ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」6/10 巨 10-6 ソフトバンク → ソフトバンクに勝つにはこれしかなかった

ソフトバンク 1勝1敗0分 PayPayドーム

勝利投手:大江 (3勝0敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:石川 (3勝3敗0S) 

・投手リレー
巨人:今村→大江→菊地→高梨→鈴木康→中川→大勢 捕手:大城→小林
ソフトバンク:石川→田浦→武田→甲斐野→大津→松本晴 捕手:甲斐

本塁打
巨人:坂本 8号(1回表ソロ)、大城卓 9号(4回表3ラン)、岡本和 15号(7回表2ラン) 
ソフトバンク:甲斐 5号(4回裏ソロ)、近藤 8号(7回裏2ラン) 

スポーツライブ+ にて観戦 解説:加藤伸一 実況:石黒新平
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230610_40028_1/)
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スポーツライブ+チャンネルの副音声。前日とこのゲームは「雑談魂コンビ」の上原と上田まりえがやるってんで、ず~っとそっちの音声で聞いてた。
文字通り、雑談のオンパレードでゲームの解説はわずかだったから、結局、録画した加藤氏の解説を聞くために、もう一度ゲームを見てしまったよ(笑)

でも、めっちゃ面白かった!!!!!


両チーム合わせて4本の花火大会、さらに ブルペンデーという事もあって、13人の投手が投げるという派手かつ総力戦のゲーム。


序盤からどっちに転ぶかわからない展開で、壮絶な戦いになりました。


ゲーム序盤の方は、観戦メモを見ると、まず、今村の立ち上がりに関しては、左バッターが多いソフトバンク打線に対して、アウトローのストレートの威力があったし、制球も良かったので、これを軸にすれば、まぁまぁイケるのではないかと書いていた。
実際、本人もこのチャンスでアピールして、先発に返り咲きたいと思っていただろうし、ベンチは二回りくらいを目途に考えていたようだけど、それを上回るピッチングをしようと、並々ならぬ思いでマウンドに上がったと思う。


ただ・・・ソフトバンク打線は甘くなかったです、3回の場面、周東の絶妙なセーフティは防げなかったにしても、中村に対して、2-2からの絶妙なフォークを振ってもらえなかったことがすべて。フルカウントになれば、多少、甘いところに投げざるを得ず、しかもカウントから周東は走っちゃう、そこに上手く合わせられての失点。


ここからリズムがくるってしまいましたね。


決してストレートも悪くないし、フォーク、カーブという武器もある今村ですが、ここからもう一度、花を開くには何が必要だろうか?って思いながら見ていました。
過去には弱気になると四球を連発するメンタル面を指摘されていましたが、今はそこまで弱くないように見えます。左で150km/hオーバーの投手が当たり前の時代になりましたが、それでも140km/h後半を投げられるのは大きな武器、緩急を使えるカーブもあるし、フォークも悪くない。投げっぷりも昔に比べれば豪快になりました。


あと、足りないものは何だろうかとつい考えてしまいます。


このゲームでも一球ごとにタイミングを変えるなど、器用なところも見せていましたし、本人なりに工夫はしているようですけどね。横川のようにフォームを変えることで、可能性を見せる投手もいますから、ここから何かを変えればひと化けすると思いますが、サイドへの転向と言っても左のサイドは巨人的にはお腹いっぱいですし、年齢的にもここから球威を上げてゆくのはしんどい
新たな球種を手に入れるか、フォーム改造ってことになるんでしょうね。
個人的にはチーム内には杉内という、140km/h前半のストレートでも奪三振を取ったお手本がいるわけですから、杉内道場に入門して、脱力からのキレのあるストレートと、チェンジアップの習得、もしくはカーブの精度向上をはかって欲しいですし、左バッターのインコースをどんどんつけるようなストレートの制球力を手に入れて欲しい。
身長からしても高低で揺さぶるタイプではないと思うので、左右、もしくは緩急を巧みに使えるような、そんなピッチャーでいてくれることを期待しています。


あれ?昨日の横川に続いて、今日は今村の話で随分と引っ張ってしまいました。


ゲームの話に戻ると、最終的にヒーローになったのは梶谷でしたが、個人的な一番のポイントはやはり大城の一発と、そのあとの連打でしょう

これ見ちゃうと、やっぱり大城使いたくなる気持ちはわかる


坂本の先頭打者ホームランで先制を奪ったものの、3回にあっさり逆転され、しかも1-3。前日の嫌な空気がベンチを覆いそうなところで、岡本の死球、丸の粘りのヒットでランナーが二人。2アウトとなりながら、ここで一発が出たらスゲーよなぁ~って思っていたところでの3ラン。石川のパワーカーブを初見で打つのは厳しいし、そっちに気を取られると他の球種に手が出ない・・・って思っていたところで、抜けた変化球を一発で仕留めましたね。


まさか本当に一発が出るとは思わなかったので、嬉しい逆転打になりました。


ただ、私が本当に注目したのは、そのあと


相手の動揺を見逃さず、中山のヒット、重信も冷静に四球、2アウトからチャンスを作っての坂本、梶谷の技ありのタイムリー。
2アウトから5点を奪い、リードしたのが大きかった。


ここからは互いに点を取り合う展開になりましたが、中盤で逆転したことで、相手の中継ぎの順番を多少は狂わせることが出来たと思いますし、慌てさせた部分もあるでしょう。

秋広に代打が出てしまったのだけが残念でしたが、キャプテンにも一発が飛び出し、13安打で10点。効率の良い点の取り方が出来た証明で、12安打で6点のソフトバンクとの差がそこに出ました。


投手リレーはマシンガンに近い継投になってしまいましたが、セーフティリードとは言えない展開でしたから、これはしょうがないし、週の前半に先発が頑張ってくれたことで、僅かに余裕がある状態でしたから、総動員になるのは想定内
中でも回跨ぎをした中川は良かった頃を思わせるピッチングで、大勢にうまくバトンを繋いだと思います。


セーブシチュエーションでは無いですが、大勢の登板は順当。相手の攻撃の芽を摘み取り、翌日へ繋がるような攻撃をさせなかったのは良かったです。


このゲームは打ち勝つしかなかったので、その通りの展開に持ち込めたのは大きな勝利でした。
終わってみれば、甲斐、近藤、大城、岡本と侍戦士4人のホームランが飛び出すという、代表戦士による競演で見ている側も楽しめたと思いますし、打ち合いなのに息詰まるという緊張感のある戦いでした


甲斐が打点を挙げた時の30連勝というジンクスもストップさせることが出来ましたし、3連敗を心のどこかで覚悟しての戦いだったので、余計に嬉しい勝利です


さて、今日は満を持しての菅野の登板


正直、期待よりも不安の方が大きい状況ですが、ここで菅野が勝利してくれたら、チームにとって何よりも大きな1勝となり、今後の巻き返しの狼煙を上げるには最高
ファームでの調整登板でも長いイニングは投げていないですし、無失点で無双するというピッチングでは無かったので、6回3失点 or 5回2失点 でおさめてくれたらOKくらいでベンチも見ているでしょうから、また、中継ぎ勝負になる展開になりそうです。


ブルペンの厚みはやはりソフトバンクの方が上なので、出来るだけ勝ちパを出させない展開、つまり、出来れば2点くらいリードしている状態を中盤までに作り出したいです。


予想に反して菅野が好調で、7回くらいまで投げてくれれば最高ですし、本人もそのつもりでマウンドに向かうでしょうけど、まずは今季初登板ですから、状態を確かめつつ、本人も回りも納得できるような結果で終わって欲しいですね。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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