ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/22 巨 5-4 中日 → 勝ったからいいけど、また今日もマシンガン・・・

対 中日 5勝3敗2分 バンテリンドーム

勝利投手:サンチェス 7試合 4勝 2敗 0S
セーブ :鍵 谷 21試合 2勝 0敗 1S
敗戦投手:ロドリゲス 2試合 0勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:サンチェス→戸根→中川→デラロサ→高梨→鍵谷 捕手:炭谷
中日:ロドリゲス→橋本→福→藤嶋→R.マルティネス 捕手:木下拓→石橋
本塁打
巨人: 丸4号(二回ソロ)、岡本和12号(三回3ラン)
中日:
TBSチャンネル1 にて観戦 解説:吉見一起 実況:江田亮(CBC)
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202105221index.html)
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5-0で勝ってて、先発もQSでも結局最後はマシンガン継投で6人の投手が投げたゲーム。
結果的に勝ったから良いものの、追いつかれるか負けるかしていたら、肉体的にも精神的もダメージのたまるゲームになっていたかと思うと、残り2イニングは心臓に悪かった。


練習中に中川にボールが当たって・・・って情報があったので、戸根が出てくるのは理解できるのだが、それなら戸根も任されたところはしっかり役目を果たさないと!結局、中川を出すことになってしまったが、中川自身完全に投げられる状態だったのか疑問。
何とか追いつかれない状態で切り抜けられたが、次以降にも不安を残すことになってしまった。


最終回も今の状態を見る限りはデラロサはまだ実戦で投げられる状態にない。調整登板も無しにいきなり昨日、今日と投げるわけだから無理もないが、走り込みが足りないのか上半身だけで投げているから、ボールが暴れてしょうがない。力抜いて置きに行った球でさえ入らないのだから、今は僅差で使うのは厳しいかな。
かといって、ファームで調整を命じたら10日間は上がってこれないわけで、来週から交流戦が始まることを考えても、落とすわけには行かず、結局、焦って登録した結果、遠回りをすることになりそうな気がする。


また、クイックが出来ないデラロサに対して、足の速いランナーが出た場合、ピッチャーのモーションと炭谷の肩を考えても、楽に走られてしまうのも問題。配球や投手とのコミュニケーションはいいのだが、捕球ミスの多さと盗塁阻止率の悪さ(未だゼロ)は、なかなかしんどい問題だ。
捕手を岸田に代えて、ピッチャーそのままってわけには行かない場面ではあったし、大城を代打で起用してキャッチャーは1人という形だったので岸田を出しづらかったかもしれないが、常に先読みして行動する原監督にしては、博打要素の多い2試合になってしまったのではないだろうか?


最後は大島が打席に立ったところで、ヒットはもちろん、外野フライも内野ゴロもダメという局面。とにかくバットコントロールが良くて嫌なイメージしかない大島を三振に仕留めた高梨が、この継投最大の功労者だったと思う。
(内野フライか三振しか許されなかったから)
最終的には鍵谷がセーブ投手になったけど、高梨様様の勝利でした。

 

先発のサンチェスは攻めの投球が出来ていて良かったです。投げてみないとわからないという状態なのは相変わらずだと思うけど、ナゴド(いや、バンテリンか)との相性が良いのか、やはり身長のあるピッチャーはこの球場では有利で、四死球も僅か1個だったし、テンポも良かった。6回、7回とバタついたことと8回に打順が回るという事で降板になったけれど、個人的には6回終了時点で最後まで投げるつもりで!って声をかけていれば、7回いきなりトップギアで入ってバタつくこともなく、最低でも8回までは投げられたのではないかと思う。
(球数も少なかったし)


見てる側としては、この球場で序盤で5-0となった展開で、最後こんなにバタバタするようじゃ、今の巨人は何点あったら勝てんねん!ってツッコミ入れたくなってしまうし、相手からするとビハインドであっても、継投勝負に持ち込めば勝機ある!って思われてんだろうなと不安になってしまう。


個人的には勝敗抜きにして、横川と根尾の大阪桐蔭対決が見たかったなぁ~早くそんな日が来ないかなぁ~なんて想像しながら見てました。

 

打線に目を向ければ、今日は吉川を3番、丸を6番に持ってきたのが最大の注目点でした。
吉川の調子が悪くないのと、丸を楽にさせつつ刺激を与えるという意味合いがあったと思うけれど、欲を言うならそこからもう一歩踏み込んで、吉川を2番、ウィーラーを3番にして欲しかった
記録が途切れて調子を落としそうなウイーラーだったけど、今日の結果と内容を見る限り、バッティングはやはり好調。梶谷、吉川と続いてウィーラー、岡本、スモークというクリーンアップの方が相手にとって嫌だと思うし、1、2番でバットに当てさえすれば、ゲッツーが無いというのは大きいと思う。


その吉川だけど、シャープなバッティングが売りではあるが、まだまだ引っ張りの比重が大きいかなと思う。逆方向にも強い打球を飛ばせるバッターのはずなので、初回で見せたようなバッティングをもっと心がけたら、打席でも粘れるし、率も上がってゆくと思う。
(それでも前日の引っ張りオンリーよりは良かったけど)


そういう意味では、廣岡も同じ。大野から打った一発は価値あるホームランだったけど、自分の持ち味はあれだ!といわんばかりに、吉川以上に引っ張り専になってしまっている。打順的にはイチかバチが許されるポジションだけど、それだと目指す坂本のような選手・・・には遠いな。目の前で先輩の岡本が右寄りのセンターにバカでかいホームランを打っているわけだから、そこは参考にしないと。


それと守備も同時に磨かないとね。8回は足の速い大島のショートゴロを湯浅だったからアウトに出来たけど、あれ廣岡だったらどうだったろう?って首をかしげると共に、湯浅の守備力が光ったなぁ~という瞬間だった。


まぁ、勝てると思って、早々に主力を引っ込めた監督の思惑と違う形で終盤はバタついてしまったが、こういう入れ替えを実戦の中でやってゆかないと、控え選手のレベルがいつまでたっても上がらないわけで、解説の吉見氏が「まるで終盤はオープン戦のようですね」とツッコんでいたけれど(笑)、それでも相手に流れを渡さない堅い野球が出来るようにならない限り、これから先の戦いは厳しくなる。

(それでも巨人は戦力落ちないですからね~って苦しいフォローしてたけど(笑))


若大将はカンペキでしたね。とにかくバッティングに強引さが無いし、トップの位置から最短距離で捉えている。さらには配球の読みも冴えてきて、甘い球、自分が打てる球が来た時に打ち損じないのがイイ
阪神、広島がゲームが出来ないこともあり、サンズ、佐藤が打席に立てていないことを抜きにしても、村上に並んでホームラン争いもトップタイとなり、打点は2位に9点の差をつけている状態。
打率という点では、トップにはるか及ばないため、三冠王という目標は現実的ではないけれど、この先も何があるかわかないので、若大将だけは離脱しないでゲームに出続けてチームを支えて欲しい。
(実はそれが一番スゴイことなんだけどね)

 

管理人:みんぐ
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