ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/2 巨 3-1 DeNA → 対DeNA勝ち越し決定!(そして内海、おめでとう!)


DeNA 8勝3敗0分 東京ドーム

勝利投手:サンチェス 6試合 4勝 2敗 0S
セーブ :デラロサ 13試合 1勝 0敗 8S
敗戦投手:濵 口 11試合 3勝 4敗 0S
・投手リレー
巨人:サンチェス→高梨→大竹→大江→中川→デラロサ 捕手:炭谷
DeNA:濵口→伊勢→ピープルズ→エスコバー 捕手:高城→戸柱
本塁打
巨人:丸14号(二回ソロ)
DeNA
日テレG+ にて観戦 解説:篠塚和典 実況:河村亮
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東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの11回戦。巨人は二回、DeNA先発・浜口から丸の14号ソロ本塁打で先制。さらに吉川尚の右中間適時三塁打などで3対0と試合の主導権を握った。復帰登板となった先発サンチェスは6回をわずか1安打、1失点に抑える快投。七、八回は得点圏に走者を背負う場面が続いたが、中継ぎ陣がベンチの期待に応えて無失点でしのいだ。3対1で逃げ切った巨人は、4連勝を飾った
(https://www.giants.jp/G/result/202009021index.html)
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まず最初に、今日唯一の不満点だったことに対して、原監督も「欲を出した」って言ってた事に触れたい
それは、大江を回跨ぎさせたこと・・・


私の中での大江評は良い時の高木京と同じで、ピンチの場面でテンション上げて、相手に向かってゆくメンタルと、実際にピンチを凌ぐ頼もしさ


逆に前日の中川はピンチの場面で投げるというよりは、回の頭から任せて、1イニングをしっかり抑えて飄々と帰ってくる清々しさ。
確かに中川は前日に投げているので、出しづらかったとは思うけれど、そうはいっても球数は投げていなかったし、本人は60試合以上投げるつもりで身体を仕上げているので、普通に8回の頭から任せてほしかった。
(中川は優しい顔をしているけど、かつて鉄人と呼ばれたグッさんと同じで、優しい顔をしながら、えげつない球を投げる正統後継者)


まぁ、7回はそもそも継投が迷走してしまったわけで、本来なら高梨に1イニングをピシャリと抑えてもらい、中川、デラロサに繋いでおしまい!ってしたかったところで、高梨がピンチを作ったのが計算外、後を託した大竹は宮崎を抑えたものの、大和に四球を出して(ここは2アウト3塁だったので、無理する場面では無かったからギリOK)、代打で乙坂が来ることがわかっていたから、大江を出したという流れ
結果的には、高梨、大竹、大江が一人1アウトずつとって、ギリギリのところで踏ん張ったという継投で、勝利したから良かったけれど、同点にでも追いつかれていたら、雰囲気が悪くなるところだった。
幸いにも、どの投手も球数そのものはたいして投げていないので、まだ良かった・・・というところか


それだけ、原監督は7回表がキーになると思っていたのでしょう。


そして、その裏の攻撃では、ウィーラーの代走に吉川大を送って盗塁死
7回がキーポイントになると思ったのであれば、裏のあの場面は増田の出番だったと思うし、結果的に盗塁死の後に岡本が2ベースを打つというチグハグなことになってしまった。
丸の敬遠は想定内だったけれど、もうひとつ・・・ここが勝負所だと思うのであれば、中島のところで亀井に代打を出して欲しかった。今シーズンの中島が悪いとは言わないが、得点圏打率を考慮し、ピープルズにとって嫌だったのは亀井だったのではないだろうか?
本当の勝負はその先になるかもしれない可能性はあったけれど、この場面で1点でも取れていれば、それこそあとは、8回中川、9回デラロサの鉄板リレーであっさり終われていたのではないかと思う


と、一通り愚痴をこぼしましたが


9月が勝負という原監督の中での勝負月、しかも13連戦の最初のカードで2位だったDeNA相手に勝ち越しを決めたことは素直に嬉しい
今永、平良、ロペス、宮崎、オースティンと飛車角を欠いている状態だったので、戦前から若干有利だと思っていたけれど、その中で勝ち切るのは案外難しい。3連敗だけは阻止しなければ・・・という中で、初戦をとって、2戦目を取れたのはペナントを戦う上で一気に下を突き放せた


先発のサンチェスは本人が言うように、序盤はかなりリキんで思うようなピッチングが出来なかったかもしれないけれど、ストレートのキレが良かったので、それを頼りに投げるうちに味方が先制してくれて、徐々に落ち着きを取り戻し、尻上がりに良くなっていった


昨日のレポートで今後のキーマンはサンチェスになると書いたけど、彼が失点はともかくゲームを作ってくれる形が作れるのであれば、菅野、戸郷、サンチェスの3枚を確定することができ、あとは田口、今村、直江が勝ったり負けたりを繰り返しつつ、状態が悪くなれば2軍の生きの良い選手と入れ替えながらやりくりできるな・・・って思ってたので、今日のピッチングはチームにとっても大きいと思う


久しぶりということで、今日は100球をめどに交代させたようだけど、それでも6回を投げ切ってくれたので、後ろを思い切って投入できた。
これから徐々に球数を増やして、7回は投げてくれるようになれば本当に楽になるので、次の登板に期待したい。
今日はリードした状態だったけれど、ビハインドになっても同じようなピッチングが出来るなら、本当の意味で計算できると思う


攻撃面ではワンチャンスで一気に3点取ったのがデカい
珍しく2回に円陣を組んで、そこからはファーストストライクを積極的に打ちに行った。丸の一発から濱口のリズムがおかしくなり、そのすきをついて、吉川尚の3ベース、炭谷の打席でのフィルダースチョイスなど、DeNAの守備のリズムが狂ったところで一挙に3得点。3ランとかのわかりやすい点の取り方では無くて、バリエーションのある点の取り方だったところが良かった。下位打線から勢いをつけて上位に繋げたというのも良かったし、欲を言えばウィーラーのレフトフライが本当に惜しかったけど、ホームランの1点で終わらずに、その後を攻めることができたというのがいい攻撃だったと思う。
濱口はロングイニングを投げていないという試合が続いていたので、どこで降板させるかがキーになると思っていたので、早い段階で点が取れたことと、球数を投げさせられたことは理想的だったと思う


結果的にその後の継投の中で、追加点を取れなかったのは反省点だけれど、その辺は勝ったことで無かったことにしよう(笑)


オーダーは重信を2番、濱口ということで中島を先発にもってくるという変更点があり、実は左打者を余り苦にしない重信を持ってきたというのは、松原の調子が落ちてきていることもあって、単に左右にこだわらず、しっかりデータも見ているなと思ったのだけど、重信はちょっと結果が出なくて残念でした。強い打球を打とうというのは二人に共通していることだし、今日は三振がなかっただけ重信は良かったんだけれど、ファーストゴロ2本ってのはちょっといただけないね。
サードゴロ、ショートゴロでアウトならまだ良かったんだけど…


いずれにしても、先制したゲームだし、勝ち越しがかかっていたから、勝ちパを贅沢に使った原采配
ちょっと反省点はあるけれど、勝利したことで全部帳消しにしたと思う
最低1つ勝てばOKという中で、2つ取ったわけだから、明日は田口が何点取られようが頑張って6~7回までは投げさせて、田中豊、鍵谷、桜井、沼田でしのいで、出来れば勝利を・・・最悪敗戦でも構わないくらいの、メリハリのある戦いをしてほしいなと思う
(次の阪神戦が屋外でヘビーなだけに)


勢いのある阪神も今日は敗戦で、2位、3位との差が 7.5ゲームになり、ファンとしては明日はかなり気楽な気持ちで見ることができます。
13連戦、すべてを勝つなんて不可能に近いので、勝てる試合は今日のように贅沢に勝ちパを使い、旗色が悪ければしっかり温存する。その辺のやりくりは原監督も宮本コーチも重々わかっていると思うので、余り心配はしてません


でも、出来ることなら、先日の今村のピッチングに刺激されて、明日は田口が意地を見せて勝利投手になってくれれば、それは最高のゲームになります
一番怖いのは、6回3-3くらいで勝利が欲しくなって、結局勝ちパをつぎ込んで消費した上で、負けてしまうことなので、それだけは避けてほしいなと…


追記
今日は内海が登板の日なので、巨人の試合が終わると同時に、録画していた西武の試合を追っかけ再生。
5イニングを投げ、75球で被安打2、奪三振6個の無失点で743日ぶりの勝利!
インタビューでの「ライオンズの一員になれました」という言葉を聞いた瞬間に号泣(笑)
良かったね~~~!っていう思いと、「あぁ~これでライオンズの選手になっちゃったんだなぁ」という寂しい思いとが交錯して複雑な気持ちでした。
と同時に西武ナインの内海を勝利投手に!という思いも伝わってきて、ジーンと来てしまいました


広島の長野もそうですが、入団の経緯から巨人愛にあふれている両選手の巨人以外での活躍は、複雑な心境ですけれど、一方で野球人として一回りも大きくなるはず!という期待も持っていて、楽し気にしている表情を見るだけで嬉しくなりますね。いずれは巨人に帰ってきて欲しい気持ちもありますが、それ以上に野球界に貢献して欲しいという想いが強いので、とにかく最後まで与えられた場所で輝いて欲しいなと願ってます

 

そして池田もオメ!(簡単でゴメンね)

 

管理人:みんぐ
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