ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/14 巨人 3-2 広島 → 3カード連続勝ち越し!借金あと1個!

対 広島 11勝10敗0分 東京ドーム

勝利投手:クロール 7試合 1勝 0敗 1S
セーブ :大 勢 40試合 1勝 1敗 28S
敗戦投手:ターリー 28試合 1勝 2敗 0S

・投手リレー
巨人:シューメーカー→井上→高梨→クロール→大勢 捕手:大城
広島:大道→薮田→矢崎→ターリー→松本 捕手:磯村

本塁打
巨人:中田15号(四回2ラン)
広島:

日テレG+ にて観戦 解説:阿波野秀幸 実況:町田浩徳
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202208141index.html)
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シューメーカーに東京ドームで勝利投手にしてあげたかったなぁ~


というのが率直な感想ではあるし、もう1イニングくらい長く投げて欲しかったけど、ポランコのファインプレーに助けられたとはいえ、5回にピンチを作ってしまった事、球威、制球が落ちたから仕方ないか・・・


もともと井上の登板は予定通りだったようなので、リードしていようがいまいが、そこまでだったのかもしれない。


さて、井上だけど、もともと評論家の評価も高く、私もファームで見て期待MAXだった投手。
7月16日以来の登板となりますが、その時のブログが

「ジャイアンツ愛のみんぐ」7/16 巨人 4-11 広島 → 井上温大デビュー!また新たな若手が参戦!
https://ming-giants.hatenablog.com/entry/2022/07/17/071904


あの時は、ゲームが一方的に負けている状況の中での登板でしたが、3イニングを被安打1の無失点で、印象に残るデビューをしました。
彼もまた、手術後のリハビリからの復帰組。
昨日はトラックマンのデータを表示しながらの中継だったので、彼の良いところがより浮き彫りになりましたね。
縦振りのフォームから投げる彼のストレートは回転数もそうだけど、回転軸がかぎりなく12時に近い、だからボールが左右にブレることも少ないし、シュート回転も少ない。
150km/hを越えない速球ながら、打者から見れば、浮き上がってくるように見えて、タイミングが取れないのだと思う、しかも左投手だから尚のことやっかい。
あのビーフェイスからは想像できない、エゲつない球を投げます。


個人的には、あの回転軸は堀田にも見習ってほしい・・・ピッチャーの身体の使い方を考えれば、どうしても回転軸が斜めになるのは仕方ないことなんだけど、やはり理想は12時。以前も書きましたけど、ピッチャー志望の子供たちにピンポン玉を渡して、それに思いっきり回転をかけ、地面に向けて投げたボールが浮き上がる練習をさせたりしてますが、それも綺麗に縦に浮き上がることを意識して欲しいから。
(指先とスナップを如何に意識するかなので、家でも出来るし肩肘に負担がかからない練習法)


それが横から出来るのが大勢で、シュート回転が逆に武器になっているという、これまた稀有な投手。縦回転と横回転に極端な投手がいることで、投手力は上がるし、相手バッターは翻弄されるしで、良いことづくめなので、こういう特徴のある選手を桑田コーチにはどんどん育てて欲しいなと思ってます。


で、話はそれたけど、その井上は2イニング目にちょっと試練を味わいました、まだまだ課題もあるということで、それはそれで良いこと。フルカウントから菊地に投げたボールは球筋こそ良かったものの、コースが甘かった。
普通、フルカウントになると投手有利で打ちたい気持ちの強いバッターほど、ボール球でも手を出してしまうので、1塁が空いていたこともあり、ボール気味の変化球でもいいし、あきらかな高めのボールでも良かったような気がしますが、1、2の3で狙い打ってた菊地にやられてしまいました・・・

(打った菊池もさすがです)


それが同点弾となり、シューメーカーの勝利を消すことに繋がってしまったので、井上にとっては、手ごたえも感じつつ、課題ももらった登板となったことでしょう。
ただ、しっかり爪痕は残したと思うので、これから先、さらにレベルアップして我々ファンを喜ばせて欲しいなと思います。


高梨の連投は個人的に予想外でした


しっかり会話した上で、本人が行く!と言ったのでしょう。もともと高梨は最低でも60登板はしたいと言っているので、連投はウェルカムな選手だと思いますが、それでもさすがに投げすぎかなと
打者1人だけだったのがせめてもの救いですが、これから先、残り試合数を考えると、彼の存在がある無しでチームの勝敗は変わってくるだけに、とにかく今日は身体を休めて欲しいと思います。


8回の場面は、チームの盗塁王である吉川を代えてまで送り出した増田大。
これも、「走りますよぉ~」って公言しているようなものですが、そこで決めたのはさすがですね。作戦としてはランナー1塁で重信にバントさせるのか、盗塁させてから送らせるのかの2択だったと思いますが、ビハインドだったら安全を考えて前者でしたでしょうね。同点だったということ、広島のブルペン陣から2試合点が取れていないということもあり、強気に攻めたのだと思います。
結果的には警戒されまくっているなかで盗塁成功、さらにヤバかった(笑)ですけど重信も送りバント成功で、1アウト3塁という点の入りやすい状況を作り出すことに成功しました。
続く丸と中田がどちらも好調なことから、丸から逃げても中田がいるし、かといって丸ともまともに勝負出来ないという、相手にとって難しい状況を作り出したのは大きかった。


その丸が難しいボールをレフトへ運びましたが、あれ、無理やり引っ張って転がそうとすれば空振りするか、ヘタしたら内野ゴロ。浅い外野フライに備えて、前目に守っていたこともあってか、結果的にはタイムリーヒットとなり、勝ち越し点を手に入れました。


残すところは9回表だけだったので、リードすれば、躊躇なく大勢を送り出すシチュエーションですから、1点でいいから点を取りたいというベンチの思惑と、選手の動きが噛み合った場面だったかなと。
代えられた吉川は少し不満かもしれませんが、試合に勝利したことで、まぁ胸をなでおろしているのではないかと。


これで3カード連続の勝ち越しで、8月は8勝4敗。状況的にはカープの初戦もやりようによっては勝てていたはずなんで、本来なら借金返済して貯金1だったかもしれませんが、借金1にまでは減らすことができ、阪神が負けたことで単独3位に浮上しました。
ま、2位から5位までは日替わりで変わるでしょうから、やはり順位のことを気にしても仕方ありませんが、若手投手の頑張りと丸、中田がチームを引っ張ることで、何となく良い流れになっているのは間違いないでしょう。
ひところの暗黒トンネルは少し脱却したように見えますし、ベンチの雰囲気も明るくなりました。


明日は菅野の登板が示唆されてますし、キャプテンも戻ってくるようです。今、セ・リーグで一番勢いのあるDeNAと敵地で戦うことに不安はありますが、ここで1つでも詰められれば、分からなくなります。
ヤクルトが苦戦しているとはいえ、まだまだ高みの見物が出来る立場ではありますし、借金持ちが上を見るのはおこがましいと思っていますから、少しずつ完全体に近づいてゆく中で、じわじわと迫って行ければと・・・


ただし!


そのために、若手の機会を減らすことだけは反対です

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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