ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/4 巨人 2-0 阪神 → 原監督の采配がズバズバ決まる時は強い!

阪神 9勝14敗1分 甲子園球場

勝利投手:赤 星 29試合 4勝 5敗 0S
セーブ :大 勢 47試合 1勝 1敗 31S
敗戦投手:西純 11試合 5勝 3敗 0S

・投手リレー
巨人:赤星→クロール→鍵谷→高梨→大勢 捕手:大城→小林
阪神:西純→浜地→ケラー 捕手:坂本→長坂

本塁打
巨人:中田17号(七回2ラン)
阪神

BS朝日にて観戦 解説:岡田彰布 実況:山下剛ABCテレビアナウンサー)
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202209041index.html)
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このゲームは何と言っても7回ですね


これまで、吉川、中田、岡本、坂本はゲームの途中で代えることはあっても、丸だけは絶対にフルイニングをさせていたし、そもそも丸も広島時代は2ケタ盗塁は当たり前、最高29盗塁もしている選手で、決して足が遅いわけでは無い。
それでも、その丸に代走を出すということは「は~い、走りますからね~」と宣言しているようなもので、当然、相手バッテリーは警戒する。


原監督は


「持ち良くピッチャーに投げてもらいたくないというか、1割でも2割でも3割でもファーストランナーに少し気を取られてくれるようにということでしたが」


とコメントしているけれど、ここで点が入らなかった時のリスクを考えれば、思い切った作戦だったと思う。


こうなれば、当然、足を警戒してクイックになるし、ストレートの割合が増えるところなんだが、バッテリーが裏をかいた変化球を中田が見逃さず、一発で仕留めた。


これ、完全に四番の仕事です


失敗していたら、相手に流れが行ってしまったかもしれない中で、決断したベンチと、その期待に応えた四番、ベンチのムードは当然盛り上がりましたし、気持ち良かったことでしょう。見ていたファンも歓喜の瞬間ですし、1点ではなく、2点を取られたということで、当然、相手ベンチには大きなダメージを与えることに繋がります。


ここが勝負!と賭けに出る場面は、失敗すれば批判の的となり、成功すれば神采配と言われる難しい判断ですが、強い時の巨人は、これらの勝負がことごとくハマっていたわけで、先日の代走祭りと合わせて、ちょっと懐かしい気がしました
(それだけ、今シーズンは勝負手が裏目に出ることが多かった・・・(汗))


勝負を決めた四番の一発が岡本であったなら、さらに一体感は増したのでしょうが、今の岡本では、あの球を読み切ってスタンドまで持って行く洞察力はまだ無かったかもしれません。中田のスイングを見れば、いつもの豪快な形ではなく、ストレートも意識の中に置きながら、変化球と見るや「やっぱりね!」という感じでコンパクトに振りぬいている感じで、これはもう経験がモノを言う技だったなと。
(多分ですが、岡本だったらストレート一本に的を絞って、1、2の3でスイングして空振りだったと思う)


結局、巨人は3安打しか出来ていないわけで(相手は7安打)、それで勝利したのですから、ベンチと選手が一体になって掴んだ勝利と言っていいでしょう。


(3回のチャンスでキャプテンがタイムリーを打っていれば、もっと早くゲームは動いたかもしれませんが、そうそう打てるものでも無いですし)


先発の赤星は、インタビューで中継ぎの経験が生きたと言ってましたが、それを感じさせるピッチングだったと思います。丁寧に低め中心に投げつつ、ストレートも150km/h近く出ていましたし、6安打は許しましたが相手に点を与えることなく6回まで投げ切る形で、先発投手としての役割をこなしました
相性の良い相手だったということもあるでしょうが、これで4勝のうち3勝が阪神からですか?阪神キラーの誕生を思わせるかもしれません。


打たせて取ったことで、球数も少なかったから、スタミナ的にはもう少し投げられたかもしれませんが、パワーで圧倒する投手ではないこともあり、3回り目を何とか凌いだことでお役御免ということですね。
勝ちパを前日に温存したこともあるので、あとはお兄ちゃんたちに任せて・・・という流れだと思いますが、こちらの高梨、平内、大勢で来るという予想に反して、クロール、鍵谷というリレー出来ました。


こちらからは伺い知れない事情や理由があったのかもしれませんが、これは相手側もちょっと面食らったでしょうね。
先の勝負所と同じで、ここで失点でもして追いつかれようものなら、これまた大批判を浴びること間違いなしの決断ですけど、見事にハマったことで、ナイス判断ということになりました。


最終的には鍵谷を挟みながら、しっかり高梨にリレーして相手に隙を与えず、大勢に繋いで勝利したわけですから、文句をいう筋合いの無い勝利となり、3連勝が必須だったカードではありますが、1敗もせずに2勝1分けということで、土俵際でまだ粘っているという結果に終わったと言えるでしょう。


エース西に加えて、西純も攻略したとは言い切れず、ダブル西には苦労させられた今シーズンでしたが、ほぼ満員の甲子園球場で負けずに帰ってこれるのはチームとしてホッとしているでしょうし、残り試合の勢いに繋げなければいけませんね。


今週は東京ドームでの5連戦からの日曜のマツダです


ちょっと打線が沈黙しつつあるDeNA相手ですが、巨人戦となるとまた別人になるので、前日までの成績は全く当てになりません
、こちらは表ローテになりますから、とにかく1つでも借金を返して、気が付いたら阪神に追いついていた・・・という状況を作り出すためにも、1戦の集中力を切らさないように、何とか踏ん張って欲しいと願ってます。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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