ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛 番外」いよいよキャンプイン!原監督の対談から見えてくる今季

随分とご無沙汰になってしまいました。
コロナは治まるどころか猛威を振るい、野球界にも色々と先の見えない困難をもたらせそうで、キャンプから開幕まで、心配事のつきない状態が続きそうです。


とはいえ、やはりこの時期になると、球春到来でワクワクしてくるのが野球ファン。
毎年、同じことを言いますが、ここから開幕までは、全ての球団のファンがポジり続けることのできる貴重な期間です。
当然、私は巨人がぶっちぎりで優勝し、日本一を奪還することしか想像していませんが(汗)、それを言いきれる根拠を探すことにやっきになってます(笑)


ってことで、遅くなりましたが、待っていた徳さんと原監督の対談から見えてきた、昨季の反省と今季への期待を私なりに考察したいと思います。


3年契約が終わり、次なる監督へのバトンタッチも予想されていた中で、新たに3年契約を結んだ原監督。
この対談だけでなく、他のメディアでも、新たなるスタートと発言されていましたが、そもそも3年前に高橋由伸監督から3度目の監督を引き継いだ時に、私が書いていた記事を読み返しつつ何を言っていたかというと、


優勝を取り戻すだけでなく、この先数年間の巨人を強くするために、選手以上にコーチを育てる期間に当てている・・・それがすなわち、新たな巨人のスタートになるというようなことを書いていました。それは、この3年間の試合レポートの中でもずっと言い続けていたことではありますし、恐らく間違ってはいないでしょう。
同時に、若いコーチたちによる若い選手たちの成長も睨んでのことではあったでしょうが、結果的には3年間で成し遂げることは出来なかった、だから、次なる指揮官へバトンを渡す前に、もう一度、組閣をやり直すという決断をしたのではないかと思っています。


新たな3年契約ですが、個人的には3年間勤め続けるというより、これでイイ!という形が出来たところで、その前に後を託すという事も充分にあり得ると思っていて、その対象が阿部になるのか、元木になるのか、はたまた違う人になるのかわかりませんが、今季は新ためて「ホップ・ステップ・ジャンプ」の”ホップ”だとおっしゃっていますが、2年で「ホップ、ステップ」が成し遂げられれば、ジャンプは後塵に託すという事もあり得るでしょうし、”ホップ”すら困難な場合は、責任を取るということも考えられるということで、2022年はこれから先の巨人にとって、大きく流れの変わる大事な年だと思っています。


もちろん、予想外に順調に変革がうまくゆき、予定よりも早く次なる指揮官へバトンタッチするくらい、右肩上がりになることを期待してます。


恐らく「若きコーチを育てる」という点においては、3年前と変わらずというか、より強くなった気がしています、あくまでも勝手な予想ですが、今季に関しては攻撃面で元木ヘッド、守備面で阿部コーチに託し、投手のやりくりに関しては、桑田コーチのお手並み拝見と、ゲーム前、ゲーム中にタクトを振るうのは、この3人が中心となり、原監督は結果に対しての責任を背負う覚悟をしているのではないかと、対談の中で感じました。


3年前に監督に復帰した時、縦割りのコーチを廃止して、例えば守備コーチでもバッティングのアドバイスをしても良いという、これまでにない垣根を取り払ったことを、個人的にはスゴイことだと評価していましたが、今回の対談の中で「逆風が吹いた時に機能しなかった」と明言していました。それはそれで一理あるでしょう、ただ、チームとしての方針、個々の選手へ求めるものの意思統一がコーチ間で出来ていれば、個人的には決してブレることは無かったのではないかと思います。
今季はキムコーチが阿部の進言でバッティングコーチに抜擢されましたが、例えば、村田は岡本に対しては的確なアドバイスは出来るかもしれないけれど、松原、吉川といった選手に効果的な助言が出来るとは考えにくいなど、教える側にも経験則に基づくキャラクタがあるわけで、一概に役割を固定してしまえば、その弊害も出てくるという疑念があります。


野球選手は職人の集まりですから、各々と得意分野があるわけで、責任を負うという点で、肩書は必要ですが、そこに捉われない縦割り排除の方針は、今後も続けて欲しいなと思ってます。


そんな中で、今季の巨人を占う上で、最もキーマンとなるのは、桑田コーチかなと


昨年の後半の失速は、投手5人でのやりくりがうまく行かず、中継ぎも含めて投手が崩壊したことに異論を唱える人は少ないと思いますが、そもそもの提案は宮本コーチで、命を受けた投手たちも声を揃えて「やります!」と言ったことに、原監督もうなづき決意したとこは、この対談のみならず他の報道でも明らかになりました。


結果が出なかったことは残念ではありますが、新たな試みとしてのチャレンジに、開幕前から取り組むのであれば、それはそれで楽しみではありますし、それが機能するところは見てみたいという期待もあります
今季に関しては、4人くらいは中5日で回したい、他をフォローする投手の登場に期待すると言ってましたが、候補となる投手は決して少なくないです。
そして、その4人に関しては、それが出来ないようでは、巨人のローテーションを守る投手では無いと・・・・桑田コーチとの対談でも、それに近い発言はありましたが、キャンプ前にそれを口にすることで、投手陣たちは、その中に割って入ろうと秋季キャンプ、自主トレから調整しているでしょうから、2/1からの仕上がりが楽しみになります。


今季は昨年の9回で終了から、12回までとルールが元に戻ったこともあり、投手陣の選手層が大きくチームの順位を左右することになるでしょう。
先発投手は最低130球をモットーとする桑田コーチの持論に、4人で中5日という相反する方針の中で、どのような運用がなされるのか興味は尽きません。


さらにコーチという点で見つめれば、
他球団から入団し、巨人で選手生命を全うした人だけでなく、二岡、駒田、ガッツなど他球団で現役を終了した選手を重要なポストに置いたことも大きく、過去の巨人ではなかなか無かったことだと思う。
(他にも名前をあげればキリがないほど)
原監督は巨人の伝統をしみこませながら、他球団を経験し、さらには苦い思いも味わった経験値を注入したいというようなことを言っていたけれど(純血ではないという言い方)外から巨人を見ていたからこそわかることはきっとあると思うし、巨人の選手として無くしてはいけないものもわかっているからこそのコーチングにも期待は大きい。


それらが完璧に機能するには時間はかかるかもしれないけれど、その歯車がかみ合った時に、どんな絵を描いてくれるのか、楽しみは尽きないし、その中にラミちゃんの名前も欲しかったなぁ~と個人的には思っているけれど、多分、この先の楽しみの中のひとつになるのではないかと密かに思ってる(汗)


最後に原監督が言った「指導者も含めて成長したい」


これが、今季からの3年間の巨人のテーマになるのかなと・・・


他にも、貴重な話やキーワードが出ていましたし、桑田コーチとの対談での「与四球」を減らすという部分にも触れたいのですが、全部言い切ってしまうと、次からのネタが無くなってしまので、今日はこの辺で


これまで充電した分、キャンプインからは、また試合レポート以外の記事を精力的に書いてゆきたいと思うので、また今年も皆さんお付き合いいただければ、嬉しいです。

 

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

 

にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
にほんブログ村