ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/5 巨 6-6 阪神 → 対阪神、今季初めての引き分けなのか!勝負の1週間を五分

阪神 8勝9敗1分 甲子園

勝利投手:
セーブ :
敗戦投手:

・投手リレー
巨人:メルセデス→鍵谷→大江→畠デラロサ→中川→ビエイラ 捕手:大城→小林
阪神:秋山→藤浪→馬場→小川→岩崎→スアレス 捕手:梅野

本塁打
巨人:中島5号(一回2ラン)、岡本和35号(五回3ラン)
阪神

BS朝日4K にて観戦 解説:掛布雅之 実況:横山太一
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202109051index.html)
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阪神からすれば首位を明け渡さなかったという点で、勝ちに等しい引き分けだし、巨人は6点差を追いつかれたわけだから負けに等しい引き分け


終わってみれば、勝負の1週間として、投手間隔を詰めて必勝の覚悟で挑んだわけで、3連勝出来た流れの中で、1勝も出来なかったというのは大きな痛手、逆に言えばヤクルト戦で1敗もしなかったことが幸いしたと言っていい。
結果的には混戦のAクラスでの戦いで、2勝2敗2分と五分で終わったわけだから、最低限中の最低限だったと言える。


とはいえ正直な気持ちは、終わりよければ全てヨシで、今日勝ってれば前日、前々日の2敗はきれいさっぱり忘れて、首位奪還という形になれたところをあと一歩で逃したわけだから、喪失感と疲労感の方が大きいかな?


初戦の戸郷の引っ張りは記事にも書いたように、やむなしとは思っているけれど、コメントにもいただいたように、3試合通じての結果論としては、アレがケチのつけ始めだったかもしれない。一方でホームで巨人相手に負けられないという阪神の意地を感じた3連戦だったし、この3連戦で阪神が勢いに乗るようだと、ちょっとしんどくなる。


さて、今日のゲームに関して言えば、原監督が自ら言うように、完全な用兵ミス
先頭バッターをことごとく出しながら、粘り強く投げていたメルセデスの好投と中盤までの6点差という状況に隙を見せてしまった原監督のミスでしょう。
確かに坂本の疲労具合を考えれば6点差で引っ込めたくなる気持ちもわかるが、二つ負けて首位を明け渡した翌日ということを考えれば、今日一日は頑張ってもらい、次の試合で休ませるという事も出来たはず。
阪神の勢いと甲子園の雰囲気を考えれば、どれだけリードしてようが、最後まで手を抜かずに戦って勝ち切ること、それも出来れば6-0のままで終わらせることが、来週以降の互いの勢いに繋がるわけで、イケイケだった阪神打線を明後日以降おとなしくさせるためには、1点差で勝つという勝ち方ではなく、石橋をたたいて叩いて、打線を冷えさせて終わらせることが必要だった。


前日のように終盤で打線が奮起する可能性も考えれば、坂本を交代するという事は、(ただでさえ不調の丸というハンデを背負っているだけに)終盤の攻撃を放棄しつつ、守備面でもリスクを背負うという二重の危険をはらんでいた。


その結果、丸は攻撃面だけでなく守備でもミスをおかし、坂本の代わりに入った若林もミスをするという連鎖を生み出し勢いを阪神打線に与え、そのミスを帳消しにする攻撃面での貢献も出来ないまま、ブルペンも含めて終始守りで精いっぱいという悪循環を繰り返すことになる。


メルセデスの交代については、中4日という事を考えれば致し方ない、6回に打席が回らなければ球数的にも、もう1イニング任せたいところではあったが、さらに1点を取りに行くという采配に出たのは理解できる。
6回を鍵谷に託したのもまぁ順当。ただ、要のショートを若林にし、守備にミスが続いたことで、鍵谷にも大城にもいきなり余裕が無くなって攻めのピッチングが出来なくなった。


個人的に、百歩譲って坂本を引っ込めるのであれば、ショートを吉川に託して、若林はセカンドにすべきだったと思う。もしくはウィーラーを引っ込めて若林はレフトに・・・という選択肢もあったのでは?
若林の内野守備は正直危なっかしいので、内野は非常時に出来るというレベルにして、足を生かした外野をメインにするべき
現時点で2軍も含めて、ショートの守備を安心して任せられるのは、坂本を除くと湯浅か吉川だと思うので、坂本を休める時の守備固めという意味では、湯浅が望ましい。そして若林をレフトで起用するオプションを考えるのであれば、陽岱鋼、亀井、立岡の3人のうち1人は必要なくなる。
(ん~~~~廣岡も候補になるか)


まぁ、中田のバッティングが完全に狂っているので、ファーストはナカジ、亀井、陽岱鋼と揃っているから、やはり元10番に預けて欲しいなという気持ちは強い。
急がば回れで、時間をかけてコンディション、メンタルも含めて下でリセットして、本当意味での天王山の時に復帰してくれる方が、このまま騙しだまし使うより遥かに良い)


メルセデスは良かったと思う、初回のピンチを坂本の好守備、吉川の渾身の送球でゲッツーにとって、以降は疲れている中でもテンポよく投げていた。9回を通じて、阪神打線を三者凡退に切って取ったのは、3回と5回のメルセデスだけなのだから、前日の高橋優と同じく虎キラーは健在だった。
前回のヤクルト戦でもあとひと踏ん張りで勝利を逃し、今回は7割がた手にしていた8勝目を手放すことになってしまった。こうなると、日程的にも2ケタ勝利に黄色ランプが灯る。


守備のミスから失点したことで、ブルペンも攻めの配球が出来なくなったのも痛い。
阪神投手陣がストレートでぐいぐい押してくるのに対して、こちらはどちらかというと変化球でかわすピッチング。
こういう展開では、仮に打たれたとしても力押しでいって、相手を威圧しないことには精神的な立場が逆転し、リードしているはずなのに気持ちの上で守りに入ってしまう
阪神打線も、「あ、かわしに来てるな?」って思えば、的も絞りやすくなるので、その中で失投が生まれれば打たれてしまうのは自明の理。


原監督の余裕からの隙と、ミスからの綻びで攻めの気持ちを失かったことが、今日の結果になった。


ま、そんなことは私が言わなくても現場が一番わかっているだろうから、次からは勝てる試合は全力で勝ちにゆき、ダメな時は無理をせずに諦める。なんて押し引きをやってくれるでしょう。
百戦錬磨の原監督も流れを渡すことの怖さを改めて思い出したと思うので、ここからは褌を締め直すのだろうと思う。


とはいえ、9月の大事なカードは、これまでは阪神がわの方が、プレッシャーでミスを連発していたように思うから、その点でも今年は本当に強いなと改めて感じた。次カードのヤクルトとの戦い方次第では、また走り出す可能性もあるので、単なる勝ち負けだけでなく、勢いと自信を与えてしまったかもしれないことは要反省。


まだ、対決は数多く残っているので、こちらももう一度立て直して、改めて挑戦するしかない。


今週は先発もブルペンも疲弊してしまったので、次のDeNAとの戦いは、しんどくなりそうだけど。復活の兆しを見せた菅野と山口俊の経験値に賭けて、勝ち越して欲しいなと思う。


(今シーズンは各チームとの大型連勝、大型連敗というのが例年にくらべて少ない、それは9回までというのも大きく影響して、本来なら勝ち負けつくところが引分けで終わるというケースが多いからだと思うけど、一見すると可能性の少ないBクラスチームも、例えば上位チーム相手に5連勝、6連勝なんてすると一気にわからなくなってくるので、ここからは下位チームがどこまで意地を見せてくるかってのが大事になってきそう)

パ・リーグも負けずに混戦で、めっちゃ面白い!

 

追記

若大将は今本当にイイ。3球連続スライダーの3つめが一番甘かったとはいえ、「舐めるな!」と言わんばかりのホームランはスカっとした。

100打点はもう見えているから、あとは40本クリアと2冠を絶対手に入れて欲しい。

追記2

中野は本当に振りがいいな・・・(子供たちのお手本にしたい)。松原や若林、廣岡もあれをお手本にしてくれれば、特に廣岡なんかパワーあるんだから、もっと確実に飛ばせると思うんだが

 

管理人:みんぐ
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