ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」5/15 巨 8-13 阪 → 4連敗しても首位…と自分を慰めて出直そう!

巨人 8-13 阪神 → 対 阪神 6勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:守 屋 17試合 1勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:菅 野 8試合 5勝 3敗 0S
・投手リレー
巨人:菅野→田口→野上→アダメス 捕手:小林→大城
阪神:岩田→守屋→藤川→能見→ジョンソン→ドリス 捕手:梅野
本塁打
巨人:糸井2号(一回2ラン)、福留4号(五回ソロ)、木浪2号(六回ソロ)、大山7号(六回2ラン)、梅野2号(七回ソロ)
阪神:石川2号(三回ソロ)、丸7号(七回3ラン)
日テレG+ にて観戦 解説:赤星憲広 実況:山本健太
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東京ドームで行われた阪神タイガースとの8回戦。巨人先発の菅野は、初回、糸井に右越え2点本塁打を許すなど、立ち上がりに3失点。その後も3本の本塁打を浴び、失点を重ねた菅野は六回途中10失点と試合を作れなかった。一方の打線は三回に石川のソロ本塁打、七回には丸の3点本塁打が飛び出すなど8得点も反撃及ばず、8対13でゲームセット。エースの乱調が響き、巨人は今季初の4連敗となった
(https://www.giants.jp/G/result/201905151index.html)
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エースの役割は連敗をストップさせて、チームに勢いをもたらせる存在だと
今日は期待をしてみていたんですが・・・


まさか、しょっぱなからあんなことになるとは(涙)


序盤の局面はちょっと違いますが、先日、ヤクルトに大勝した時のヤクルト側の気持ちになりました
(エースが打たれて、勢いにのった相手打線を止められずに大敗という形)


それにしても、打たれましたねぇ…

直近5試合の菅野の失点は26点ですから、平均5失点していることになります。
デビュー以来ワーストといってもいい状態ですね

それでもここまで5勝してるから!と擁護してあげたいところですが、内容があまりにも悪すぎるので、監督、コーチ、本人はわかっていると思いますが、素人なりにこちらも分析してみたいと思います


プロ野球ニュースでエモやんに「太りすぎ、キレがない」と言われてましたが、それは概ね当たっているかもしれません。
菅野のことですから、身体が大きくなったといっても、それは脂肪ではなく鍛えた上での筋肉の増加だと思います、それは恐らく球を重くするという狙いと、毎年夏場に落ちる体力をフォローするためのことだろうと思いますが、筋肉を追い求めておかしくなってしまった過去の事例として澤村や去年の田口などがあげられ、少なからず菅野にも同じことが言えるのかもしれません

ただ、肉体改造したことで、身体の回転が悪くなり、キレがなくなったのは事実かも。

個人的に気になるのは、ストレートの球速が落ちたこと
以前ならギアを上げたときは 152~153km/hは軽く投げても出ていたのが、今日は 148km/h あたりというのが目立ちました。
ストレートの球速とキレがあってこそ、スライダーが甘いコースに行っても打ち損じてくれたわけで、これでは打たれるのも当たり前。

しかも今日は低めに制球しようとすると低すぎて見切られ、一方で左右に甘く、高さも全体的に高め。
球の回転を重視する菅野は、回転がありすぎることで長打を浴びやすいという特性もあるから、今日は被本塁打のオンパレードでした

(今日だけじゃないけど)


思ったところに投げられない自らへのイラだちから、表情も硬く、時には空元気のような笑顔もひきつっており、ちょっと見ていられなかったかな。
気になるのはベンチに帰って、宮本コーチの声掛けにも無視するかのようなところもあって、選手とコーチ間のコミュニケーションがしっかりとれているのか、コーチの威厳が保たれているのか不安になるところ
(最後はちゃんと話をしていたようだったけど)


菅野の特徴のキレとコントロール、この2つを失ったままでは、この先もたまたまハマることはあっても、安定した内容は厳しいと思う。初回に被弾することが多いのも、まずは様子を見ようという入り方に問題があるのかもしれない、出来れば初回は飛ばし気味に力押しをして、徐々にペースを落としてゆき、3回り目くらいは相手が的を絞りにくいように力押しとかわすピッチングとを器用に切り替えるくらいでいいのではないかと思う

開幕前に、今シーズンは今までより体調が良い、20勝が目標、3年連続の沢村賞と公言していただけに、自らへのプレッシャーとも戦っているのかもしれないけれど、完投、完封を意識がするがあまり、スロースターターになり、序盤につかまっているような気もしている

当然相手は菅野の研究と対策はしっかりしているはずだし、小林の配球面まで丸裸になっていることと思う。それでもそれを上回る進化で、去年以上の成績を残そうとするなら、進化だけでなく変化も必要なわけで、時には小林とのコンビを解消したり、あえてスライダーを封印したりなどの工夫も必要になってくるのではないだろうか?


前回までは、頭の良い菅野のことだから、自分の悪いところを把握して、修正できると信じていたけれど、ここまで悪い状態が続くと、外から無理やりにでも改善を要求しない限り難しいのかもしれない。そして、それを言えるのは原監督だけだろうと思う

急がば回れではないけれど、具体的な改善策が見えないのであれば、一度、ファームで再調整することさえ視野に入れながら、指示する必要もありそうです


後をうけた中継ぎ陣も、もう少し踏ん張ってほしいところではありますが、先日の19得点を取った時と同じで、打線に勢いが出ている状態では、ちょっとやそっとでは止めるのも難しく、同情すべき点が無いわけではないので、余り責めたくはないところ

ただ、ピッチングの中に攻めの姿勢が見えなかったところもあり(特にアダメス、野上)、チーム状態に関わらず、結果を出したくてウズウズしている若手を試すのも手かな?とは思いました
(こういう時こそ、ベテランの上原、岩隈、マシソンに頼りたくなりますが、彼らの出番はまだ先だと思っているので却下)


打線は・・・課題の5点以上、8点とったのですから文句を言うのは筋違いな気もしますが、残念なところは満塁の小林の打席。あそこはやってはいけないのはゲッツーですから、あんなに早打ちをしないで(満塁だからでしょうけど)、確実に外野フライを打てる球を待って打席で落ち着いても良かったなと思ったのと、阿部の打席・・・・あとほんの僅か、前でボールをさばけていたらスタンドまでゆかないものの、フェンス直撃くらいにはなってたかなぁ~と思うと悔いが残ります

ただ、こういう荒れた試合なのに、雑にならずに丁寧に打席に立ち、大差であっても何とかしようという気持ちが見れたことは良かったかなと

 

反省ばかりが目につき、とうとう4連敗をしてしまったわけですが、それでもかろうじて首位にいるということを前向きに捉えたいところですね
泥沼に見えたDeNAも投打が噛み合えば一気に浮上してきそうですし、連勝したかと思えば波に乗り切れないチームも多く、なんだかんだの混戦になってます

毎年のようにオールスターまでは5割でイイなんて口癖のように言いますが、どん底のような状態でも貯金5個あるのは4月の頑張りのおかげ

5月は試練の月になりそうですが、これくらいのことは去年までのことを考えれば、ある意味で想定内。
(個人的にはむしろ想像以上)
改善の余地があるだけマシだとポジティブに考えたいですし、私たちが指摘するようなことは、首脳陣・選手はとうにわかっていることと思うので、その中でどういう答えを出すのか、むしろそれを楽しめるくらいに余裕をもっておきたいところです

 

東京ドームでの借りは、甲子園で返しましょう

 

管理人:みんぐ
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