っていると思うので、ベテランを守ることで、割を食う選手がいないか?という心配

広島にしても、西武にしても、補強ポイントは投手だと思うので、来季に期待していた投手を持って行かれると、投手力の強化は巨人のテーマでもあるし、痛手になってしまう
(広島に大竹、西武に野上とか指名されたら、それはそれで色んな意味で話題になるけど(笑))


あくまでも私の予想だけど、宮國、桜井、田原、谷岡、戸根あたりには来季の巻き返しを期待しているので、連れて行かれるとキツイ


あとの注目ポイントは、中島と岩隈

この二人はWBCで原監督と一緒だったし、一緒にプレーすることは原監督の念願みたいなところもあっただろうから、獲得に乗り出すのは想像に難くない

どちらも全盛期は過ぎてしまっているし、それは本人たちも重々承知していると思う。
今回良くないな~と思ったのは、(身体が問題ないという前提ではあるが)中島には開幕1軍を、岩隈には先発を言い渡したことかな?

彼らから若手が学べることは多いと思うし、実績関係なく今の実力をベースに彼らを凌駕する若手が出てこないことには話にならないけれど、やはりベテランだからといって確約をすることなく、あくまでも横一線、キャンプの内容で判断するという言葉が欲しかった


補強のしすぎで、若手のモチベーションが心配だという世間の声もあるけれど、別に巨人の補強は今に始まったことではない、確かにチャンスは減るかもしれないけれど、それでも下で結果を出せばチャンスはもらえる。あとは、そのチャンスをモノに出来るかどうかということ

我慢して使い続けることで伸びるという育成方法もあるし、個人的には由伸政権になってから言い続けていることだけど、仮に来年も優勝できなくても、そのあとに数年の黄金期が来るような未来が見えればそれでイイと思っているので、本当は今年の戦力をさらにレベルアップさせるためのビジョンを見せてほしかったのだが、こういう形で舵を切った以上、若手にはさらに目の色を変えて、僅かなチャンスをモノにする姿を見せてほしいし、結果を出したのにすぐに落とすというような起用はやめてもらいたい


(個人的に岩隈の親族にビジネスでちょっと関わったことがあるので、来てくれたのは嬉しい)


これで補強はほぼほぼ終了なんだろうけど、あとひとつあるとしたら
来季、春前での上原の再契約かな?

球団としては上原を本当は手放したくないけれど、故障している選手を功労者だからというだけで居させるわけにはゆかない(しかもベテランだし)。だから今回の自由契約は球団からの上原の立場を尊重した譲歩で、本来なら身体を完璧に戻して戻ってきて欲しいけれど、もしも他から声がかかった場合は引き止めないということなんだと思う
一方で上原の方から自由契約を提案した可能性も否定できない感じで、その場合は球団に対しての感謝と愛なのではないかとも思っている

上原にはもっともっと若手の手本になってほしいので、ちゃんと身体を治して、出来るならキャンプに最初から同行し、今季復帰してからの最初のあの勢いをシーズン通して見せてくれるような活躍を願っています


ん?ビヤヌエバはって?
もちろん期待してますよ、ビデオで見る限りはサードの守備という点においては岡本よりも優れていると感じているし、ということは岡本はファーストに専念か?という想像も出来る(原監督は巨人の4番はやはりサードじゃないと!って言ってるけど)
ま、外国人選手は実際に見てみないとわからないし、オープン戦の成績でも判断できないから、評価するのは来年の夏くらいになるでしょうね

それよりも、原監督のゲレーロ再生計画がうまくゆけば、それだけで十分な補強になるわけで、むしろそっちの方に期待しています

 


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管理人:みんぐ
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