ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/11 巨 2-1 ヤクルト → 原監督、通算1,067勝おめでとうございます!キャプテンもさすが!


対 ヤクルト 9勝4敗1分 東京ドーム

勝利投手:中 川 28試合 2勝 1敗 5S
セーブ :デラロサ 17試合 1勝 0敗 11S
敗戦投手:清 水 32試合 0勝 4敗 0S
・投手リレー
巨人:戸郷→中川→デラロサ 捕手:炭谷→大城
ヤクルト:スアレス→マクガフ→清水 捕手:井野
本塁打
巨人:坂本15号(八回ソロ)
ヤクルト: 山田哲8号(一回ソロ)
日テレG+ にて観戦 解説:清水隆行 実況:蛯原哲
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東京ドームで行われた東京ヤクルトスワローズとの14回戦。巨人は、1対1で迎えた八回、キャプテン・坂本が決勝の右越えソロ本塁打を放ち、勝利に導いた。巨人先発の戸郷は初回、山田哲のソロ本塁打で先制を許すも、その後はヤクルト打線を無失点に封じ、7回1失点と好投を見せた。一方の打線は五回、吉川尚が右翼線適時二塁打を放ち、同点に追いつく。同点のまま迎えた八回に坂本の右越えソロ本塁打で勝ち越し、九回をデラロサが締めて逃げ切った。接戦を制した巨人、引き分けをはさんで5連勝で、原監督の積み上げてきた通算勝利数が「1067」となり、川上哲治さんがもつ球団記録を更新し、球団歴代1位となった
(https://www.giants.jp/G/result/202009111index.html)
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物心ついたころから、川上監督はすでに伝説の人になってましたが、まさかその伝説に並び、越える人を生きてる間に見れるとは・・・ってのが率直な感想


巨人は常に優勝を義務付けられている球団、それは確かにそうなんでしょうし、我々ファンもそんなイメージを持ってますが、それだからこそ指揮官にはとんでもないプレッシャーがかかる球団でもあります。
Bクラスに落ちただけで終了なんてプレッシャーは当たり前で、そもそも優勝争いできないだけで、周りからの非難を受ける過酷な職業です。そんな中、3度も乞われ、14年も務めるというのは、それだけ期待値が高く、しかも結果を残しているからこそなんでしょう。


長い巨人の歴史の中で、成績が出なきゃダメ!で、コロコロ監督が代わっているイメージがありつつも、実は12人しかいないんですね。
勝利数の多い監督で考えても、川上監督の哲学を継いだ長嶋終身名誉監督、そしてその長嶋さんの元で監督とはなんぞや!を学んだ原監督と継承されていることがわかります。
恐らく、次は、その原監督の下で野球を見続けてきた、阿部、さらには坂本・・・と続いてゆくのかもしれないなぁ~なんて、思いを馳せつつ
(由伸のこと忘れてない?(汗))


今日のゲームを振り返りましょう


まず、正直なことを言えば


戸郷に勝ちをつけてあげたかった!!!!!!!


というのがファンの一致した意見でしょう。
前回、阪神のエース西との投げ合いというヘビーな戦いの中、5回2/3で降板することになってしまった戸郷ですが、しっかりと反省点を克服し、今日は自己最長、最多の球数を1失点という形で投げ切りました。
四死球6というのは大きな反省点ですが、それもまた宿題として次に生かしてくれるでしょう。
山田に打たれたホームランは、確かにちょっと甘目ではありましたが、立ち上がりでしたし、何よりもファールにせずにポールに当てた山田の技術も素晴らしいので、あれはノーカウント(笑)
ただ、それだけにナカジのアピールが光りましたね
(あれが無かったら2ランだったわけですから)


恐らくチームの全員が原監督をホームで勝たせたい!好投している戸郷に勝ち星をつけてやりたい!と並々ならぬ想いで戦っていたでしょうから、一人一人の凡打や三振に水を差すことはしたくありませんが、一言二言いいたくなる、もしくは嘆きたくなるところはありましたね


まずはオーダー
ようやく格好がついてきたと原監督が打率の向上を褒めていた吉川尚。今日は2安打1タイムリーと勝利に貢献したわけですが、大城がマスクをかぶる時は7番大城、8番吉川尚という形で、吉川が出てからの坂本へ・・・という循環が出来てましたが、炭谷がマスクをかぶる時はどうしても7番吉川、8番炭谷となってしまい、チャンスで吉川に回ってくればまだしも、吉川がチャンスメークした場合は、8、9番が自動アウトになってしまう形になってしまって苦しくなります。
じゃあ、入れ替えればいいのか?って簡単な問題でもないですし、ここはちょっと難しい
未来的な理想は1番吉川尚からのサカマルオカなんでしょうけど、今現在、吉川尚が好調なのは下位打線に置いているからという可能性もありますし、体調面も含めて打席数が多くなる、もしくはプレッシャーが大きくなるところで同じ働きが出来るのか?という不安定要素もあります

指揮官としては悩ましいところかもしれません

9月の月間打率4割を超えている吉川尚ですが、個人的な評価を言いますと、腰の爆弾をおとなしくさせるため、オフには腰回りの筋力アップをはかり、下半身のパワーアップをさせました。土台がしっかりしたことで序盤はパワーでホームランを打つなどありましたけど、体全体のバランスに技術が対応できなくて苦しんでいたと解釈してます。それがここにきて、ようやくなじんできて、少しずつですが使い方がわかってきたのかな?と・・・もともとメンタルが弱い選手ではないので、今の状態なら思い切って1番に抜擢しても結果を残しそうな気がしますし、そのピースがハマれば、完全なジグザグ打線が組めるので、そろそろ考えても良いのかもしれません。


空いた下位打線から上位に繋ぐピースは、松原が埋めてくれればそれはそれで面白いとも


個人的に思うのは、増田大が出た時は、基本的に走る前提で出場させるわけですが、技術はともかく、走力という点で増田大に負けていない吉川尚、松原(あと重信)も出たら「ほぼ走る」という采配が出来ないものか?というのも考えたい。
もちろん、失敗してチャンスをつぶすリスクはありますが、失敗することでしか身につかないこともあるわけで、将来的に重信も含めたスーパーカートリオならぬ、スーパーカーカルテットで相手に脅威を与える走力を手に入れるために、ある程度の余裕がある今だからこそ、彼らのストロングポイントをどんどん伸ばして欲しいと思いますし、それが来るべき日本一を争う場面で大きな武器になりそうな気がします


まぁ、重信に関しては、走力を生かす前に出塁という課題が残りますけど・・・
8回の三振からの坂本のホームランを見ると、バットに当てる技術という点において、かなり大きな開きがあるので、そこは埋めなければいけません
今週はファームのゲームの中継があるので、そっちも見てますが、石川、陽岱鋼の好調さを見ると、入れ替えの候補に挙がってしまっていると思うから、もしも今日、入れ替えが無いのであれば、重信にとっては崖っぷちの試合になるかもしれません


阪神のサンズ、大山の追い上げが強くなり、岡本さんにもプレッシャーがかかってきましたね。
ヒットも打点もちょこちょこと出ていますが、打球が上がってきていないことは、本人も感じて、プレッシャーが強くなってきているでしょう。
まぁ、キング争いとしては面白くなってきたと思ってますけど、追い上げられる側の辛さの中で、ここからどうエンジンをかけてゆくのか、来週は彼らと東京ドームで戦うわけで、ファンとしては追い上げる選手の目の前で突き放すバッティングをしてもらうためにも、今日、明日の戦いの中でスタンドにぶち込む感触を思い出して欲しいなと思います


追記
澤村が完璧なリリーフを見せましたね。顔つきやピッチング内容を見るにつけ、実に気合の入った伸び伸びした印象を受けます。
何かの呪縛から解き放たれたような頼もしさ…出来れば巨人で見たかったですし、右の勝ちパに不安を抱える巨人としては、複雑な思いですけど、そこはもう切り替えて、素直に応援しています

中継ぎなので、毎試合、ロッテも気にしながら野球を見る日が続きますが、それはそれでまた新たな楽しみとして日々がワクワクしています

 

管理人:みんぐ
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