ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/9 巨 1-3 オリックス → 何とかノーノー逃れるのが精いっぱいだったか…

オリックス 0勝1敗1分 京セラドーム

勝利投手:宮 城 10試合 6勝 1敗 0S
セーブ :平野佳 10試合 0勝 1敗 4S
敗戦投手:サンチェス 10試合 4勝 4敗 0S
・投手リレー
巨人:サンチェス→高梨→田中豊 捕手:炭谷→大城
オリックス:宮城→ヒギンス→平野佳 捕手:伏見
本塁打
巨人: 岡本和16号(七回ソロ)
オリックス:宗5号(一回ソロ)
JSPORTS3 にて観戦 解説:藤井康雄 実況:濱野圭司
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202106091index.html)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


忙しさMAXでいつもレポートが遅れてすみません


こんな結果ですから、愚痴が多くなるのはご勘弁を


え~っと二日間で29三振だっけか?随分やられてしまった。


投手は1戦目も、この試合も3失点以内で凌いでいるので、あきらかに原因はそれ以上に点が取れない攻撃陣にある
元木ヘッドは宮城への対策は講じてきたとコメントしているが、そもそも右バッターの被打率が低い宮城に対して、左投手だからと右を並べた時点で、ちゃんと分析できていないことが明らか
原監督、元木ヘッドは教科書通りの右には左、左には右、投手にはその逆というパターンが多いが、それゆえに選手のモチベーションや相手投手の嫌がることなどが疎かになっていないかが気になっていた。


この試合に関して言えば、唯一点を取ったのが右バッターの岡本だったので、結果的には右バッターが仕留めた!ってことになるのかもしれないが、前日、チームで活躍した松原と亀井を左ピッチャーだからという「理由だけで」で外したのであれば、余りにも短絡的すぎるかと・・・


教科書通りの布陣を組まないと、多くの選手にチャンスを与えられないという事なのかもしれないが、例えば亀井はともかく、まだ若い松原に右投手との対戦しか打席を与えないのであれば、いつまでたっても左投手との経験値は増えず、選手としてのスキルが上がらないばかりか、坂本、岡本のように左右に関係なく不動のレギュラーとなるチャンスすらないことになる。


少なくとも前日の活躍で気持ちが高揚しているだろう選手は、翌日もチャンスを与えるべきだし、そして打てなくなって宿題を貰い、それを克服するの繰り返しが選手としての成長を即す。
どれだけ活躍しても、相手の左右でスタメンだったり、外れたりの繰り返しでは、気持ちを維持することも難しい。
前日活躍したから、次も・・・となれば、外された選手も納得するし、逆に活躍し続ければ使い続けてもらえるというモチベーションにもなる


金はあるのに、データ分析が甘いと、ここ数年言い続けていたが、自軍の選手が、例えば左バッターだけど左投手を苦にしていないデータや、相手のウイニングショットを実は得意としている選手など、左右だけではない細かい分析も出来ているはず。日々の練習の中で、コンディションの良い選手の見極めだって出来ているだろうし、トレーナーからの報告で疲労がたまっている選手、故障リスクの高い選手だって整理できているだろう。


ソフトバンクが強いのは、スカウト力、育成力だけでなく、母体がITだという強みを生かして、細かいデータを選手に漏れなく伝え、それを知る術を提供し、フルに活用しているところにもあるわけで、巨人にもそれが出来るはずだと言っているのだが、それを活用する能力に欠けているのが気になる。
(橋上コーチがいるころは、それに近いことを助言していたはずなんだけど、結果的に外されてしまった…)


駆け引きのあるスポーツだから、データ通りに勝てれば世話ないよ、と言われてしまえばそれまでだけど、かつての川上監督、今は無きノムさんらはコンピュータの無い時代にそれを実戦で活用していた前任者であり、今もって伝説となっている指導者。
選手にやる気を出させ、鼓舞する力は、今の首脳陣にもあると思っているけれど、気持ちとデータをシンクロさせるという点において、今の巨人はまだまだソフトバンク楽天に及ばないな・・・というのをこのゲームを見て、改めて感じました。


(私の本業がデータベースエンジニアだから、余計に)


例えば、今年に入ってテレビ中継でよく使われるAIによる配球予測や得点可能率などは、天候、球場、それまでの配球、イニング、点差、メンバー、相性、投手の得意球、バッターのストロングポイント、他、メチャクチャたくさんの要素を詰め込めば出てくるわけです。
私に言わせれば、まだまだAI分析は甘すぎますが、有り余るデータをつぎ込めば、ある程度の予測は可能。
同じ2アウト満塁、フルカウントの場面でも初回と5回では最後に投げるボールがどう変わるか?まで予測できる。(選手の性格までもおりこんで)


ま、そこまでやると、もはや人がやるスポーツでは無いという人もいるかもしれないけれど、↑のシチュエーションで100%に近い確率でど真ん中のストレートが来るという分析結果が出ても、投手がその通り投げられるかどうかわからないし、ど真ん中に来てもバッターが打ち損じることもある。
そこが人間がやる面白さなんですよね


勝負事というのに絶対はないけれど、10%の確率を20%、30%に上げることは出来るわけで1プレーごとに選択肢を迫られる戦いにおいて、常に確率の高い分析能力を持ち、それを体現できるだけのスキルを身につけること
それが、野球に限らず、様々なスポーツにおいてこれから必要になってくるでしょう。


って、なんか随分本題とそれちゃいましたね


それにしても、宮城の球はエグい・・・初めてみたわけではないけれど、特に右バッターのクロスに来るスライダーは初見で打てってのはあまりにも無理があるわぁ~って思いながら見てました。
それに加えてカーブもあり、クロスばかりを意識しているとアウトコースへストレートをズバっと決められる。
昨日はキレもコントロールもズバ抜け過ぎていたというのを差し引いても、4~5回は対戦しないと、各バッターともなかなか打ち崩すイメージは持てないのではないかというくらい。
制球に苦しんで、四球を連発でもしてくれない限りは、かなり難しかったと思うので、素直に脱帽です

(カミさんは何度見ても19歳には見えないって笑ってましたけど(笑))


パ・リーグのチームと戦うために、強いスイングを身につけようと練習してきたわけで、その弊害として合わない時は三振が多くなるのは仕方ないところではあるが、せめてバットに当ててファールには持ち込めないものかと歯がゆい思いで見ていた人も多いのでは?


サンチェスもピンチは作りながら、何とか耐えていたし、キレてしまうことも無かった。
慎重さに欠けて失点する場面はあったものの、そこは責められないでしょう。


唯一惜しかったのは、香月のあの大ファールがほんの僅か身体が我慢できてフェアゾーンのスタンドに入っていれば・・・・ってところでしたが、それは完全にタラレバですね。


岡本に久々のヒットが・・・がノーノーを阻止するホームランだったのが、このゲームの唯一ポジれるところでしょうか?


阪神とのゲーム差も限界ギリギリの5ゲーム差に広がり、週末には良い思い出の無いZOZOマリンスタジアムでの戦いもあるので、交流戦残り4試合は試練の戦いになるかもしれませんが、まずは今日勝って、対戦成績を五分に戻して、次に向かいたいですね。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/